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ボスポラス海峡とは?クルーズの見どころと夢のトンネル、日本との関係

更新日:2023.04.05

投稿日:2022.09.29

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ボスポラス海峡 イスタンブール

バカンスの旅先として人気のトルコ。古くから交通の要衝として栄え、東西文化の交流地点として独自の文化を形成してきた国です。トルコ最大の都市イスタンブールの観光スポットはいろいろとありますが、特にボスポラス海峡周辺には魅力的なスポットが集まっています。ボスポラス海峡を渡るクルーズツアーは、一度にさまざまな観光地を巡ることができるとあって大人気です。

そんなボスポラス海峡の歴史や魅力、おすすめの観光スポットを詳しく説明していきます。

ボスポラス海峡とは?

ボスポラス海峡

ボスポラス海峡とは黒海とマルマラ海を結ぶ海峡で、その長さは全長約30kmにも及びます。ボスポラス海峡を挟んで西はヨーロッパ、東はアジアであり、古くから両エリアの交わる場所として栄えてきました。ボスポラス海峡にまたがるトルコ最大の都市イスタンブールは、アジアとヨーロッパに属する世界唯一の都市です。

東西文化の交わるイスタンブールには、独特の雰囲気が醸成されています。見どころの多いこのエリアの観光はクルーズツアーが便利です。針葉樹や広葉樹が混じり合う沿岸の風景は、まるで異世界に迷い込んだかのような絶景です。いまでも海上交通の要衝であり、その貿易流通の機能を強化するためにイスタンブール運河の建設計画が始められています。

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ボスポラス海峡の名前の意味と由来

ボスポラスとは「雌牛の通り道」という意味です。これはギリシア神話にその由来となる話があります。全知全能の神、ゼウスの妻ヘラは夫のお気に入りである若い娘イオに激しく嫉妬していました。ゼウスはイオを助けるため、その姿を牛に変え逃がそうとしますがヘラはそれに勘づき、虻をけしかけます。イオはヘラの攻撃から逃れるために海を泳いで渡り、その跡が海峡になったといわれています。

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ボスポラス海峡の海流は複雑になっている

イスタンブール オルタキョイ

ボスポラス海峡の長さは31.7km、深さは平均70mです。幅は最も狭いところで660m、最も広いところで4.7kmとなっています。そこを流れる海流は世界でも有数の海流速であり、また上下で異なる海流が流れる複雑なエリアになっています。

具体的にはマルマラ海から黒海へ流れ込む塩分濃度の高い海水は底の方を流れ、黒海からマルマラ海へ流れる海流は海峡の表面を流れています。その違いが黒海の支流であるボスポラス海峡の複雑な海流を生み出しているのです。

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アジアとヨーロッパの境界線は、ボスポラス海峡とダーダネルス海峡の2つ

チャナッカレ1915橋 ダーダネルス海峡

黒海からマルマラ海へ流れた海流は、そこからダーダネルス海峡を通ってエーゲ海へと抜けていきます。この2つの境界付近では近代以降、黒海から地中海進出を狙うロシアとそれを阻止したいオスマン帝国との間で激しい争いが繰り広げられました。

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19世紀の前半には軍艦の航行を巡って条約や協定の締結と破棄が繰り返し行われ、1841年以降は各国の軍艦の航行が全面的に禁止されました。しかし、第一次世界大戦後に締結されたセーブル条約で再び封鎖が解かれるなど、交通の要衝ゆえに激動の歴史を経験しています。

現在では、1936年に締結されたモントルー条約により、商船の自由航行は認められている一方で黒海沿岸国以外の軍艦の航行は制限されています。

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ボスポラス海峡を、クルーズ船で観光しよう!

トゥルヨル ボスポラス海峡クルーズ

そんなめまぐるしい歴史の移ろいを表わすように、ボスポラス海峡の両沿岸には歴史的な観光名所が点在しています。すべてを堪能したいと思うなら、一度にたっぷり楽しめるクルーズ船でのツアーがおすすめです。

特に、TURYOL(トゥルヨル社)のショートクルーズはおよそ1時間半でボスポラス海峡を回れるツアーになっており、効率的に観光スポットを楽しめるとあって人気です。チケット売り場はエミノニュ広場の中にあり、10~18時までの間、1時間に1本以上のペースで出発しています。旅の予定に合わせて柔軟にツアーを選べて便利ですが、天候によってスケジュールは変更になることがあります。

ここからは、クルーズツアーの見どころを詳しくご紹介していきます。

金角湾・ガラタ橋・ガラタ塔

ガラタ塔 ガラタ橋

エミノニュ桟橋を出たクルーズ船は、まずボスポラス海峡の西南出口に位置する金角湾を通ります。19世紀以降、新市街として開発された美しい街並を見ながら進んでいくと、すぐにガラタ橋が見えてきます。

ガラタ橋は旧市街と新市街を結ぶ橋で、2層構造になっており下にはレストランが軒を連ねています。上は車や路面電車が走っており、歩行者は上下のどちらも歩くことが可能です。そして、ガラタ橋の後ろには新市街のランドマークであるガラタ塔が立っています。

ボスポラス大橋

ボスポラス海峡 ボスポラス大橋

ボスポラス海峡にかかるボスポラス大橋も注目ポイントです。ボスポラス大橋は1973年に第一、1988年に第二、そして2016年に第三が建設されました。それぞれ長さは全長1,560m(中央支間長1,074m)、全長1,510m(中央支間長1,090m)、全長2,164m(中央支間長1,408m)になっています。一般的なクルーズツアーの場合、第一ボスポラス橋をくぐって第二の手前で折り返します。

3つの橋のうち、第二ボスポラス大橋は日本ともゆかりの深い橋です。実は、この橋は円借款を活用して架けられた橋で、日本企業が建設を行ったのです。1999年にイズミール大地震が起こったトルコは日本の高い耐震技術に注目し、その後第二ボスポラス大橋を含む4つの橋の補強工事も日本に依頼しました。

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ドルマバフチェ宮殿

ドルマバフチェ宮殿 トルコ イスタンブール

1856年に建設されたドルマバフチェ宮殿は、当時のスルタンがトプカプ宮殿から移り住居とした宮殿です。オスマン帝国の年間税収のおよそ4分の1をつぎ込んで建築されたと言われるこの宮殿は、バロック様式とオスマン様式とが混在しているのが特徴です。

内部には東西それぞれの豪華な調度品や芸術品が配され、その唯一無二の美しさを際立たせています。現在は迎賓館として使用されており、一般の観光客も見学可能です。ちなみに、市街を船で移動できるように正門が海側にあります。この景色は船だからこそ見られるもので、クルーズツアーの見どころのひとつといえます。

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ベイレルベイ宮殿

ベイレルベイ宮殿

ドルマバフチェ宮殿と同時代に建てられたベイレルベイ宮殿は、スルタンの夏の離宮として使用されました。ドルマバフチェ宮殿と同じくバロック様式とオスマン様式の両方を取り入れた建築様式であり、随所にその美がちりばめられています。

庭園は非常に広く、海峡からの風が吹き抜ける構造になっており、避暑地として過ごしやすい工夫がされているのが特徴です。現在は博物館として一般に開放されており、庭園を含め自由に散策できるようになっています。

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ルーメリ・ヒサル

ルーメリ・ヒサル

ルーメリ・ヒサルはボスポラス海峡の監視のために建てられた要塞です。ボスポラス海峡の貿易を制限し西の大都市コンスタンティノープル陥落させるため、オスマン帝国のメフメト2世が造設を命じました。

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約1万人の労働者たちがわずか4カ月で完成させたといわれており、要塞の名にふさわしく頑強な壁に取り囲まれています。メフメト2世に仕えていた高官たちが次々と要塞内に塔を建て、大小16ある塔にはその名前が付けられています。

かつてイェニチェリ(オスマン帝国の歩兵軍)のモスクがあったところに今では野外ステージが置かれ、さまざまなイベントが開催されています。夜になるとライトアップされるので、ナイトクルーズにぴったりです。

アナドル・ヒサル

アナドル・ヒサル

アナドル・ヒサルは、メフメト2世の曾祖父ベヤズィット1世が14世紀末に築いた要塞で、ボスポラス海峡の幅が狭くなる部分のアジア側に位置します。1452年、メフメト2世によって拡張され、ルーメリ・ヒサルと対になって海峡の監視に利用されました。ルーメル・ヒサルは度々修復されてきましたが、アナドル・ヒサルはそのまま維持されています。

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皇子達の島(Adalar)

イスタンブールから約20km、マルマラ海の南東に浮かぶ9つの島からなる「皇子達の島」。元々は王位継承権争いに敗れた王子や皇帝の兄弟を幽閉しておくための島でしたが、今では別荘や高級住宅が立ち並ぶ美しい島になっています。

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4つの有人島と5つの無人島からなり、シルケジから出るフェリーが有人島に停泊します。古くは「人々の島」と呼ばれ、ビザンティン時代になると島に多くの修道院が建てられるようになり、「僧侶達の島」と呼ばれるようになりました。また、岩の鉄錆びを見て地元民は「赤の島」とも呼びます。

オルタキョイモスク

オルタキョイモスク

イスタンブールの新市街にあるオルタキョイは、アクセサリー店やかわいい雑貨店があったり、若手芸術家のアートギャラリーがあったりと活気のある街です。観光客だけでなく地元の若者にも人気での街で、週末は多くの人でにぎわっています。

なかでも注目は、オルタキョイ・ジャーミィというモスクです。ネオバロックという様式で作られており、旧市街のモスクとは違った雰囲気があります。沿岸に建てられているので、クルーズ船からもその姿を見ることができるでしょう。

日本が建設に協力した、ボスポラス海峡海底鉄道トンネル

最大幅4.7kmという広大なボスポラス海峡は、ボスポラス大橋がかかるまでは船でしか行き来できませんでした。3つの大橋のおかげで車での往来も可能になり、それに加え2013年には海底鉄道トンネルが開通しそこに地下鉄が走るようになりました。フェリーでは30分かかっていた海峡間の移動が、今では4分にまで短縮されています。

この地下トンネルの構想は19世紀半ばにすでに設計図ができていたと言われており、「トルコ国民150年の夢」と称される一大プロジェクトでした。深さ60m、総延長13.56kmのこのトンネルの建設を主導したのも実は日本企業です。大成建設グループが約10年の歳月をかけて実現させました。開通式典には安倍晋三元首相も出席しています。

海峡間を走る路線はマルマライ線と呼ばれ、地下駅としてはユスキュダル駅、シルケジ駅、イェニカプ駅が建設されました。

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クルーズ船でボスポラス海峡を満喫しよう

シェヒル・ハットゥラル

アジアとヨーロッパの境界線であるボスポラス海峡は、その地理的な価値から激動の歴史を経験してきました。両岸にはその歩みを示すように歴史的な建造物や宮殿が並び、訪れる人の目を楽しませています。

あちこちに点在する名所も、クルーズツアーなら一度にまとめて見ることができ効率的に旅が楽しめます。1時間半程度のショートクルーズでもじっくり堪能できますので、ぜひ旅のプランに組み込んでみてはいかがでしょうか。

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