トルコのおすすめ観光地ランキングTOP10!人気スポットをエリア別に紹介
更新日:2023.12.05
投稿日:2022.07.14
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独特な世界観に浸れる「イスタンブール」、自然がつくりだした見事な芸術「カッパドキア」など、トルコは数々の世界遺産やエキゾチックな雰囲気が魅力です。観光スポットが多数あり、トルコ旅行に行かなければ得られない体験もたくさんできます。
そんな魅力たっぷりな国だからこそ、どこを観光すればいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、トルコ観光で外せないスポットTOP10をはじめ、地域別の人気観光地、現地で味わいたいグルメ、おすすめのアクティビティなどを、トルコ旅行のプロが徹底的に解説します。
最後にツアー例も解説するので、トルコ旅行に興味のある方は必見です。
※本記事の情報は2023年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
※本記事に記載の料金は、1TL(トルコリラ)=6円で計算しています。
Contents
トルコのおすすめ観光地ランキングTOP10
トルコの主要観光地マップ
1.イスタンブール
イスタンブールは日本と直行便で結ばれている、人口1,500万人以上を誇るトルコ最大の都市です。アジア大陸からヨーロッパ大陸にかけてまたがり、面積は5,461㎢あります。
集落跡の出土品から、アジア側は新石器時代、ヨーロッパ側は青銅器時代にはすでに人が住んでいたと推測されており、オスマン帝国時代は首都として重要な役割を果たしていました。イスタンブールは歴史的にキリスト教とイスラム教、ヨーロッパとアジアの文化が混在し続けてきた都市で、独特な世界観を楽しめることが大きな魅力です。
イスタンブールはトルコ観光で一番人気のあるスポットです。アジア側はイスタンブールの一般的な生活に触れられるローカルエリア、ヨーロッパ側は歴史的建造物が立ち並ぶ観光の中心地となっています。
トプカプ宮殿
トプカプ宮殿は、メフメト2世が1467年に建造した豪華絢爛な宮殿です。19世紀半ばまで歴代の皇帝(スルタン)が暮らしていた宮殿で、70万㎡もの面積を有します。敷地が広いため、時間にゆとりを持って訪れましょう。
複数の美しい中庭もさることながら、外国からの贈り物が並ぶスルタンの広間や小さな噴水がたくさん設置されているムラト3世の部屋、美しいステンドグラスなど見所が満載です。黒人宦官や宮廷の女性たちが暮らしていたハレムも見学できます。
名称 | トプカプ宮殿(Topkapi Palace Museum) |
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営業時間 | 9:00~18:00 ※17:30チケット販売終了 |
定休日 | 火曜日 |
料金 | トプカプ宮殿+ハギアアイリーンの入館料:750トルコリラ(約4,500円) トプカプ宮殿+ハギアアイリーン+ハレムの入館料:950トルコリラ(約5,700円) |
公式サイト | https://muze.gen.tr/muze-detay/topkapi |
所在地 | Cankurtaran, 34122 Fatih/İstanbul, Turkey |
トプカプ宮殿はオスマン帝国皇帝達380年の居城!見逃せない観光ポイント!
ブルーモスク
ブルーモスクは「世界で一番美しいモスク」といわれる有名な観光スポットです。オスマン帝国の第14代スルタン、アフメットI世が1609年から7年間かけて建造したモスクで、正式名称を「スルタンアフメット・ジャーミィ」といいます。
モスクの内部は青を基調とした鮮やかなイズニックタイルの装飾や、ステンドグラスを通った光により幻想的な空間を楽しめます。異世界に迷い込んだかのような雰囲気を味わうためにも、内部を見学する際はぜひ天井を見上げてみてください。
世界で最も美しいと称されるブルーモスクの見どころは?イスタンブール観光を満喫
名称 | ブルーモスク(Sultan Ahmet Camii) |
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営業時間 | 8:30~11:30、13:00~14:30、15:30~16:45 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 ※出口付近に寄付受付あり |
公式サイト | https://sultanahmetcami.org/k/15/english/ |
所在地 | Sultan Ahmet, Atmeydanı Cd. No:7, 34122 Fatih/İstanbul, Turkey |
アヤソフィア
360年ビザンチン帝国時代に建造された建築物がアヤソフィアです。もともとはキリスト教会堂として建造されたものの、1453年からはモスクとして、1934年には博物館として利用されていました。そして2020年7月、「アヤソフィア・ジャーミィ」として再びモスクに回帰します。
アヤソフィアはキリスト教とイスラム教、両方の施設として利用されてきたことから、それぞれの芸術を一度に見学できる貴重な施設です。博物館時代に見学可能だった2階のギャラリーは見学できなくなりましたが、モザイク画や彫刻、絵画など見どころが満載です。
名称 | アヤソフィア(Ayasofya Camii) |
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営業時間 | 24時間(礼拝時間を除く) |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://muze.gen.tr/muze-detay/ayasofya |
所在地 | Sultan Ahmet, Ayasofya Meydanı No:1, 34122 Fatih/İstanbul, Turkey |
アヤソフィアとは?世界遺産イスタンブール歴史地域を代表するモスクの特徴と歴史
地下宮殿「バシリカ・シスタン」
バシリカ・シスタンは、ビザンツ帝国時代に7,000人もの労働者によって造られたイスタンブール旧市街歴史地区に残る地下貯水池です。周辺の宮殿やアヤソフィアに水を送るために造られた巨大な貯水池で、水中から突き出たいくつもの柱が宮殿を思わせることから地下宮殿とも呼ばれています。
薄暗い宮殿風の貯水池の中はライトアップされており、幻想的な空間となっています。願掛けができる「蛇の柱(涙の柱・嘆きの柱)」や、魔除けとして柱の根元に彫られたメデューサの顔は必見です。
イスタンブールの地下宮殿は必見!メデューサに守られた場所の正体とは?
名称 | 地下宮殿(Yerebatan Sarnıcı) |
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営業時間 | 9:00~19:00 |
定休日 | なし |
料金 | 385トルコリラ(約2,310円) |
公式サイト | https://www.yerebatan.com/en |
所在地 | Alemdar, Yerebatan Cd. 1/3, 34110 Fatih/İstanbul, Turkey |
スレイマニエ・モスク
スレイマニ・モスクは1550~1557年にかけて、オスマン帝国最盛期の皇帝スレイマン大帝のために造られた壮麗なモスクです。トルコの天才建築家といわれるミマール・スィナンが設計しました。
中央に位置する直径27.25m、高さ48.5mの大ドームにはたくさんの小窓が設置されているため、モスク内は明るく、ステンドグラスの美しさが際立っています。イスタンブールの街並みを一望できる中庭にも立ち寄ってみることをおすすめします。
スレイマニエ・モスクとは?トルコ・イスタンブールにそびえ立つオスマン帝国最高の建築
名称 | スレイマニエ・モスク(Süleymaniye Camii) |
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営業時間 | 9:00~19:00(礼拝時間を除く) |
定休日 | なし |
料金 | 無料 ※出口付近に寄付受付あり |
所在地 | Süleymaniye Mah, Prof. Sıddık Sami Onar Cd. No:1, 34116 Fatih/İstanbul, Turkey |
ドルマバフチェ宮殿
新市街のボスポラス海峡沿いに建つ、おとぎ話に登場するような宮殿がドルマバフチェ宮殿です。オスマン建築様式とバロック建築様式が融合した宮殿は、一度は目にしておきたいスポットのひとつです。11万㎡の敷地に1万5,000㎡もの本殿が建てられており、部屋数は285、広間が43、浴室は6か所、156個の時計など、桁違いの数字が並びます。
中央ドームに吊るされた4.5tにも及ぶ世界最大級のシャンデリアも必見です。ちなみに、トルコを建国した初代大統領ムスタファ・ケマル・アタテュルクが使用していた部屋の時計は、彼が息を引き取った時刻9時5分で止まっています。
名称 | ドルマバフチェ宮殿(Dolmabahçe Sarayı) |
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営業時間 | 9:00~17:30 |
定休日 | 月曜日 |
料金 | セラムルク+ハレム+博物館のセット:650トルコリラ(約3,900円) |
公式サイト | https://www.millisaraylar.gov.tr/Lokasyon/LokasyonDetay?LokasyonId=3 |
所在地 | Vişnezade, Dolmabahçe Cd, 34357 Beşiktaş/İstanbul, Turkey |
イスタンブール考古学博物館
イスタンブール考古学博物館は、トプカプ宮殿の第一の庭に建てられているトルコ国内最大の博物館です。「古代オリエント博物館」「考古学博物館」「チニリ・キョシュク」の3施設で構成されています。
3つの施設には合計で100万点以上もの品が展示されており、日用生活品や貴金属品、オスマン帝国領土からの出土品といった歴史的遺物を目にすることができます。数ある貴重な展示物の中でも、世界最古の平和条約といわれているカデシュ講和条約の粘土板、アレクサンドロス大王の石棺は必見です。
名称 | イスタンブール考古学博物館(İstanbul Arkeoloji Müzeleri) |
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営業時間 | 9:00~20:00 ※19:00最終入場時間(夏季・4月1~10月31) 9:00~18:30 ※18:00最終入場時間(冬季・11月1~3月31) |
定休日 | なし |
料金 | 340トルコリラ(約2,040円)※考古学博物館・古代オリエント博物館・陶器タイル博物館の3館共通チケット |
公式サイト | https://muze.gen.tr/muze-detay/arkeoloji |
所在地 | Alemdar Cad. Osman Hamdi Bey Yokusu Sok. Gulhane, Fatih, Istanbul |
東西文明の歴史が集合!イスタンブール考古学博物館の見どころを紹介
ボスポラス海峡(イスタンブール海峡)
マルマラ海と黒海を結ぶボスポラス海峡はイスタンブール海峡とも呼ばれる海峡で、全長は約30kmもあります。ボスポラス海峡クルーズを利用すればアジア側の景色とヨーロッパ側の景色を一度に眺められるうえに、先ほどご紹介したドルマバフチェ宮殿の全貌を目にできるのが魅力です。
なお、こちらの海峡には日本企業が1988年に建設したファーテイ・スルタン・メフメット大橋(第二ボスポラス大橋)が渡されています。
ボスポラス海峡クルーズのツアー例や料金・見どころは?イスタンブール観光の定番アクティビティを徹底解説
2.カッパドキア(アナトリア中部)
トルコの中央に位置するアナトリア高原に広がるカッパドキアは、イスタンブールと並びトルコの観光地として人気を集めるスポットのひとつです。1985年には「ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群」として世界遺産に登録されています。
この地は自然遺産と文化遺産、それぞれの条件を満たしており、キノコのような岩が立ち並ぶパシャバー地区、キリスト教徒が岩を掘って造った教会、巨大なカイマルク地下都市など日本では見られない異世界のような景色が広がります。
カッパドキアで満喫できるのは絶景や歴史だけではありません。後述する気球ツアーや乗馬でコースを回るハイキング、四輪バギーでオフロードを疾走するアクティビティも体験できます。
カッパドキアはトルコの人気世界遺産!観光名所と旅行ツアーの楽しみ方
3.エフェソス遺跡(西部・エーゲ海地方)
エフェソス遺跡はエーゲ海沿岸に位置する古代港湾都市遺跡です。エフェソスは古代ギリシャ時代からローマ時代にかけて古代海上貿易で栄えた港町でした。遺跡は保存状態が良く、2015年にはユネスコ世界文化遺産に登録されています。
エフェソスは歴史好きな方にはたまらないスポットのひとつです。クレオパトラがアントニウスと過ごした、世界七不思議のひとつ「アルテミス神殿」が建てられていた、「エフェソス公会議」が開催されたなど、数々の貴重な歴史を持つ地だからです。
ひとつの町だったエフェソス遺跡では、さまざまな施設の名残を見学できます。図書館跡や浴場・トイレ跡、劇場に複数の神殿跡といった、当時の生活を垣間見られる史跡が豊富です。広大な遺跡なので、じっくり時間をかけて見学するのがおすすめです。
世界遺産エフェソスの歴史を徹底解説!ヘレニズムからローマ時代に栄えた謎多き古代都市
名称 | エフェソス遺跡(Ephesus/Efes) |
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営業時間 | 8:00~20:00 ※19:30チケット販売終了 |
定休日 | なし |
料金 | 700トルコリラ(約4,200円) |
公式サイト | https://muze.gov.tr/muze-detay?SectionId=EFS01&DistId=EFS |
所在地 | Acarlar, Efes Harabeleri, 35920 Selçuk/İzmir, Turkey |
4.パムッカレ-ヒエラポリス遺跡(西部・エーゲ海地方)
「パムッカレとヒエラポリス遺跡群」として世界遺産に登録されているパムッカレは、真っ白な石灰棚が広がるフォトジェニックな観光スポットです。ちなみに、パムッカレはトルコ語で「綿の城」という意味です。
パッと見ると雪が積もっているようにも見える美しい姿は、二酸化炭素を含んだ弱酸性の雨水が石灰石に染み込み、温泉となり流れ落ちる際に結晶化して鍾乳石になることで形成されました。パムッカレは長い時間をかけてできた自然の芸術です。
時間帯や天気によって表情が変わるのも魅力で、天気の良い日は水面がスカイブルーに、夕暮れ時には鮮やかな茜色に染まります。絶景を眺めるだけでなく、石灰石の上を歩いたり、足湯に浸かったりすることもできます。
パムッカレ-ヒエラポリスはがっかり世界遺産じゃない!観光の見どころ解説
名称 | パムッカレ―ヒエラポリス遺跡(Hierapolis-Pamukkale) |
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営業時間 | 6:30~20:00 19:30チケット販売終了 |
定休日 | なし |
料金 | 700トルコリラ(約4,200円) |
公式サイト | https://muze.gov.tr/muze-detay?SectionId=PMK01&DistId=PMK |
所在地 | Pamukkale/Denizli,Turkey |
5.トロイ遺跡・トロイの木馬(西部・エーゲ海地方)
ユネスコの世界文化遺産に登録されているトロイ遺跡は、紀元前3000年頃から西暦500年頃までの9つの層にもわたる古代都市の遺跡です。「イリオス遺跡」や「トロイア遺跡」と呼ばれることもあります。
トロイはギリシャ神話で英雄たちが戦うトロイア戦争の舞台とされる都市で、神話にしか登場しない伝説の都市だと思われていました。ところが、トロイの存在を信じていたドイツのアマチュア考古学者、シュリーマンが1870年に私財を投じて発掘したことで、実際に遺跡や財宝が発見されたのです。
こちらではトロイア戦争でギリシャ軍が造った巨大な木馬のレプリカや石積みの城壁、神殿・劇場跡などが見学できます。また、遺跡の隣に建てられた「トロイ博物館」には、遺跡から出土した品物が2,000点以上展示されています。
トロイ遺跡は歴史ロマンあふれるトルコの世界遺産!観光のポイントは?
名称 | トロイ遺跡(Troya Antik Kenti) |
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営業時間 | 8:30~20:00 ※19:30チケット販売終了 |
定休日 | なし |
料金 | 330トルコリラ(約1,980円) |
公式サイト | https://muze.gov.tr/muze-detay?SectionId=TRV01&DistId=TRV |
所在地 | 17100 Kalafat/Çanakkale Merkez/Çanakkale,Turkey |
6.アンカラ(アナトリア中部)
アンカラはアナトリア半島の中央部に位置するトルコの首都です。人口566万4,000人(2021年現在)、面積は25,706㎢で、イスタンブールに次ぐトルコ第二の規模を誇る都市です。
アンカラには紀元前1600年頃の旧石器時代から人が住んでいたようですが、首都となったのは1923年にムスタファ・ケマル・アタテュルクがトルコ共和国を樹立したときからです。当時の人口は6万人というのですから、いかに急成長を果たした都市なのかがわかります。
日本からの直行便はないものの、東西の文明が融合した歴史的建造物が多く残されているため旅行先の候補に入れてみてはいかがでしょうか。アンカラを訪れる際に足を運びたい、おすすめ観光スポットを6つご紹介します。
アタテュルク廟
トルコ共和国の初代大統領ムスタファ・ケマル・アタテュルクが葬られている霊朝です。建物を取り囲む回廊は博物館となっています。
名称 | アタテュルク廟(Anıtkabir) |
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営業時間 | 9:00~16:30 ※2月1日~5月14日 9:00~17:00 ※5月15日~10月31日 9:00~16:00 ※11月1日~1月31日 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.anitkabir.com.tr/ |
所在地 | Yücetepe, Akdeniz Cd. No:31, 06570 Çankaya/Ankara, Turkey |
アナトリア文明博物館
新石器時代から鉄器時代にかけてのアナトリアの遺物が展示されています。人類最古の集落といわれる「チャタルホユック」に関する品物もあります。
名称 | アナトリア文明博物館(Anadolu Medeniyetleri Müzesi) |
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営業時間 | 8:30~19:00 ※18:15チケット販売終了 |
定休日 | なし |
料金 | 280トルコリラ(約1,680円) |
公式サイト | https://muze.gov.tr/muze-detay?SectionId=AMM01&DistId=AMM |
所在地 | Kale, Gözcü Sk. No:2, 06240 Ulus/Altındağ/Ankara, Turkey |
アナトリア文明博物館の見どころ解説!アンカラで外せない観光名所
アンカラ城
7世紀にビザンツ帝国が建造した城で、城壁の内側にはオスマン帝国時代を彷彿とさせる街並みが残っています。
名称 | アンカラ城(Ankara Kalesi) |
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営業時間 | 24時間 ※東棟のみ9:00~18:00 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
所在地 | Kale, 06240 Altındağ/Ankara, Turkey |
アウグストゥス神殿
紀元前2年に女神キベレーのために建てられた説と、紀元前25年にローマ皇帝アウグストゥスの命で建てられた説がある遺跡です。現在は巨大な2枚の壁が残っています。
ローマ浴場跡
カラカラ帝が3世紀に造った広大な敷地のローマ式大浴場です。更衣室や蒸気浴室、冷水室などがあったようです。
名称 | ローマ浴場跡(Roma Hamamı) |
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営業時間 | 8:30~17:00 |
定休日 | なし |
料金 | 60トルコリラ(約360円) |
公式サイト | https://muze.gov.tr/muze-detay?SectionId=ROM01&DistId=MRK |
所在地 | Ankara Altındağ Anafartalar Mahallesi |
独立戦争博物館
ウルス広場の近くに建てられた博物館で、独立戦争のときに作戦会議が行われていた場所です。
アンカラとは?トルコの首都の歴史とおすすめ観光スポット・グルメ
7.コンヤ(中部)
アンカラから南に約250kmのところに位置する町がコンヤです。トルコの中ではあまり目立たない町ですが、イスラム神秘主義メヴレヴィー教団発祥の地として知られています。
紀元前3000年からの長い歴史を有し、11世紀にはルーム・セルジューク朝の首都が置かれていました。そのため、セルジューク朝時代の建造物が多数残っているのが特徴です。
メヴレヴィー教団の創始者、メヴラーナ・ジャラール・ウッディーン・ルーミーの霊廟がある「メヴラーナ博物館」、もともとはイスラム教神学校だった「インジェ・ミナーレ博物館」など観光スポットがいくつもあります。
ユネスコの無形文化遺産となっている独特な雰囲気の旋回舞踊「セマー」も鑑賞できます。
コンヤとは?外せない観光スポットと歴史あるトルコの古都の魅力を解説
8.アンタルヤ(南部・地中海地方)
トルコ南部の地中海に面するトルコ随一のリゾート地がアンタルヤです。1年間に300日以上の晴天日があり、国内外から観光客がバカンスに訪れます。ペルガモン王国のアッタロス2世が紀元前2世紀に「アッタレイヤ」として築いた都市で、周辺では多くの古代遺跡が発見されています。
ペルガモン王国時代から2,000年以上もの間さまざまな人に支配されてきた旧市街「カレイチ」では、「ハドリアヌス門」や「アンタルヤ時計台」も見学可能です。2つの城壁に囲まれたカレイチには18世紀の街並みが広がっており、ゆっくりと散歩も楽しめます。
ほかにも世界最大級の水中トンネルが見どころの「アンタルヤ水族館」、高さ38mの「イヴリ・ミナーレ」など、観光スポットも多彩です。
アンタルヤのビーチ
アンタルヤにあるビーチのほとんどは「ブルーフラッグビーチ」といって、ビーチ・マリーナの国際環境認証を受けたビーチです。それぞれ特徴が異なるため、場所や好みの雰囲気で選ぶといいでしょう。
例えば、中心地から南西へ45kmに位置する「ケメル・ビーチ」は、昼夜問わず多くの観光客で賑わいます。中心地からほど近い「コンヤアルトゥ・ビーチ」は、地中海の海岸線の中でも特に美しいとされています。昔からある有名なビーチに行くなら「ララ・ビーチ」です。
アンタルヤはトルコの地中海随一のリゾート地!観光の見どころを解説
アンタルヤ考古学博物館
アンタルヤ考古学博物館は旧市街から2kmほど西へ向かったところにあります。第一次世界大戦中に、占領軍から遺物を守るために造られました。ローマ、セルジューク、オスマン帝国など、トルコの歴史を語るうえで欠かせない時代の品物が展示されています。
近郊の遺跡からの出土品が多く、ペルゲの125神像や聖ニコラスの歯・骨なども展示されています。1988年には「欧州評議会博物館オブザイヤー」を受賞しました。
名称 | アンタルヤ考古学博物館(Antalya Arkeoloji Müzesi) |
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営業時間 | 8:30~20:00 ※19:30最終入場 |
定休日 | なし |
料金 | 340トルコリラ(約2,040円) |
公式サイト | https://muze.gov.tr/muze-detay?SectionId=ANT01&DistId=ANT |
所在地 | Bahçelievler, Konyaaltı Cd. No:88, 07050 Muratpaşa/Antalya, Turkey |
9.ペルガモン遺跡(西部・エーゲ海地方)
トルコの西側、エーゲ海地方に位置する「ベルガマ」という都市に残るのがペルガモン遺跡です。この地には紀元前3世紀半ばから2世紀にかけて栄えたペルガモン王国があったことは分かっているものの、現在でも解明されていない部分が少なくありません。
ペルガモン遺跡がドイツの考古学者カール・フーマンにより発掘されたのは1878年のことです。遺跡ではベルガマの町を一望できる「アクロポリス」や、紀元前4世紀に建てられたペルガモン最古の「アテナ神殿」、紀元前3世紀頃に建造された巨大な野外劇場などが見学できます。
当時の総合医療施設「アスクレピオン」には水質分析で薬効のある成分が検出された泉があり、現在でも清水が湧き出ています。
世界遺産ペルガモン(ベルガマ)の古代遺跡とは?トルコの人気観光スポット紹介
名称 | Pergamon Antik Kenti |
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住所 | Hamzalısüleymaniye, 35700 Bergama/İzmir, Turkey |
10.イズミル(西部・エーゲ海地方)
イズミルはトルコ第3の大都市であり、エーゲ海地方最大の工業貿易都市でもあります。古代名をスミルナといい、「エーゲ海の真珠」「美しきスミルナ」と呼ばれてきました。エーゲ海地方を観光する際の拠点となる交通の便が良い都市です。
歴史をじっくり楽しみたい方は「古代アゴラ遺跡」「イズミル考古学博物館」「アタテュルク博物館」がおすすめです。自然を満喫したい方は「イズミルワイルドライフパーク」、現地のお酒を楽しみたい方は「ウスジャワイナリー」に足を運んでみるのもいいでしょう。
複数残されているモスクや1907年に造られたエレベーターなど、歴史ある建造物もたくさんあります。ペルガモン遺跡やエフェソス遺跡へも向かいやすい場所です。
イズミル(イズミール)はエーゲ海の真珠!観光スポットやグルメなど徹底解説!
【エリア別】まだまだある!トルコの人気観光スポット・名所
トルコの観光スポットはまだまだあります。ここからは、先述した「トルコ観光で外せないスポットのランキング」以外の人気・主要観光地を地域別にいくつかご紹介します。
西部・エーゲ海地方
トルコ西部にはランキングでご紹介したトルコ第3の大都市、イズミルやリゾート地として知られるエーゲ海があります。規模が大きく保存状態の良いギリシャ・ローマ時代の遺跡も多く残る地域です。
こちらの地域で注目したい遺跡は、ランキングでもご紹介したペルガモン遺跡、エフェソス遺跡、トロイ遺跡だけではありません。ここでは、西部・エーゲ海地方の代表的な観光地をご紹介します。
ミレトス遺跡
ミレトス遺跡は古代ギリシャ時代、小アジアの文化や学問の中心地として栄えた都市の遺跡です。自然哲学者として有名なタレスや弟子のアナクシマンドロス、アヤソフィア大聖堂の再建に携わったイシドロスなど、多くの偉人を排出した地でもあります。
遺跡には紀元前700年頃に造られた大劇場、アポロ神殿、紀元前2世紀に建設された競技場をはじめとするさまざまな建築物が残っています。最盛期には80以上もの植民市を建設していた都市の歴史を肌で感じられる遺跡です。
ミレトス遺跡とは?歴史的背景や見どころ・ミトレス学派から生まれた偉人などを詳しく解説!
名称 | ミレトス遺跡(Milet Örenyeri) |
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営業時間 | 夏期 8:00~19:00 冬期 8:00~17:00 |
定休日 | なし |
料金 | 100トルコリラ(約600円) |
公式サイト | https://muze.gov.tr/muze-detay?SectionId=MLT01&DistId=MLT |
所在地 | Balat, Hacılar Sk No:9, 09290 Didim/Aydın, Turkey |
エディルネ
イスタンブールの西側に位置する、トルコ最西端の都市です。オスマン帝国が首都を置いていたこともある地で、イスタンブールから日帰りで観光することもできます。オスマン帝国時代に建造されたモスクが多く残り、オリエンタルな雰囲気を味わえるのが魅力です。
2011年にユネスコの世界文化遺産に登録された「セリミエ・モスク」、オスマン帝国時代初期に建造された「エスキ・モスク」などがあります。
また、5月には世界最古の競技といわれている「オイルレスリング(ヤールギュレシ)世界選手権」が開催されています。
エディルネの歴史と観光の見どころ解説!世界遺産セリミエモスクは必見
黒海地方
黒海はトルコのほか、ブルガリアとルーマニア、ウクライナ、ロシアとジョージアに囲まれた内海です。黒海沿岸地域は日本のような温暖湿潤気候で農作物を生産するのに適しています。土壌も豊かなのでさまざまな種類の農作物が生産されています。黒海には160種類以上の魚類が生息しているとされ、海の幸も豊富です。
黒海沿岸にはトルコで1番人気の都市イスタンブールがありますが、ほかにもおすすめの観光地があります。
黒海の魅力!トルコなど沿岸国のグルメや観光地、日本との関係は?
サフランボル
黒海から50kmほど内陸の位置にあるサフランボルは、「サフランボル市街」として1994年に世界遺産に登録された町です。歴史的な建物がたくさん残り、トルコの中でも特に多くの歴史ある街並みが楽しめる場所です。
100~200年前に建てられた伝統的な民家が立ち並んでおり、2,000件並ぶ木造家屋のうち800軒程度が保護されています。ノスタルジックな街並みを歩くだけでなく、街並みを一望できる「フドゥルルックの丘」やサフランボルの歴史に触れられる「サフランボル歴史博物館」もおすすめのスポットです。
サフランボルは古き良き町並みが残る世界遺産!観光のポイントを解説
トラブゾン
紀元前7世紀にミレトス人が入植してつくった都市です。トラブゾンは何世紀にもわたりアジア・ヨーロッパ間で商品を取引する際の港として重視されていました。東方見聞録で有名なマルコポーロも訪れたことがあるとされています。
トラブゾンで特に人気の観光スポットは「スメラ修道院」です。270mの絶壁に張りつくように建てられた修道院は別名「メリエムアナ修道院」とも呼ばれ、貴重なフレスコ絵を見学できます。
アナトリア中部
中部は定番人気観光都市のカッパドキアやアンカラ、コンヤを含む地域です。自然がつくりだした世界遺産や独自の文化に触れられる都市など、魅力たっぷりな観光地が集まっています。
中部を訪れるとなるとランキングに含まれる観光地に人気が集中しがちです。しかし、カッパドキアにも負けない雄大な自然や遺跡はほかにもあります。ここからは、中部の代表的な観光地をご紹介します。
ハットゥシャ遺跡
アンカラの200km程度東に向かったところに残るハットゥシャ遺跡には、高度な文明を築いたヒッタイト帝国の首都が存在していました。広大な遺跡は大きく分けて4つのエリアで構成されています。
現在残っているのはほとんどが基礎部分のみですが、大神殿や石碑文、居城、聖域など、当時どのような都市が存在していたのかが想像できるような遺跡です。世界最古の講和条約を結んだ国として知られるヒッタイト帝国の暮らしぶりを想像してみましょう。
名称 | ハットゥッシャ遺跡(Hattuşa Örenyeri) |
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料金 | 70トルコリラ(約420円) |
公式サイト | https://turkishmuseums.com/museum/detail/2027-corum-bogazkoy-archaeological-site/2027/4 |
所在地 | Hisar, 19310 Boğazkale/Çorum, Turkey |
「ヒッタイト帝国と首都ハットゥシャ」王国滅亡の理由と遺跡の見どころ
カイセリ
カイセリはカッパドキアへの玄関口として知られている都市です。中央アナトリア地方では最も高い3,916mの標高を誇る「エルシエ山(エルジェス山)」、廃村となったもののかつては岩をくりぬき住居として利用していた「ソガンリバレー」があります。
また、7つの滝で構成された「カプバシ滝」は自然の偉大さを目にできます。貴重な品物を見学したい場合は「ゲベルネシベ(セルジュク博物館)」、歴史的な建造物を目にしたい場合は「ハニーハトゥンコンプレックス」を訪れるのがおすすめです。
トゥズ湖
トゥズ湖も人気を集めるおすすめの観光スポットのひとつです。アンカラの150kmほど南南東にある塩湖で、その神秘的な姿で多くの観光客を魅了します。トゥズ湖は塩を多く含んでいることで夏になると水分が蒸発するとともに塩分が濃くなります。すると湖には30cmほどの塩の層ができて辺り一面が真っ白になり、神秘的な景色をつくりだすのです。
条件が揃えば「天空の鏡」で有名なウユニ湖のように周辺の景色を写したり、鮮やかなピンクのフラミンゴが群れをなす姿を観られたりもします。
名称 | トゥズ湖(Tuz Gölü) |
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営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
所在地 | Sereflikochisar, Turkey |
東部
トルコ東部の山岳地帯は冬になると雪が積もる地域であるため、その季節ならではの自然の姿を目にすることができます。さまざまな歴史を重ねてきた地域でもあり、歴史的な建造物や特徴的な建築様式の建築物が残っているところも魅力です。
トルコ最大の湖「ヴァン湖」、城跡や神学校が残る「エルズルム」も注目したい観光地ですが、今回は代表的な観光地を3か所ご紹介します。
アララト山
アララト山はトルコの東端に位置する標高5,137mの成層火山です。ちなみに、富士山の標高は3,776mなので、富士山よりもさらに高い山です。ここは「ノアの箱舟」がたどり着いた地として知られており、一般の人も登山ができます。
ノアの箱舟は神話として語られてきましたが、近年ノアの箱舟の一部を見つけたと主張する探検チームもいるようです。周辺には「ノアの箱舟ビジターセンター」や、ノアがつくったとされる小さな村もあります。
「ノアの方舟」の物語は実話だった?!旧約聖書の隠された“真実”とは?
マルディン
モスクや教会が立ち並ぶエキゾチックな雰囲気漂うマルディンはシリアとの国境近くにあり、「太陽の町」とも呼ばれます。493年に建てられた「ダイル・アッザファラーン修道院」は小高い丘の上に建てられており、町を一望できます。細かい装飾が施された石づくりのマルディン博物館も人気の観光スポットです。
また、トルコではいくつかの地下都市が発見されており、マルディンでも巨大な地下都市が発見されました。こちらは世界最大級の地下都市となる可能性があるようです。
アニ遺跡
アニ遺跡は2016年に世界遺産となった、アルメニア共和国との国境にほど近い位置にある遺跡です。10世紀後半~11世紀前半にかけて繁栄した都市で、「1001つの教会の都」として知られていました。アニ遺跡ではいくつかの特徴的な教会や墓などが合計40以上も見つかっています。
さまざまな民族に支配された地でもあり、アルメニア、ビザンチン、セルジューク、オスマン建築などの遺構を見学できるのも特徴です。
名称 | アニ遺跡(Ani Örenyeri) |
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営業時間 | 8:00~19:00 ※18:00最終入場(夏季・4月1日~10月31日) 8:00~17:00 ※16:00最終入場(冬季・11月1日~3月31日) ※砂糖祭りおよび犠牲祭の初日は13:00より開館 |
定休日 | なし |
料金 | 180トルコリラ(約1,080円) |
所在地 | https://muze.gov.tr/muze-detay?SectionId=ANI01&DistId=MRK |
所在地 | Şehitler, Şehitlik Caddesi No:87, 36000 Ocaklı/Kars Merkez/Kars,Turkey |
南部・地中海地方
地中海に面したトルコ南部は温暖な気候とリゾート地が多いのが特徴です。海岸沿いの絶景を楽しんだり、地中海の恵みを味わったりするために世界中から観光客が訪れます。映画のワンシーンのような景色を目にしたい方や、のんびりバカンスを楽しみたい方にはぴったりな地域です。
ここからは、トルコの南部・地中海地方の代表的な観光地をご紹介します。
ボドルム
ボドルムは古代地中海交易の中心として栄えたり、十字軍の要塞都市として繁栄したりした歴史を持ち、夏になると各国から観光客が集まる有名なリゾート地です。
ボドルムの中でも人気のビーチは繁華街から一番近い「クンバーチェビーチ」です。日の光を浴びて輝く砂浜と透明度の高い海水が魅力で、シーフード居酒屋も多く並びます。ビーチでのんびり過ごしつつ、お腹が空いたらシーフードを味わう贅沢な過ごし方もできるでしょう。
ボドルムはトルコの高級リゾート地!リゾート好きなら1度は訪れたい!
キプロス
キプロスはトルコの65km南にある地中海に浮かぶ島で、「キプロス共和国」として独立した国です。ギリシャ神話ではアフロディーテが誕生したといわれている島で、風光明媚なリゾート地として近年人気を集めています。
北は北キプロス・トルコとしてトルコ系民族が住み、南はキプロス共和国としてギリシャ系民族が住んでいます。南北で分断されているものの、現在は治安も安定しており、自由に行き来可能。北キプロスにはトルコ共和国から飛行機でアクセスできます。
キプロスは観光大国!地中海に浮かぶ島国にトルコとギリシャが同居
北キプロスにはウミガメが産卵に訪れるビーチが多く、春には柑橘類の花が咲き誇ります。また、カジノが合法化されており、3つ星以上のホテルやリゾートホテルにはカジノが併設されています。ただし、カジノ店に入店できるのは観光客のみです。
トルコ観光基本情報
正式名称 | トルコ共和国(Republic of Turkey) |
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首都 | アンカラ(Ankara) |
公用語 | トルコ語 |
通貨 | トルコリラ(TL) |
時差 | 冬季:-7時間 夏季:-6時間 |
日本からのフライト時間 | 約13時間 |
トルコにはこれまでご紹介した外せない観光スポットのほかにも、多くのおすすめ観光スポットがあります。グルメや買い物、アクティビティを楽しめるおすすめスポットが満載なので、行き先候補として検討してみてください。
おすすめの観光スポットをご紹介する前に、旅行に行くなら知っておくべきトルコの基本情報をおさえておきましょう。ここからは、トルコの気候や主な交通手段、旅行費用の目安、治安など気になる情報を解説します。
気候と服装
東西に伸びる広大な国土を有するトルコは地域によって気候が異なります。南部の地中海沿岸は冬でも比較的暖かく、内陸部は昼夜の寒暖差が激しいのが特徴です。東部の山岳地域では冬になると凍結することもあります。
ちなみに、人気の観光地イスタンブールと東京の平均気温は一年を通して同じくらいなので、服装は訪れる時期と日本の四季を重ねて選ぶといいでしょう。冷房対策として夏でも薄手のカーディガンなどを持ち歩くのがおすすめです。
トルコの気候を解説!季節別の服装や観光地のベストシーズンも紹介!
主な交通手段
トルコを移動する際はバスや鉄道、飛行機などさまざまな交通手段を利用できます。国内のほとんどの主要都市はバスや地下鉄で移動できるのが特徴です。特にバスは路線が豊富で便数も多く、手軽に移動できます。
長距離移動や移動時間を短縮したい場合は飛行機もおすすめです。また、決まった路線を走行している乗り合いタクシー「ドルムシュ」も便利です。
人気のイスタンブール市内では、乗り降り自由な市内観光バス、レトロな路面電車「トラム」や地下鉄のほか、フェリーも利用できます。
通貨・支払・両替
トルコの通貨単位はトルコリラ(TL)で、一般的にリラと呼ばれています。補助単位はクルシュ(Kr)、1TL=100Krです。
流通している紙幣は、200TL、100TL、50TL、20TL、10TL、5TLで、硬貨は1TL、50Kr、25Kr、10Kr、5Kr、1Krのそれぞれ6種類です。
トルコ国内ではクレジットカードのほか、場所によってアメリカドルやユーロ、日本円が使えることもあります。とはいえ、トルコリラしか使用できないお店もあるため、到着後は早めに両替しましょう。
両替は空港、私設の両替所、銀行、ホテルなどでできます。「NO COMMISSION」と記載されているところなら手数料がかかりません。
トルコのお金、トルコリラ。お得な両替方法やキャッシュレス事情は?
入国・出国手続き
日本の一般または公用パスポートを所有している場合、滞在期間が90日以内であればビザは必要ありません。また、トルコ入国時のパスポートの残存期間は150日以上、パスポートの未使用検査欄は見開き2ページ以上が必要です。入国カードの提出はありません。
トルコに到着したら入国審査を受け、荷物の受け取り後に税関を通過すれば入国できます。出国時も特別な書類の提出などはなく、パスポートの提示のみとなります。搭乗手続き後に出国審査と手荷物検査を受けて手続きは完了です。
トルコ入国・出国に必要な手続き・書類・フライト等をまとめて紹介!
日数
国土が広いトルコを観光するなら、ある程度の日数を設けましょう。主要な観光地を周るのであれば、一般的に8~10日程度が目安です。イスタンブールやカッパドキアなど観光スポットの多い場所には余裕を持って2泊するのがおすすめです。
また、日数を決める際は、予算や移動時間、施設の休館日も考慮します。予算や取得できる休みの関係で長くいられない場合は、訪れる観光地を絞りましょう。
トルコ旅行にはどれくらい日数が必要?観光地ごとのおすすめ日数も紹介
費用
トルコ旅行の費用は25万円~が目安です。まず、海外旅行の準備費用として1万1,000円~1万6,000円のパスポート取得費用、1日あたり1,000円~3,000円程度の海外旅行保険費用が必要になります。
航空券代金は直行便の場合10万円前後、乗継便であれば7万円前後です。宿泊費はホテルのクラスによって異なります。例えば、平日2名1室でホテルに1泊した場合の目安は、スタンダードクラスで5,000円~8,000円、スーペリアクラスで8,000円~1万5,000円、デラックスクラスなら1万5,000円以上です。
このほか、食費や観光スポットの入館料、交通費、お土産代などが発生するため、25万円以上が目安となります。
トルコの物価は安い?スーパーやレストランなどさまざまな料金を解説!
治安
親日国であるトルコは、比較的安心して観光できる国です。2022年6月時点の外務省が発表している治安警戒レベルを見ても、警戒レベルはほとんどの地域で最低レベルです。ただし、シリアやイラクとの国境付近を中心とした東部エリアは危険とされているので避けましょう。
また、外務省が危険としていない地域でも海外旅行で気をつけるべき被害には注意しなければなりません。飲食店や土産物の高額請求、盗難被害なども報告されています。少しでも旅の安心感と快適性をアップさせるために、トルコ旅行に特化した旅行会社を選びましょう。
水・トイレ事情
トルコの水道水は日本と同じように塩素消毒されており、安全性に問題はありません。とはいえ、地域や施設によって違いがあるため、飲料水にはしないほうが安心です。飲食店のテーブルに水が置かれていることもあるものの、ミネラルウォーターを頼むのがおすすめです。
トイレはほとんどが洋式で、場所によってはトルコ式のトイレのことがあります。和式トイレと同じような使い方をしますが、しゃがむときはドアのほうを向きます。なお、公共トイレは、ほとんどが有料です。
知っておきたいトルコの水・トイレ事情!水道水は飲める?トイレは有料?
電圧・プラグ・Wi-Fi事情
トルコの電圧は220V、周波数は50Hzです。240Vまで対応する電化製品なら変電器は必要ありません。最近のスマートフォン・携帯電話、デジカメなどは220Vに対応しているケースが多いのですが、日本製のドライヤーやヘアアイロンは対応していない可能性があるため確認しておきましょう。
また、大都市や有名な観光地ではWi-Fi環境が整っているものの、通信が安定しないところもあります。常にインターネットを利用したい場合はモバイルWi-Fiを利用しましょう。
トルコの電源・電圧は日本とちがう?Wi-Fi事情やSIMカード購入方法も解説!
トルコ語のあいさつ
トルコ語は日本語の「おはよう」「こんばんは」のように時間帯によって使い分けるあいさつと、相手によって使い分けるあいさつがあります。
特に覚えておくと便利なあいさつは、
- こんにちは=メルハバ(Merhaba)
- さようなら=ホシュチャカルン(Hoşça kalın)
- ありがとう=テシェキュルエデリム(Teşekkür ederim)」
の3つです。
いずれも相手を問わず使える言葉なので、お店やホテル、観光先で出会った人にあいさつする際は使用してみましょう。以下は覚えておくと便利なトルコ語のあいさつです。
【トルコ語のあいさつ】
日本語 | トルコ語 | 使えるシーン |
---|---|---|
こんにちは | メルハバ(Merhaba) | 相手や時間帯を問わず |
さようなら | ホシュチャカルン(Hoşça kalın) | 相手を問わず |
ありがとう | テシェキュルエデリム(Teşekkür ederim) | 相手やシーンを問わず |
おはよう | ギュナイドゥン(Günaydın) | 午前11時くらいまで |
こんばんは | アクシャム(akşam) | 夕方から夜にかけて |
おやすみなさい | イイウイクラル(İyi uykular) | 良い眠りをという意味で使用 |
食事への感謝の言葉 | エリニゼサールク(Elinize sağlık) | 手料理をふるまってもらったときなどの感謝の言葉 |
トルコ語のあいさつ「ありがとう」「こんにちは」「さようなら」は?使えるフレーズ紹介
トルコ観光でぜひ味わってほしい名物グルメ
その土地ならではの名物を満喫するのも旅行の楽しみのひとつです。トルコにはトルコ料理からお酒まで名物がたくさんあります。ここからは、トルコでぜひ味わってほしいおすすめの名物グルメをご紹介します。
トルコ料理は世界三大料理
トルコ料理は中華料理、フランス料理と並ぶ「世界三大料理」のひとつとして知られています。
トルコ料理と聞いてまず思い浮かべるのは「ケバブ」ではないでしょうか。ケバブは肉・魚・野菜などの食材を焼いた料理のことです。ケバブには大きな肉の塊を回転させながら焼くドネルケバブ、食材を串に刺して焼いたシシケバブなどいくつかの種類があります。本場ではトマトなどの付け合わせを添えて食べるのが一般的です。
香辛料をきかせたひき肉を焼いたり揚げたりして食べる「キョフテ」もポピュラー。ほかにも酸味のある独特なスパイスをかける「チョバン・サラタス」、ヨーグルトソースで食べる水餃子「マントゥ」、スパイシーな卵料理でトルコの定番朝食「メネメン」など、トルコには日本人の口にも合う絶品グルメが盛りだくさんです。
トルコ料理は世界三大料理!ケバブなど定番有名メニューを徹底紹介
イスタンブールではB級グルメの食べ歩きもおすすめ
人気の観光スポットが分布するイスタンブールはB級グルメも多彩です。例えば、日本でも知られるようになった「サバサンド」です。バゲットにサバや野菜を挟み、レモンをかけて食べます。
「ウスラック・バーガー(濡れバーガー)」と呼ばれるバーガーもおすすめです。スパイスがきいたトマトソースに浸されていることからその名が付きました。コンパクトでバンズに牛肉のハンバーグを挟んだだけのシンプルなバーガーなので、気軽に食べられるでしょう。
ほうれん草、チーズ、じゃがいもなどを挟み折りたたんだ薄焼きクレープのような「ギョズレメ」も人気のB級グルメです。スパイシーな食べ物が好きな方は「チー・キョフテ」を食べてみてください。葉野菜に挟んで食べるハンバーグのような料理で、野菜と一緒に食べるのでさっぱり食べられます。
イスタンブールのグルメが食べたい!ケバブからスイーツまでおすすめトルコ料理を紹介
トルコはスイーツ天国
トルコはスイーツも充実しています。トルコを訪れたなら、日本でもブームになったトルコアイス「ドンドゥルマ」を味わってみましょう。ドンドゥルマには、トルコにしか自生していないうえに輸出が禁止されている植物(サーレップ)の成分が使われています。本物を味わいたい場合はトルコで食べるしかありません。
オスマン帝国時代から食べられているとされる「バクラヴァ」というお菓子もやみつきになるおいしさです。何層にも重ねた生地にナッツ類を挟んでシロップをかけて食べます。
ほかにも、白チーズと小麦からできた極細麵に蜜をかけて食べる「キュネフェ」、ターキッシュデライトの名で知られる「ロクム」も定番のスイーツです。
ユネスコの無形文化遺産にもなっている「トルココーヒー」や、ミルクを使わず砂糖をたっぷり加えて飲む紅茶「チャイ」と一緒にいただきましょう。
甘くて美しいトルコスイーツの魅力!バクラヴァやハルヴァ、ロクムなど
トルコではお酒も自由に楽しめる
トルコにはイスラム教徒が多いものの、戒律は他のイスラム教諸国ほど厳しくはないためお酒も楽しめます。
トルコ名物のお酒といえば「ラク」です。ラクは原料にブドウを使った蒸留酒で、アルコール度数が40~50度もあります。「アニス」という甘い香りのスパイスで香り付けされており、トルコ料理との相性が良いお酒です。
トルコではブドウの栽培が盛んで、地域によって品種が異なるためさまざまな「ワイン」も味わえます。アンカラ地方のブドウを使った赤い色が特徴的なワイン、エーゲ海地方のブドウで作るフルーティーな白ワインなど、種類が豊富でワイン好きにはたまりません。
また、トルコのビールは独特なクセがなくスッキリとしているので、普段ビールを飲まない方でも挑戦しやすいでしょう。
気になるトルコのお酒事情!イスラムでも飲酒はOK?ラクってどんな味?
トルコ観光で楽しみたいアクティビティ5選
観光スポットではさまざまなアクティビティを体験できるところもあります。貴重な建築物を見学したり、おいしい食べ物を満喫したりするのも良いですが、時間がとれる場合はアクティビティも楽しみましょう。ここでは、トルコのおすすめアクティビティ5選をご紹介します。
ハマム
ハマムとはトルコ式の公衆浴場のことです。もともとは古代ローマの公衆浴場の文化でしたが、オスマン帝国時代にこの文化が入り、トルコ流に発展してきました。
ハマムは湯船に入るのではなく、蒸し風呂のような公衆浴場です。湿度と温度が高い室内に入り、大理石に寝転んでマッサージや垢すりをしてもらいます。
トルコのハマムは日本の温泉とは異なり、水着や下着で入るのが一般的です。入浴時にはその上にペシテマルというトルコ式のタオルを巻きます。
ハマムにはアメニティが揃いフェイスパックやネイルケアなどもしてくれる高級ハマムと、気軽に立ち寄れる格安ハマムがあります。ハマムが初めてで不安な場合は、ホテルのハマムを利用するのがおすすめです。
費用目安 | 3,000円~1万円前後 |
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所要時間目安 | 30分~1時間前後 |
※施設によって料金やオプションの内容に幅があります。
日本人にも人気!トルコ式風呂「ハマム」の入り方やおすすめ店舗を紹介
温泉
「温泉=日本」というイメージが強いかもしれませんが、トルコにも温泉が多数あります。アナトリア地方の西部だけでも1,000以上の源泉が存在します。トルコの温泉はハマムと同様に水着を着て入浴するのがルールです。また、男女混浴の大浴場も少なくありません。
おすすめの温泉は、ヒエラポリス遺跡にある温泉です。大理石や円柱が転がる炭酸泉の「アンティークプール(遺跡プール)」に入浴できる貴重な温泉だからです。
パムッカレからほど近い鉄分が豊富な「カラハユット温泉」、クレオパトラも愛したとされるミネラルがっぷりの泥に浸かる「ダルヤン泥温泉」など、日本の温泉とはひと味もふた味も違うユニークな温泉も楽しめます。
費用目安 | 数百円程度 |
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所要時間目安 | 1時間 |
※入浴料は施設によって幅があります。
トルコのおすすめ温泉15選!パムッカレ以外にも魅力的なスポット多数
気球ツアー(カッパドキア、パムッカレ)
トルコでは気球ツアーに参加するのもおすすめです。気球ツアーというとポストカードなどでも見かけるカッパドキアの気球ツアーが有名ですが、パムッカレでも体験できます。
カッパドキアの気球ツアーでは奇石群をはじめとする雄大な大自然を、パムッカレの気球ツアーではパムッカレの全貌やのどかな田園風景を目にできます。ちなみに、気球ツアーが実施されるのは日の出の時間前後の早朝です。
気球ツアーは安全に運行するために天候によって中止となるケースがあったり、年齢や身長制限があったりします。場合によっては当日の朝中止を告げられることもありますが、それだけ安全に配慮しているということなので安心して参加できるでしょう。
費用目安 | 3万円~3万5,000円前後 |
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所要時間目安 | 1時間程度 |
※申し込み方法や旅行会社によって金額は異なります。
カッパドキアの気球に乗りたい!魅力やツアーの内容、注意点などを紹介
ベリーダンスショー
本場のベリーダンスも楽しみましょう。ベリーダンスは世界最古の踊りといわれており、紀元前5世紀頃にはじまったとされています。起源は巫女の踊りだった、豊穣祈願の踊りだったなど諸説ありますが、13世紀末のオスマン帝国のハレムでは女性たちの教養として定着していました。
ベリーダンスは、ベリーダンスのショーを行っているレストランやナイトクラブに申し込むほか、あらかじめベリーダンスの鑑賞が組み込まれているツアーに参加します。旅行会社によってはオプショナルツアーとなるため、事前に確認してみましょう。
また、ベリーダンスのショーを行っているレストランやナイトクラブでは、ベリーダンスのほかにトルコの民族ダンスなどのショーも行うところがほとんどです。
費用目安 | 1万円前後 |
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所要時間目安 | 3時間程度 |
※費用は旅行会社や食事、アルコールの有無によって幅があります。
ベリーダンスは世界最古の踊り!艶やかで美しい動きや衣装の特徴
ワインテイスティング・ワイナリー巡り
トルコではさまざまなワインを味わえるので、お酒が好きな方はワインテイスティング・ワイナリー巡りをしてみてはいかがでしょうか。エーゲ海地方や中央アナトリア地方、トラキア地方をはじめとする各地にワイナリーがあります。
「トゥラサン」や「コジャバー」などの有名なワイナリーがあるカッパドキアはもちろん、イスタンブールにもワインテイスティングを楽しめるバーが多数あるほか、郊外には宿泊もできるワインシャトーが複数あります。
トルコのお土産購入でおすすめしたい観光スポット5選
雑貨や食品、アクセサリーなど、お土産選びも旅行の楽しみのひとつではないでしょうか。
雑貨でおすすめなのが「トルコランプ・モザイクランプ」です。トルコランプはオスマン帝国時代から親しまれているランプで、カラフルでエキゾチックな絵柄が魅力です。中国製のものもあるため、購入する際はトルコ製かどうかをお店の人に確認してみましょう。食器や香水瓶、陶器の小物も人気です。
人気のトルコ雑貨!インテリアや日用品などのおすすめアイテムをご紹介
食品なら砂糖とナッツ類で作ったお菓子「ロクム」や、トルコ紅茶「チャイ」、日本ではなかなか手に入らない「香辛料」などもいいでしょう。
トルコ石(ターコイズ)や青い目玉の形が特徴的なアクセサリー「ナザールボンジュウ」もトルコらしいお土産です。ここからは、トルコのお土産を購入できる場所を5つご紹介します。
グランドバザール(イスタンブール)
グランドバザールはアヤソフィアやブルーモスクから徒歩で行ける距離にある巨大な市場です。面積は合計で30,700㎡、66の通りにある店舗は約4,000軒にも及びます。
広大な敷地は9つのエリアに分かれており、もともとはエリアごとに取り扱う商品のジャンルが決まっていましたが、現在ではお店が入れ替わっていることもあるため、現地に詳しいツアーガイドなどに案内してもらうのがおすすめです。
グランドバザールのお店の商品は値札が付いていないことも多く、若干高めの金額を提示されることがあるため、交渉して値引きしてもらいましょう。クレジットカードを使える店舗もありますが、両替所もたくさんあるので現金を用意しておくと安心です。
また、カフェやレストランも充実しており、食事をしながらゆっくり回れます。
グランド・バザール徹底解説!トルコ観光で絶対訪れたい巨大市場の魅力
名称 | グランドバザール(Kapalicarsi) |
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営業時間 | 8:00~19:00 |
定休日 | 日曜、砂糖祭、犠牲祭、10月29日共和国記念日、元旦 ※年によって変更になる可能性あり |
公式サイト | https://www.kapalicarsi.com.tr/ |
所在地 | Beyazıt, Kalpakçılar Cd. No:22, 34126 Fatih/İstanbul,Turkey |
エジプシャンバザール(イスタンブール)
エジプシャンバザールはグランドバザールの近くにあるバザールで、地元の人が多く通います。こちらは「スパイスマーケット」と呼ばれることもあるほど数多くの香辛料が取り扱われているのが特徴です。
日用品も揃っているので、観光客が集まるスポットとはまた違ったおもしろさを体験できるはずです。現地の人が集まるバザールですが、中には看板に日本語が表記されているお店もあるので親近感がわくでしょう。
名称 | エジプシャンバザール(Mısır Çarşısı) |
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営業時間 | 8:00~19:00 |
所在地 | Rüstem Paşa, Erzak Ambarı Sok. No:92, 34116 Fatih/İstanbul,Turkey |
エジプシャンバザールでおすすめのお土産は?買い物する際の注意点も解説
イスタンブール空港
イスタンブール空港はこれまで使用されてきたアタテュルク国際空港に代わり、2019年に全面開港した国際空港です。総面積が7,659ヘクタールある空港内のすべての施設が完成するのは2030年ですが、出発フロアには免税店が並んでいます。
お店は9部門に分かれており、お店の種類もトルコのオリジナルメーカーから世界的に有名なブランドまで多彩です。いくらでも買い物ができそうなほど規模が大きいので、時間にゆとりを持って回りましょう。
トルコのイスタンブール空港、乗り継ぎからホテル、お土産まで全解説
アタクレタワー(アンカラ)
最上階が高さ125mの位置にあるアタクレタワーは、アンカラの市街を見下ろせる巨大な塔です。夜になるとアンカラの夜景を眺められたり、展望台まで屋外階段を利用できたり、景色も楽しめます。
アタクレタワーがそびえ立つのはショッピングエリアで、多数のショッピングモールがあります。タワーの最上階には360度景色を眺められる回転レストラン、展望デッキの近くにはゆっくりコーヒーを飲めるカフェやビストロがあるので、休憩を挟みながらじっくり買い物ができるでしょう。
名称 | アタクレタワー(Atakule Tower) |
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営業時間 | 11:00~15:00 |
定休日 | 土曜日・日曜日 |
所在地 | Çankaya Mh, Atakule, 06105 Ankara, Turkey |
ケメルアルトゥ(イズミル)
エーゲ海沿岸に広がるコナック広場からアゴラ遺跡まで広がっている大きなバザールがケメルアルトゥです。17世紀にはじまったとされる地元民で賑わうバザールで、特に週末は多くのイズミル市民が集まり、いっそうにぎやかになるためお祭り気分を味わえます。
小物やアクセサリーなどのお土産にぴったりなグッズはもちろん、日用品から生鮮食品まで豊富に揃います。オスマン帝国時代の雰囲気が残るバザールで、地元の空気感を思いっきり満喫しましょう。
名称 | ケメルアルトゥ(Kemeraltı) |
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所在地 | Kemeraltı, İzmir,Turkey |
トルコ観光でイベント・お祭りに参加してみよう!
タイミングが合ったときや、旅行の日程を合わせられる場合はトルコのイベントやお祭りを楽しむのもおすすめです。
例えば、春はオスマン帝国時代から続きユネスコの文化遺産にも登録されている「マニサ・メシル・フェスティバル」、夏は優雅な香りを楽しめる地中海地方の「バラ祭り」、秋はワインコンテストなどもある「国際ぶどう収穫祭」、冬はラクダが戦う「ラクダ・レスリング」などがあります。
一方、交通機関が混雑したり、観光施設が閉まったりするイベントもあるため確認が必要です。有名なお祭りで注意が必要なのは、イスラム暦の第9月、断食が終了した翌日から3日間行う「砂糖祭(シュケル・バライム)」や第12月となるイスラム暦のメッカへの巡礼最終日に実施される「犠牲祭(クルバン・バイラム/イード・アル=アドハー)」です。この時期は観光スポットの情報を事前に調べておきましょう。
トルコ旅行でぜひ行きたい!現地の人気イベントや伝統のお祭りを紹介
トルコ観光を安心・快適に楽しむならツアーがおすすめ
トルコは広大な土地のいたるところに観光スポットが分布しているため、ツアーを利用するのがおすすめです。個人手配で旅行することも可能ですが、予約や下調べなどすべて自分で準備しなければならないため手間と時間がかかります。
一方、ツアーを利用すれば、どの旅行会社でどのツアーを利用するのか、日程はいつが良いかなどを考えて予約するだけです。
観光地を効率良く回れる行程が組まれていますし、あらかじめ観光スポットのチケットが準備されていたり、ドライバーとガイドがホテルまで迎えに来てくれたり、至れり尽くせりです。
団体ツアー(パッケージツアー)
団体ツアーは、移動や宿泊、観光地など旅行に関するあらゆることを旅行会社が手配するツアーのことで、パッケージツアーとも呼ばれています。
ホテルから観光する場所まで計画されており、自分で計画したり予約したりする手間がかからないことがメリットです。添乗員が同行するので、初めてのトルコ旅行でも安心して楽しめます。団体料金が適用されるため、個人手配に比べて料金も割安になります。
デメリットは、決まった行程を知らない人と一緒に回るために、人によっては自由度が低いと感じることです。とはいえ、参加人数が限定されているツアーを利用すれば、個人旅行感覚で気兼ねなく旅行ができます。
個人ツアー(オーダーメイドツアー)
個人ツアーは回りたい観光地やホテル、食事などを自由にアレンジできるツアーです。あらかじめ旅行の行程が決められている団体ツアーに対して、自由度が高い点がメリットです。
個人ツアーといっても、現地では団体ツアーと同様に添乗員がつきますし、ホテルやチケットの手配は旅行会社が行います。日程や回りたい観光地、宿泊地を相談すると旅行会社が効率的な行程を提案してくれるので安心です。内容にもよりますが、料金はパッケージツアーに比べて割高になります。
トルコ個人旅行のすすめ!オーダーメイドやプライベートツアー、フリープランの魅力
モデルコースアレンジ
「すべてをオーダーメイドで組み立てるのは難しそう」「食事内容やトイレ休憩などは自分たちで調整したい」といった方にぴったりなのがモデルコースアレンジです。モデルコースアレンジでは、既存のモデルコースやグループツアーの日程を自由にアレンジできます。
例えば、パッケージツアーではイスタンブールの旧市街、トロイ、エフェソス、コンヤ、カッパドキア、アンカラなどの主要都市を巡り、トルコの魅力を存分に満喫できる8~10日間のプランが人気ですが、モデルコースアレンジではこうした内容を部分的にカスタマイズが可能です。
「行ったことのあるスポットを以前から気になっていたスポットに変更したい」など、アレンジも楽しみましょう。
トルコ観光に行くなら現地に詳しい旅行会社がおすすめ!
トルコには有名な世界遺産をはじめとする、たくさんの観光スポットがあります。歴史あるスポットで当時の生活に思いをはせてみたり、日本にはない街並みで異国情緒を満喫したり、日常から離れて充実した時間を過ごせるはずです。
トルコ観光を安心かつ快適に楽しむためには、現地に詳しい知識・実績豊富な旅行会社を選ぶことをおすすめします。この記事を参考にして、ぜひトルコ旅行ツアーでその魅力を体験してみてください。
Official Travel Guide of Türkiye – GoTürkiye
トルコ観光に関するよくある質問
トルコ観光は安全ですか?
世界的な観光大国であり、親日国であるトルコは日本人でも比較的安心して観光できます。2023年12月時点の外務省が発表している治安警戒レベルを見ても、警戒レベルはほとんどの地域で最低レベルです。ただし、シリアやイラクとの国境付近を中心とした東部エリアは危険とされているので避けましょう。
トルコ観光のベストシーズンは?
トルコの各都市を周遊するなら、過ごしやすい5月~6月または9月~11月が特におすすめの季節です。イスタンブールと東京の平均気温は一年を通して同じくらいですが、東西に伸びる広大な国土を有するトルコは地域によって気候が異なります。旅行する時期と目的地に応じた服装を選びましょう。
トルコ観光ツアーのおすすめは?
トルコ旅行ではガイド付きパッケージツアーを利用するのが主流です。日本語ガイドと専用車があるツアーなら、交通や言語の不安なく安心して観光できます。初めてトルコを旅行するなら、主要観光地を巡る8~10日間の周遊ツアーが人気です。
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