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ケメルは隠れた地中海のリゾート地!海と山が楽しめるトルコの観光名所

更新日:2023.02.28

投稿日:2022.11.13

Views: 645

アンタルヤ ケメルビーチ トルコ

トルコ語では地中海のことを「アクデニズ」(=白い海)と呼びます。その地中海沿い、トルコ屈指のリゾート地であるアンタルヤからほど近い場所に「ケメル(Kemer)」という名の小さな町があります。

このケメルにもアンタルヤ地方を代表する美しいビーチがあり、夏には多くの観光客がバカンスに訪れます。地中海リゾートは「トルコのリビエラ」とも称され、大小さまざまな町があり、どの町もそれぞれの魅力を持ち合わせています。

ケメルにはどんな魅力があるのか?あまり知られていないケメルについて詳しく紹介します。

「ケメル」ってこんなところ!

ケメル トルコ

「ケメル(Kemer)」はトルコ随一のリゾート地「アンタルヤ(Antalya)」から海岸沿いを南西に40kmほど走った場所にあります。アンタルヤ地方は年間300日が晴天となり、特に夏のシーズンになるとトルコ国内だけでなく、ヨーロッパ各地からも多くの人々がバカンスに訪れる場所となっています。

ケメルはアンタルヤと比べると小さな町なので、人が多いアンタルヤからやって来るととても静かに感じます。

そんなケメルにも透明度の高い美しいビーチがあり、アンタルヤと比べてこじんまりとしていることから、喧騒から逃れてゆっくりと過ごしたい旅行者にとっては人気のある場所です。海岸沿いにはロマンチックなホテルが並び、ケメルにはお手頃なペンションや宿も多いので、ケメルをベースにアンタルヤ周辺を観光する旅行者も少なくありません。

1960年代までケメルへは陸路で移動できるような道路は無く、ボートでしかアクセスできませんでした。しかしその後に道路が建設されると、1980年代からはケメルはリゾート地としても発展していきました。

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ケメルまでの行き方

アンタルヤ国際空港

ケメルはアンタルヤから40km離れた場所にあります。最寄りの空港はアンタルヤ空港です。

アンタルヤ空港はトルコで3番目に利用者数の多い空港となっており、イスタンブール他各所から国内線を利用して行くことができます。イスタンブールから国内線を利用した場合の所要時間は1時間15分ほどです。

アンタルヤからケメルまでは陸路で移動しますが、アンタルヤ空港からは直接行くことができないため、先ずはアンタルヤ市街へ行き、アンタルヤ市内のオトガル(バスステーション)でケメル行きのバスに乗り換える必要があります。

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市バス

6時20分~00時00分の間、10分に1本(早朝と夜間は20~30分に1本)の間隔で運行しています。所要時間は約1時間30分、料金は6.7TLです。

乗車の際はアンタルヤカード(チャージ式のICカード乗車券)が必要です。アンタルヤカードの発行には11.5TLが別途かかります。

ドルムシュ(ミニバス)

6時30分~22時15分の間、20分に1本の間隔で運行しています。所要時間は約1時間、料金は27TLです。

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ケメルのおすすめ観光スポット

ムーンライトビーチ

ケメル ビーチ

夏にケメルを訪れるほとんどの観光客の目的が「ムーンライトビーチ(Ayısığı plajı)」になります。「アンタルヤでビーチといったらまずはここ!」とも言われる人気のビーチで、入り組んだ湾のような海岸がクロワッサンのような形をしているのが特徴です。

ムーンライトビーチは砂浜ではなく小石が広がっているので裸足で歩くには辛くビーチサンダルなどが必要になります。しかし、砂浜ではないからこそ海の透明度がさらに際立ち、透き通ったターコイズブルーの海を体験することができます。

ビーチでのんびりするのももちろん、バナナボートやパラセイリングなどのマリンアクティビティも充実しているので、アクティブに楽しむこともできます。

ムーンライトビーチは「ムーンライト公園」内にありますが、公園内にはビーチ以外にもビーチバーやプールなどのアクアパーク、ナイトクラブなどもあり昼夜常に賑わっています。夏の明るい雰囲気を楽しみたい方にはおすすめのビーチです。

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タフタル山(オリンポス山)

タフタル山 ケメル

ケメルと一緒に訪れたいのが「タフタル山(Tahtalı Dağı)」(=別名オリンポス山)です。ケメルのビーチからも望むことができるタフタル山は古代、神々の山を意味するオリンポス山とも呼ばれていました。

タフタル山の標高2365mとなりますが、山頂まではロープウェイで一気に上がることができます。地上から山頂までは約10分間となり、壮麗な山々と地中海の姿を眺めながらの空中散歩を楽しむことも出来ます。

タフタル山ではハイキングやウォーキングを楽しむことができますが、近年人気があるのが、山頂からのパラグライティングや絶壁の上でのスリリングな逆バンジーといったアクティビティです。どちらもとてもスリリングな体験ができるとして人気があります。

また、タフタル山の山頂は11月から5月末あたりまで雪が積もり、冬になるとスキーリゾートへと様変わりし、冬でも人気のある観光スポットです。春は雪が積もる山頂から海水浴ができる地中海まで一気にパラグライディングが出来るので、一度に2つの季節が味わえます。

頂上にはレストランもあるのでアクティビティに参加しなくても、食事を取り、ホットワインやスープなどの温かい飲み物を飲みながら絶景を楽しむこともできます。

なお、夏でも山頂は10℃を下回るので、訪れる際は防寒着の準備をお忘れなく。

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タフタル山への行き方

タフタル山はケメルの町から車で40分ほどの場所にあります。ケメルの各ホテルまたはケメルの町中にあるロープウェイのオフィスからロープウェイ下の駅まで送迎バスが運行されています。

アンタルヤからの往復プランもあり、アンタルヤの観光案内所でロープウェイのチケットを買うこともできます。

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ケメルはギリシャ神話の怪物キマイラ伝説の地

アンタルヤ ヤナルタシュ トルコ

ケメルはホメロスの作品「イリアス」に登場する「怪物キマイラ」の住処だったと言われています。

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怪物キマイラとは、頭がライオンで、胴体はヤギ、尾は大蛇という恐ろしい姿をしており、さらには口から炎を吐く生き物で、その昔リキア地方(アンタルヤ県一帯の古代の地名)を荒らしまわっていたそうです。

このキマイラを退治したのが英雄ベレロフォンで、女神アテナから授かった天馬ペガサスに乗って、炎を噴き出すキマイラの目に突っ込んで見事に退治し、退治したキマイラを「ヤナルタシュ山」(別名キマイラ)に閉じ込めました。

キマイラを閉じ込めたヤナルタシュ山ですが、ケメルから40kmほど南下した場所にある町「オリンポス(Olympos)」の近郊にあります。このナルタシュ山では岩場のあちこちから炎が噴き出しており、現在もキマイラが岩の割れ目から火を噴いていると言われています。

実際は可燃性のメタンガスなどが出続けていることによって燃え続けているそうですが、「ヤナルタシュ(Yanar taş)」とは“燃える石”を意味しており、この炎についての最古の記録は紀元前500年前にまでさかのぼり、古くからこの地では神聖な永遠の炎として信仰されてきました。

ナルタシュ山は不思議な光景が見られる場所として知る人ぞ知る観光地となっています。特に夜は幻想的で、周辺を訪れる機会があれば、この永遠に燃え続ける炎も眺めたいところです。

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