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アクロポリスとは?意味とギリシャ・トルコの有名な世界遺産遺跡を歴史とともに紹介

更新日:2023.04.05

投稿日:2022.07.12

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ペルガモン アクロポリス トルコ

アクロポリスをご存知でしょうか?世界史に関心がある人なら、古代ギリシャ人が都市国家を多数建設し、民主政治を行ったことを知っているかもしれません。その要となったのが、アクロポリスです。

今でもギリシャでは、首都・アテネを中心にたくさんのアクロポリスの遺構を見ることができます。そして、実はトルコにもアクロポリスの遺構はあるのです。そこで今回は、アクロポリスの意味と、関連してギリシャ・トルコの世界遺産を歴史とともに紹介しましょう。

アクロポリスとは

ペルガモン遺跡 世界遺産 アクロポリス

アクロポリスとは、「高いところ/城市/成山/平地内の孤立した丘」を表す言葉です。

古代ギリシャでは、市民が自立した都市国家を形成し、民主政治を行っていました。この都市国家のことを「ポリス」と呼びます。

ポリスでは、中心となる丘の上に神殿が建てられました。神殿では宗教的な儀式、神事を行います。そして、神殿の近くに砦が建てられ、さらにこれらを取り囲むように城壁が作られました。城壁があることで、敵の侵入を防げる要塞としての役割も果たしていたのです。これらの神殿や砦、城壁を総称してアクロポリスと呼んでいます。

詳しくは後述しますが、ギリシャの首都・アテネに遺構として残っているアクロポリスが特に有名です。なお、アクロポリスの麓には、市民が集会を開いたり、取引をしたりする広場(アゴラ)が設けられました。アクロポリスが宗教的・軍事的な要であるとすれば、アゴラは政治的・経済的な要であったと言ってよいでしょう。

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世界一有名なアテネ(アテナイ)のアクロポリス(ギリシャ)

アテネ アクロポリス

アクロポリスの中でも、世界で一番有名なのはアテネのアクロポリスでしょう。ギリシャの首都・アテネの郊外にある高さ156メートルの丘の上に建っています。登るとアテネ市街が一望でき、観光スポットとしても人気です。

現在のアクロポリスの原型となる要塞の壁は、紀元前13世紀に建てられました。以来、多数の宗教的儀式が執り行われてきましたが、紀元前480年にはペルシャにより建造物が破壊されるという悲劇にも見舞われています。しかしその後、政治家ペリクレスの指導の下で再建が行われ、現在にも残る美しい建物群へと生まれ変わったのです。その歴史的・建築的重要性を鑑み、1987年にはユネスコ世界遺産にも認定されました。

ユネスコ世界遺産ページ:https://whc.unesco.org/en/list/404/

パルテノン神殿

アクロポリス アテネ パルテノン神殿

パルテノン神殿とは、アテネのアクロポリスの中にある神殿の1つです。アテネの守護神・アテナイを祀っています。15年の歳月を経て紀元前432年に完成しました。その後、ローマ帝国時代にはビザンチン教会、オスマン帝国時代にはイスラム教寺院として使われています。しかし、1687年にヴェネツィア共和国軍による攻撃により大破しました。

その後、1983年からギリシャ政府による修復プロジェクトが進行しています。

エレクティオン神殿

アテネ アクロポリス エレクティオン神殿

パルテノン神殿の向かいにはエレクティオン神殿が建っています。紀元前407年前に完成した、アテネのアクロポリス内にある神殿の中では最も新しい神殿です。神話によれば、女神アテナと海神ポセイドンがアテネの守護神の座を巡って争った場所が、このエレクティオンでした。

エレクティオン神殿には、当事者であったアテナやポセイドンに加え、火と火事の神・ヘファイストス、最高神のゼウスなど、さまざまな神が祀られています。

ギリシャ神話のあらすじ解説!十二神や英雄、怪物もまとめて紹介

アテナ・ニケ神殿

アクロポリス ギリシャ アテナ・ニケ神殿

アテネのアクロポリスの入口・プロピュライアの南にある神殿です。ギリシャ神話における勝利の女神・ニケを祀っています。紀元前424年に建築家・カリクラテスが建設しました。幅5.4m、奥行き8.3mの小さな神殿です。

この神殿に置かれていたニケ像には逸話があります。本来、ニケは有翼の女神ですが、神殿に祀られていた木製のニケ像には翼がありませんでした。「勝利が永遠にアテネから逃げないように」と市民が翼を切り落としたためです。

プロピュライア

アテネのアクロポリスの入口に設置されている門です。紀元前437年から432年にかけて、メンシクレスによって建築されました。門といっても、向かって左側(北)の部屋には絵画を飾れる部屋もあった、非常に立派なものです。このことから「画廊(ピナコテケ)」という通称でも呼ばれます。なお、ビザンツ時代には大主教の邸宅として、トルコ支配下では軍指揮官の邸宅としてなど、要人の邸宅としても使われてきた歴史があります。

ディオニソスの劇場

アテネ アクロポリス ディオニソス劇場

アテネのアクロポリスの南側に位置する劇場です。古代ギリシャにおいては演劇が人々の娯楽の1つでした。ディオニソスの劇場でも、アテネ三大悲劇詩人のアイスキュロス・ソフォクレス・エウリピデスや、喜劇詩人アリストファネスの作品が数多く上演されています。なお、酒と演劇の神・ディオニソスの神域に建てられた劇場であることが名前の由来です。当初は木造の劇場でしたが、紀元前4世紀に改築され、大理石造りになったと言われています。

トルコにもある!アテネ以外の有名なアクロポリス

実は、アクロポリスがあるのはギリシャ・アテネだけではありません。トルコを含め、世界各地に貴重なアクロポリスの遺跡が現存するのです。ここでは、トルコのアクロポリスの中でも特に知名度が高いものを2つ、紹介します。世界史に関心がある人はもちろん、そうでもない人も、トルコを訪れた際は足を運んでみましょう。

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ペルガモンのアクロポリス

ペルガモン遺跡 世界遺産 トルコ

トルコ西部のエーゲ海地方に、ベルガマという街があります。かつてはペルガモンという名前だった、アッタロス朝の首都です。羊皮紙発祥の地であり、文化・政治・科学の中心地としても栄えました。ペルガモンにおいても、標高335メートルの丘の上にアクロポリスが建っています。中心となるトラヤヌス神殿はもちろん、ゼウスの神殿、劇場、柱廊、ギムナジウム、祭壇、図書館などが今も遺構として残っています。

歴史的に重要な意味を持つ建造物として、2014年に世界遺産への登録を果たしました。そのため、世界中から多くの観光客が訪れます。ちなみに、出土品のほとんどはドイツ・ベルリンにあるペルガモン博物館にあるため、ここでは見ることができません。しかし、アクロポリスからはベルガマ市内が一望できる上に、以下で紹介する貴重な建築物の遺構を堪能できます。歴史のロマンが感じられる場所に行きたい、という人はぜひ足を運びましょう。

トラヤヌス神殿

ペルガモン トラヤヌス神殿

ペルガモンのアクロポリスの中心となる神殿です。名前はネルウァ=アントニヌス朝の第2代皇帝・トラヤヌスにちなんでいます。第3代皇帝のハドリアノスが前皇帝であるトラヤヌスをしのび、紀元2世紀半ばに建設しました。周囲が列柱に囲まれているコリント式の建築物です。今では残っている数本の神殿の柱と北回廊しか見られません。しかし、青い空に白い大理石の柱や回廊がとても良く映えるので、訪れた人たちには撮影スポットとしても大変な人気を博しています。

ゼウスの祭壇

ゼウスの大祭壇 ペルガモン ベルガマ

ペルガモンのアクロポリスには、ギリシャ神話における最高神・ゼウスを祀った祭壇も存在しました。5段になったクレピドーマ(神殿の基壇のこと)が建ち、その土にフリーズ(小壁)の土台、そして見事な浮き彫りに飾られた高さ2mのフリーズがあり、その上にドーリア式の回廊が取り巻くという、大変豪華な造りだったようです。しかし、発掘された祭壇は、現在はドイツ・ベルリンのペルガモン博物館に飾られているため、ペルガモンで見られるのは正確には「祭壇跡」となっています。

扇形の劇場

ペルガモン 劇場

すでに触れた通り、古代ギリシアでは演劇が人々の重要な娯楽として親しまれていました。古代ローマにおいてもそれは変わりません。ペルガモンのアクロポリスの中にも、扇形の劇場が残されています。急斜面に建っている座席は合計で82段もあり、約1万人が座れるかなり大規模なものでした。観光で訪れる場合でも、座席に入って街を眺められますが、なかなかの絶景です。ただし、かなり急なので、滑らないよう足元に注意しましょう。

ディオニソス神殿

扇形劇場の端にあるのが、ディオニソス神殿です。豊穣と葡萄酒と酩酊の神であるディオニソス(別名バッカス)を祀るために建てられました。実は、ディオニソスと演劇は深い関係を有しています。演劇自体がディオニソスに捧げる儀式にルーツを持つものです。そのため、上演前に犠牲を捧げる神事を執り行うべく、神殿が劇場に併設されているのは珍しくありません。大理石でできた立派な神殿でしたが、今では一部を残すのみとなっています。

図書館

ペルガモン 図書館 羊皮紙

図書館の遺構も、ペルガモンのアクロポリスにおける見どころの1つです。なお、この図書館はエジプトのアレクサンドリア図書館に次ぐ大きさを誇ります。

ペルガモンは羊皮紙発祥の地ですが、実は図書館の存在が深くかかわっています。図書館の大きさを越されることを恐れたエジプトは、ペルガモンにパピルス(紙の原料)を輸出しなくなりました。しかし、ペルガモンの人たちは羊の皮に文字を書くことを思いつき、それが羊皮紙へとつながっています。

世界遺産ペルガモン(ベルガマ)の古代遺跡とは?トルコの人気観光スポット紹介

アッソスのアクロポリス

アッソス アクロポリス

エーゲ海沿岸都市、チャナッカレから南に85キロの位置に、べフラムカレという小さな街があります。その街に隣接したアッソスにも、かつてアクロポリスがありました。

アッソスは隣のレスボス島から移住してきたギリシア人が建設した街です。紀元前6世紀にはリディア王国の統治下にあり、その後紀元前530年にはアテネ神殿が建設されています。長道が13本、短道が6本の柱が並ぶ細長い建物で、土台床は今でも見ることが可能です。

他のアクロポリスのように、周辺には集会所(アゴラ)や競技場、劇場も作られました。かなり荒れてはいるものの、今でもこれらの施設の廃墟がアクロポリスの床の斜面にそって残っているのを見られます。

なお、アッソスの発掘調査は19世紀後半に始められました。アテネの神殿のレリーフをはじめとする発掘品は、イスタンブール考古博物館やパリの博物館に展示されています。

アッソスはトルコの穴場観光スポット!地中海に残る古代都市遺跡

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現地でしか味わえないロマンを体験して

ペルガモン アクロポリス

ここまでギリシャやトルコのアクロポリスについて説明してきましたが、文章では魅力をすべて伝えきることはできません。文字にできない魅力や歴史のロマンは、ぜひ現地に行って感じてください。

ただし、トルコのアクロポリスは都市部から離れたところにあるため、自分たちだけで向かうのはややハードルが高いでしょう。安全・安心な旅をするなら、現地に詳しい旅行会社のツアーを利用するのがおすすめです。

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