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イスラム教のモスクとは?一度は行ってみたい世界各国のモスク13選も紹介!

更新日:2023.04.04

投稿日:2022.05.23

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ブルーモスク イスタンブール

イスラム教徒にとって礼拝の場として欠かせないモスク。モスクは全世界で400万近く存在していると推計されており、その数は年々増え続けています。モスクは世界各地にあり、その中で最もモスクが多くある国はインドで、30万ほどのモスクがあるといわれています。ちなみに、日本には100以上のモスクがあります。

モスクはイスラム教徒が礼拝をおこなう場所ですが、礼拝の時間を除けばイスラム教徒以外でもモスクの中に入って見学をすることは可能です。

モスクによってイスラム教徒以外は入ることのできないモスクもありますが、各地に点在しているモスクの中にはその独特なデザインや装飾を見どころとして、観光スポットとしてたくさんの観光客が訪れるモスクも数多くあります。

この記事ではモスクの基礎知識から世界にあるモスクの中でも一度は見てみたい厳選モスクなど、モスクに関することを幅広く解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

モスクの基礎知識

モスク

「モスクはイスラム教に関係しているらしい」ということまではほとんどの人が知っていると思います。しかし、「そもそもモスクがどのようなものなのかは知らない」という人は多いのではないでしょうか?

モスクについて少しでも知っておくと、モスク見学の際に違った見方もできて面白味も増すかもしれません。ここでは、モスクとは何か?モスクとメッカの違い、モスクの役割などについて解説します。

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モスクとは?

モスクはイスラム教の礼拝堂であり、イスラム教徒の人々が一緒にお祈りできる場所です。イスラム教には「六信五行」というものがありますが、その「五行」の中の一つに「礼拝(サラート)」があり、モスクはその礼拝がおこなわれる大切な場所となっています。ちなみに、六信五行の「六信」は、イスラム教徒が存在を信じるべき6つの事柄であり、「五行」は5つのおこなうべきことです。

また、イスラム教徒は1日に5回礼拝をおこないます。日常的な礼拝の際に必ずモスクに行く必要はなく、金曜日に行われる集団礼拝の際にモスクに集まってお祈りをすることが重要とされています。

モスクは世界各国に存在しますが、決まったモスクで礼拝しなければならないという縛りはありません。さまざまなモスクを訪れて礼拝することも認められているのです。

また、イスラム都市が構築された際、最初に建てられたものはモスクであるといわれています。その後、モスクを中心に病院や学校、住居などが建設されたそうです。現代もイスラム圏におけるモスクは中心的な存在であり、往時の名残が見られるでしょう。

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モスクの語源

「モスク(mosque)」は英語での呼び方であり、アラビア語では「マスジド(masjid)」(=ひざまずく場所)です。

英語のモスクはアラビア語の「マスジド」が語源といわれています。この「マスジド」がスペイン語でモスクを意味する「メスキータ(mezquita)」となり、さらにそれが英語で訛って「モスク」になったのです。

モスクとメッカの違い

カーバ神殿 メッカ

メッカはイスラム教の預言者“ムハンマド”が生誕した地のことです。複数存在するイスラム教の聖地の中でもメッカは最上級の聖地とされています。モスクはイスラム教の「五行」である“礼拝(サラート)”をおこなう場所ですが、メッカも同じくイスラム教の「五行」のひとつ、“巡礼”において参る場所です。

また、イスラム教第一の聖地であるメッカへの巡礼は、イスラム教徒が生涯に一度は果たさなければならない義務とされています。巡礼は、イスラム歴の第12月(ズー・アル=ヒッジャ月)の8~12日までの5日間に決められた方式と道程に沿っておこなわれます。

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モスクの原型

モスクの原型は622年にイスラム教の預言者ムハンマドが、当時ヤスリブと呼ばれていた現サウジアラビアのメディナに築いた「預言者の家」といわれています。ムハンマドの死後はムハンマドの霊廟(れいびょう)を有する「預言者のモスク」となり、後に各地で建設されるモスクの原型となったのです。

もともとはムハンマドの住居として造られた“預言者の家”ですが、増改築の末に現在の大規模な建物となりました。預言者のモスクがあるメディナは、現在イスラム第二の聖地として多くのイスラム教徒が訪れています。しかし、メディナ市街地は異教徒の立ち入りを禁じているため、残念ながらイスラム教徒以外は訪れることができません。

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モスクの中はどうなっているの?役割は?

セリミエモスク トルコ イスタンブール

モスクはイスラム教徒が集団で礼拝をおこなう場所ですが、礼拝は「ギブラ(=メッカの方向)」に向けておこなわれます。そのためモスクは、このギブラを軸として建設されます。また、イスラム教は“偶像崇拝”が禁じられているため、教会で見かける祭壇や聖像、絵画などは一切ありません。礼拝に際しても神父や僧侶といった存在もおらず、全てのイスラム教徒は神と一対一で対峙し、祈りを捧げています。

モスク内部にはキブラを示す「ミフラーブ」と呼ばれるアーチ型の凹部がモスクのメッカ側の壁の中央に造られています。また、ミフラーブの右隣には「ミンバル」と呼ばれる説教壇があり、金曜日の集団礼拝の時には宗教指導者がミンバルに登り講話をします。

モスクの外側には、「ミナレット」と呼ばれる尖塔があります。本数はモスクによって異なりますが、1~2本が基本です。ミナレットの役割は、イスラム教徒が1日5回おこなう礼拝時間の呼びかけです。この呼びかけのことを「アザーン」といいます。現在ではスピーカーを利用してミナレットからアザーンを流すのがほとんどですが、スピーカーがなかった時代はミナレットの一番高いところにイスラム教の指導者が登って、大声でアザーンをおこなっていました。

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一度は行ってみたい!世界のモスク13選

モスクはイスラム教徒が礼拝をおこなう神聖な場所ですが、その壮大で美しい建築物は観光地としても人気です。そこで、一生に一度は訪れてみたい世界各国にある魅力的なモスクを紹介します。

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ブルーモスク/トルコ(イスタンブール)

ブルーモスク イスタンブール トルコ

「ブルーモスク」の名で知られているこのモスクは、“世界一美しい”モスクと称されています。トルコのイスタンブールの人気観光スポットのひとつで、毎日多くの観光客が訪れています。ブルーモスクは、17世紀初頭のオスマン帝国時代に建てられたイスラム建築物です。

モスク内部には、青を基調とした2万枚ものイズニックタイルが敷き詰められており、その美しさから“ブルーモスク”の愛称が付けられました。また、200以上の数があるステンドグラスも見どころです。ステンドグラスから入る自然光がモスク内部を幻想的な雰囲気に包みこみます。

ブルーモスクの外部には、モスクに付属する高い塔“ミナレット”があります。通常ミナレットは4本までしか建てられないのですが、ブルーモスクには6本ものミナレットがあることが特徴です。これは、モスク建造時のスルタンと建築家とのやり取りの中で生じた“聞き間違え”によるものといわれています。

当時6本のミナレットが許されていたのは聖地メッカだけでした。そのため、恐縮したスルタンは後にメッカに7本目となるミナレットを寄贈したという逸話があります。

ブルーモスクは礼拝時間外であれば、誰でも無料で内部の見学が可能です。

名称 Sultanahmet Camii(スルタンアフメット・モスク)
所在地 Sultan Ahmet, Atmeydanı Cd. No:7, 34122 Fatih/İstanbul, トルコ
入場時間 ・8:30~11:30
・13:00~14:30
・15:30~6:45
※金曜日は13:30~の入場となります
※開館時間は礼拝スケジュールによって変動することがあります。事前に公式サイトでもご確認ください
ウェブサイト http://www.sultanahmetcamii.org/organise-your-visit/

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アヤソフィア/トルコ(イスタンブール)

アヤソフィア大聖堂 ハギアソフィア イスタンブール

アヤソフィア/ハギアソフィア(Ayasofya)はもともと、ビザンチン帝国時代360年のイスラム生誕前にキリスト教会堂として建設されました。ビザンチン建築の最高傑作と評されており、トルコの人気観光スポットとしても有名です。

アヤソフィアは15世紀までキリスト教の教会として利用されていましたが、オスマン帝国時代になるとイスラム教のモスクに改修されました。そして、20世紀にトルコが共和制に移行するとアヤソフィアは無宗教の博物館に転身、2020年7月には再びモスクへ回帰し「アヤソフィア イ ケビル ジャーミイ(Ayasofya-i Kebir Camii)」という施設名に変わったのです。

また、アヤソィアの内部には、聖母子のモザイク画やアラビア語で書かれている歴代カリフの名前などが見られます。イスラム教とキリスト教の2つの宗教が調和した姿は唯一無二の存在です。

アヤソフィアは礼拝時間外であれば、誰でも無料で内部の見学ができます。

名称 アヤソフィア イ ケビル ジャーミイ(Ayasofya-i Kebir Camii)
所在地 Sultan Ahmet, Ayasofya Meydanı No:1, 34122 Fatih/İstanbul, トルコ
入場時間 9:00~17:00
※1日5回〜6回行われる礼拝中は入場できない
休館日:月曜日、宗教的な祝日、ラマダン(断食の期間)
Webサイト https://www.ayasofyacamii.gov.tr/en

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スレイマニエ・モスク/トルコ(イスタンブール)

スレイマニエ・モスク

スレイマニエ・モスク(Süleymaniye Camii)は、トルコが誇る天才建築家ミマール・スィナンによって建てられ、1557年に完成したモスクです。壮麗王と称されたオスマン帝国最盛期の皇帝、スレイマン大帝の命により造られた建築物で、当時の最高傑作とされていました。

スレイマニエ・モスク内部の装飾はとても美しく訪れる人を魅了します。幻想的な光が差し込むステンドグラスは、16世紀に造られた彩色ガラスを用いた細やかなもので、アラビア文字やチューリップ、カーネーションなどの模様が描かれているのが特徴です。

スレイマニエ・モスクは金閣湾を眼下に望む高台にあり、その優美な姿はイスタンブールの街からも眺められます。イスタンブールで最も大規模なモスクでもあり、内部の装飾はイスラム建築技術の結集ともいえるでしょう。

スレイマニエ・モスクは礼拝時間外であれば、誰でも無料で内部の見学が可能です。

名称 スレイマニエ・モスク(Süleymaniye Camii)
所在地 Süleymaniye, Prof. Sıddık Sami Onar Cd. No:1, 34116 Fatih/İstanbul, トルコ
入場時間 9:00~8:00
※礼拝の時間は入場不可

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シェイク・ザーイド・グランド・モスク/アラブ首長国連邦(アブダビ)

シェイク・ザーイドモスク

シェイク・ザーイド・グランド・モスク(Sheikh Zayed Grand Mosque)は、アラブ首長国連邦建国の父、シェイク・ザーイドが建設したモスクで、2007年に完成しました。

しかし、シェイク・ザーイドはモスクの完成を見ることなく、2004年にこの世を去ってしまったのです。現在は、シェイク・ザーイド・モスクに隣接した敷地内に埋葬されており、墓前では絶えることなくイスラム教の聖典“コーラン”が読まれているといわれています。

シェイク・ザーイド・モスクは白亜造りの巨大な建築物です。礼拝室の3つの大ドームや中庭の四隅のミナレットに加えて、回廊各所のドームが後世するシルエットはまさに圧巻といえます。

モスク全体の構成はインドのタージ・マハルに代表されるムガル朝の建築を想起させる一方で、内部のアーチはスペインのメスキータやアル・ハンブラ宮殿などスペインのアンダルシアの要素が取り入れられています。

また、オスマン朝風の青、緑、赤、白で彩色したタイルも特徴的です。その反面、ナツメヤシ型の柱頭や、床から立ち上がる柱の植物紋象嵌、中庭の大胆な植物紋、非対称の植物文様など従来の伝統的なイスラム建築には見られない現代的様相もあり、諸様式を寄せ集め進化させたモスクといえます。とくに、数百万個のスワロフスキーでできたシャンデリアや、世界一大きいといわれる手織りのペルシャ絨毯は必見です。

シェイク・ザーイド・モスクは誰でも無料で内部の見学が可能です。

名称 シェイク・ザーイド・グランド・モスク(Sheikh Zayed Grand Mosque)
所在地 Sheikh Rashid Bin Saeed St., Abu Dhabi
入場時間 9:00~22:00(金曜日は16:30~)
ラマダン期間中は9:00~14:00
※お祈り時間は異教徒の入館制限あり

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マスジェデ・ナスィーロル・モスク/イラン(シーラーズ)

マスジェデ・ナスィーロル・モルク・モスク イラン

マスジェデ・ナスィーロル・モスク(Nasir al-Mulk Mosque)は、イラン南西部に位置するシーラーズに、1876~1888年に建設されたモスクです。シーラーズは1年を通じて気候が穏やかで、毎年5~6月にはバラが咲き誇ることから“バラの都”とも呼ばれています。

当時のヨーロッパではピンク色が流行していたため、“バラの時代”といわれていました。このような背景もあり、マスジェデ・ナスィーロル・モスクにはピンク色のタイルが用いられており、ピンク色のタイルにはたくさんのバラが描かれていることから、別名「ピンクモスク」や「ローズモスク」の愛称で親しまれています。

このモスクの1番の見どころは、なんといっても西の礼拝堂の内部にある色ガラスをはめ込んだステンドグラスです。ステンドグラスに光が差し込み、シーラーズ産の赤い絨毯を照らした様子は美しく、一瞬にして幻想的な雰囲気に包みこまれるでしょう。マスジェデ・ナスィーロル・モスクは誰でも内部の見学が可能です。(入場料あり)

名称 マスジェデ・ナスィーロル・モスク(Nasir al-Mulk Mosque)
所在地 Fars Province, Shiraz, Lotf Ali Khan Zand St,Iran
入場時間 8:00~7:00
ウェブサイト https://nasiralmulk.ir/

イマーム・モスク/イラン(イスファハーン)

シャー・モスク イマーム・モスク イラン

イマーム・モスク(Imam Mosque)は、イランにあるイスラム建築の最高傑作ともいわれているモスクです。もともとは創立者シャー・アッバース1世を記念し「シャー・モスク(王のモスク)」と呼ばれていました。しかし、1979年のイスラム革命で王制が廃止され、現在は「イマーム・モスク(指導者のモスク)」と呼ばれています。

このイマーム・モスクのあるイスファーンは、イラン中部イラン高原を流れるザーヤンデ川の中流に位置します。イランで最も美しい都市と称されており、“イランの真珠”と称えられているほどです。

壁から天井にかけて覆いつくされたイマーム・モスクの美しいタイルは、トルコブルーと藍色を基調としたアラビア模様が特徴です。また、入口にあるイーワーン(トンネル型の半外部空間)の蜂の巣状の緻密な装飾と、モスク内部にある150万枚もの絵付けタイルの装飾に圧巻されるでしょう。イマーム・モスクは誰でも内部の見学が可能です。(入場料あり)

名称 イマーム・モスク(Imam Mosque)
所在地 Imam Square, Isfahan
入場時間 9:00~16:00

ハッサン 2 世 モスク/モロッコ(カサブランカ)

ハッサン Ⅱ モスク

ハッサン2世モスク(Hassan Ⅱ Mosque)は、高さ210mもの世界最大のミナレットを持ったモスクです。ハッサン2世モスクは8年もの歳月をかけて1993年に完成した比較的新しいモスクです。フランス人建築家のミシェル・ピンソーが設計を担当しました。また、モスクのあるカサブランカの街はモロッコ北部の大西洋沿岸に位置する都市であり、国内最大の経済都市としても知られています。

モスク内部に用いられたモザイクタイルの模様は多く、無限に繰り返された幾何学模様と装飾文字を組み合わせたデザインが特徴的です。また、ハッサン 2 世 モスクは現代に建てられたこともあり、自動ドアやスライド式の屋根、ソーラーシステムを利用した床暖房まで取り付けられており、近代的な一面もあります。

ちなみに、ハッサン2世モスクは、2015年に映画「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」のロケ地にも使われたそうです。

モロッコのモスクでは基本的にイスラム教徒以外は中に入ることができませんが、ハッサン2世モスクは有料のガイドツアーによる案内でのみ内部見学が可能です。

名称 ハッサン2世モスク(Hassan Ⅱ Mosque)
所在地 Bd Sidi Mohamed Ben Abdellah, Casablanca, モロッコ
入場時間 ・夏季9:00~12:00、15:00、16:00
・冬季9:00~11:00の毎時
※14時にガイドツアーがある金曜は関数が減る
併設の博物館9:00~13:00、14:00~7:00
ウェブサイト https://www.fmh2.ma/en

メスキータ/スペイン(ゴルドバ)

メスキータモスク

メスキータ(Mezquita)はイスラム教のモスクとキリスト教の大聖堂が融合した、世界でも珍しい建造物です。メスキータはスペイン語でモスクを意味しています。

メスキータは世界遺産としても登録されており、世界最大級ともいわれるイスラム寺院です。イスラム王朝である後ウマイヤ朝を創始したアブデラマン一世の命によって、約200年もの月日をかけて785年のスペインに建設されました。その後、歴代カリフによって増改築されながら世界最大級のモスクになったのです。

メスキータの特徴は、馬蹄形のアーチが何個も連なって立つ大空間です。アーチは約850本あり、美術的な意味合いで作られたと考えられています。また、もともとモスクだった建物を教会として使用するために改築したため、ところどころに教会建築を施しており、まさにイスラム教とキリスト教が融合した不思議な雰囲気を感じられます。

メスキータは誰でも内部見学が可能です。(入場料あり)

名称 メスキータ(Mezquita)
所在地 Calle del Cardenal Herrero, 1, 14003 Córdoba
入場時間 ・月~土曜日10:00~19:00
・日曜10:00~18:00
※11~2月10:00~18:00
ウェブサイト https://mezquita-catedraldecordoba.es/en/

ヘラートの金曜モスク/アフガニスタン(ヘラート)

ヘラート北西部の都市ヘラートにある、金曜のモスク(Masjid-e Jame, Herat)は、毎週金曜日に大きな礼拝が行われるモスクを意味します。また、アフガニスタンで最も美しい建築物として讃えられているモスクです。

ヘラートの金曜モスクは、イスラム王朝(ゴール朝)の最盛期を築いたギヤースッディーン・ムハンマドが、1201年に現在の形に造り上げたといわれています。

モスクの中庭には、アーチ型の4つのイーワーンが中軸線上に設置され、その壁を青く彩る幾何学模様のタイルの装飾が特徴的です。また、パネル内は絨毯のように対称なアラベスク(アラビア人が考え出した図柄)を配し、周囲を幾何学文様で囲んでいます。タイルの文様はそれぞれ異なるパターンとなっているため、よく観察してみると面白いでしょう。

現在、アフガニスタンへの旅行は難しい状況ですが、可能になったら是非とも一度は訪れたいモスクのひとつです。

名称 ヘラートの金曜モスク(Masjid-e Jame, Herat)
入場時間 ・6:00~18:00
・定休日:金曜日

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ジェンネの大モスク(泥のモスク)/マリ(ジェンネ)

泥のモスク ジェンネ マリ

別名「泥のモスク」とも呼ばれるジェンネの大モスク(Great Mosque of Djenné)は、世界各地にあるモスクの中でも珍しい土造のため、一風変わったモスクといるでしょう。

マリ共和国の中部にあるジェンネという町にあり、イスラム教が浸透した13世紀に宮殿から泥のモスクへ建て替えられました。しかし、その後モスクは破壊され、現在のモスクはフランス植民地時代の1907年に再建されたものとなります。

モスク全体は土造となり、モスクに数多くある突起物はメンテナスのための木造の足場になります。メンテナンスは年に1度おこなわれ、共同体総出で壁土の塗り足しがされています。

また、ミナレットの頂部には豊穣と純潔を象徴するダチョウの卵が飾られているのも特徴的です。泥のモスクは1988年に世界遺産に指定されましたが、「世界遺産の中でも100年後には見られない可能性が高い」といわれています。

モスクの中にはイスラム教徒しか立ち入ることができません。イスラム教徒以外の人は外観を楽しみましょう。

名称 ジェンネの大モスク(Great Mosque of Djenné)
所在地 WC4V+3R8, Djenne, マリ

プトラ・モスク(ピンクモスク)/マレーシア(プトラジャヤ)

プトラモスク

プトラ・モスク(Putra Mosque)は、マレーシアの首都クアラルンプール近郊の町、プトラジャヤにあるモスクで、バラ色の花崗岩を使用して造られたピンク色のドームが特徴的です。前述したイラン(シラーズ)にあるマスジェデ・ナスィーロル・モスクと同じ別名を持ち、「ピンクモスク」と呼ばれています。

この“ピンクモスク”と呼ばれるプトラ・モスクは1999年に完成した比較的新しいモスクです。モスクの内部は鮮やかなピンク色で統一されており、モスク内部の天井を見上げればピンク色で美しいアラベスク模様が施されています。

プトラ・モスクの美しいピンク色は近年、フォトジェニックとして評判になり、観光スポットとして人気が高まっています。また、プトラ・モスクの外部にある東南アジア最大の大きさを誇るミナレットも必見です。

ミナレットとはどんなもの?イスラムの権威を体現しモスクを象徴的に彩る塔

ピンクモスクは限られた時間帯であれば誰でも無料で見学できますが、イスラム教徒以外が入れるのは礼拝堂の入口付近までとなっています。

名称 プトラ・モスク(Putra Mosque)
所在地 Persiaran Persekutuan, Presint 1, 62502 Putrajaya, Wilayah Persekutuan Putrajaya, マレーシア
入場時間 9:00~7:00
※時季によっては時間変更あり
ウェブサイト http://www.masjidputra.gov.my/en/

マラッカ海峡モスク/マレーシア(マラッカ)

マラッカ海峡モスク

マラッカ海峡モスク(Masjid Selat Melaka)はマラッカ島と呼ばれる人工島にあり、マラッカ海峡に浮かぶ水上のモスクです。マレーシアの首都クアラルンプールからバスで2時間程度、マラッカの中心部からはタクシーで15分程度の場所にあります。2006年に完成した比較的新しいモスクで、海に浮かんでいるように見えることから「水上モスク」とも呼ばれています。

白いモスクと入口のカラフルな飾り窓が印象的ですが、とくに見逃せないのは夕日をバックにライトアップされたモスクの姿です。この場所でしか見られない景色はとても幻想的で、世界三大夕景のひとつにも数えられるほどの絶景といわれています。夕日鑑賞の名所としても知られており、夕方になるとその姿を見るために多くの人が訪れます。

マラッカ海峡モスクは礼拝時間外であれば、誰でも無料で内部の見学が可能です。

名称 マラッカ海峡モスク(Masjid Selat Melaka)
所在地 Jalan Pulau Melaka 8, 75000 Melaka, マレーシア
入場時間 5:00~0:00
※時季によっては時間変更あり

スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク/ブルネイ(バンダルスリブガワン)

スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク

スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク(Sultan Omar Ali Saifuddin Mosque)は、ブルネイの首都バンダルスリブガワンに1958年に建設されました。モスクの名前には、第28代スルタンの名が付けられています。別名「オールドモスク」とも呼ばれています。

オールドモスクは、輝く金色のドームと真っ白な壁が特徴的で、モスクというよりはまるで宮殿のようです。モスクの西と南を広大な池が取り囲み、南東には水場も設けられるなど、聖なる水を景観に取り込んでいます。

また、池には16世紀の王室遊覧船を象った石船も浮かんでおり、モスクと石船が並んだ姿は絶好の撮影スポットです。礼拝時間外であれば、誰でも内部の見学が可能です。

ただし、イスラム教徒以外が入れるのは入口付近までとなっており、モスク内部の撮影は禁止です。

名称 スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク(Sultan Omar Ali Saifuddin Mosque)
所在地 Jalan McArthur, Bandar Seri Begawan BS8711 ブルネイ
入場時間 月~木曜日8:30~17:30
金曜日、土曜日16:30~17:30
※宗教行事がある日や祝日は変更の可能性あり
※入場時間内に一部入れない時間帯があるため確認が必要

70年以上もの歴史を持つ日本の2大モスク

日本人のイスラム教徒は非常に少ないため、日本にモスクがあっても訪れることはほとんどなく、イスラム教と同じくモスクも縁遠い存在といえるでしょう。しかし、実は日本国内でもモスクの数は大小合わせて100以上存在しているのです(2022年5月現在)。

そこで、日本国内にあるモスクの中でも代表的な2つのモスクを紹介します。

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東京ジャーミイ/東京都(渋谷区)

東京ジャーミイ モスク

東京ジャーミイの正式名称は「東京ジャーミイ・ディヤーナト トルコ文化センター」で、伝統的なオスマン・トルコ様式のモスクです。日本最大規模を誇る代表的なモスクということで、日本全国からイスラム教徒(ムスリム)が訪れています。

東京ジャーミイは小田急線、代々木上原駅から徒歩5分ほどの場所にあり、遠くからでも目立つ白いミナレットと丸いドームが目印です。東京ジャーミイの歴史は古く、はじまりは戦前にまで遡ります。ロシア革命によって迫害を受けたロシア・カザン州のトルコ人イスラム教徒が満州を経て日本へ移住してきました。

そして彼らは、1938年に「トウキョウ回教礼拝堂」を設立しました。これが東京ジャーミイの前身となります。以来、「トウキョウ回教礼拝堂」は都心に住むイスラム教徒たちの拠り所であり続けたのです。老朽化に伴い、その後の1997年に再建されたのが現在の東京ジャーミイの姿となります。この再建は、トルコ全土から集められた寄付金によるものでした。

建築素材は水とセメント以外、全てトルコ本国から送られ、トルコの地からやってきた100人もの建築家や職人たちが1年間にわたって滞在し、伝統的なオスマン・トルコ様式のモスクを新たに誕生させました。

東京ジャーミイの礼拝堂は2階にあり、悠々と高いドーム天井の下、深緑色のカーペットに人々がぎっしり座ると600人を超す大人数での礼拝が可能です。東京ジャーミイは一般の見学者を随時受け入れているため誰でも無料で見学が可能です。

また、モスクのとなりにはトルコの文化を紹介している「ユヌス・エムレ トルコ文化センター」が併設されており、1階にはハラールマーケット、2階にはカフェもあるので気軽に異国情緒を味わえるでしょう。

名称 東京ジャーミイ・ディヤーナト トルコ文化センター
所在地 東京都渋谷区大山町1-19
入場時間 10:00~18:00
基本的に定休日はなし
ウェブサイト https://www.tokyocamii.org/

日本最大のモスク「東京ジャーミイ」とは?日本でトルコの雰囲気を味わおう

神戸ムスリムモスク/兵庫県(神戸市)

神戸ムスリムモスク

神戸ムスリムモスクは、1931年に日本で最初に建設された名古屋モスクに次いで1935年(昭和10年)に完成しました。三宮駅から山手側に出て徒歩10分ほどの場所にあります。名古屋モスクは戦災で焼失してしまいましたが、神戸ムスリムモスクは神戸大空襲や1995年の阪神・淡路大震災にも倒壊することはありませんでした。

昭和初期に建てられたままの姿で残っている日本で現存する最古のモスクです。神戸ムスリムモスクを設計したのは、横浜の山手カトリック教会や函館のトラピスト修道院の改修などを手掛けた、チェコ出身の建築家「ヤン=ヨセフ=スワガー」です。モスクの建設は、当時1000人近くいた関西在住のイスラム教徒自らの寄付によって実現しました。

礼拝室の内部には豪華なシャンデリアと美しい赤いカーペットがあり、天井近くまでの高さを持った黄色のステンドグラスを通して優しい光が祈りの空間を包んでくれています。また、神戸ムスリムモスク周辺にはイスラム諸国のハラールレストランやショップもあり、中近東、アフリカ、インドネシアのハラール食材も揃っています。

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周囲を散策してみるとイスラムの文化に触れるいい機会になるでしょう。神戸ムスリムモスクは誰でも無料で見学が可能です。ただし、金曜日は13:30まで見学ができません。少人数(1~3名)であれば予約も不要です。

名称 神戸ムスリムモスク
所在地 兵庫県神戸市中央区中山手通2丁目25−14
入場時間 11:00~19:00
年中無休
ウェブサイト http://kobe-muslim-mosque.com/

知っておこう!モスクでのマナー

ムスリム女性

モスクはイスラム教徒にとって神聖な場所なので、モスクを見学する際はイスラム教の教えに従って入場する必要があります。ここでは、モスクに入る際に守るべきマナーを紹介します。

服装

男女ともに腕や足を露出する服装でモスクに入ることはできません。また、女性は肌の露出や体のラインが出る服装は禁止、髪の毛はスカーフで隠す必要もあります。ちなみにスカーフの色や形、材質は自由です。男性の服装に関しては、肩と膝を隠す必要があるため、短パンやノースリーブは禁止です。また、モスクに入る際は靴を脱ぐ必要があります。

モスク内でのマナー

モスクはあくまでも礼拝をおこなう場です。大声で会話をするなど、礼拝をしているイスラム教徒(ムスリム)の妨げになるような行動はとらないようにしましょう。また、礼拝はイスラム教徒にとって大切な日常の行いです。礼拝中のムスリムに対して声をかけたり、前を横切ったりしないよう注意してください。モスクによっては礼拝時間中の入場ができないところもあります。

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モスク内の写真撮影

写真撮影が可能なモスクは多いですが、基本的にフラッシュは禁止です。また、女性のイスラム教徒を勝手に撮影するのは厳禁です。女性を勝手に撮影する行為はモスク内に限らず厳禁ですが、アラブ首長国連邦では犯罪となる場合もあります。イスラム諸国を訪れる場合は注意しましょう。

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モスクの幻想的な雰囲気に触れてみよう

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世界各国にあるさまざまなモスクの魅力を紹介してきましたが、訪れてみたいモスクはあったでしょうか?モスクはイスラム教徒の礼拝がおこなわれる場所であり、神聖な場所です。モスク内部を訪れる際はくれぐれも服装のマナーやルールを守ってくださいね。観光スポットとしても多くの人を魅了する壮大で幻想的なモスクにぜひ一度足を運んでみませんか。

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