カタール航空の評判は?CAや機内食、座席、マイルの特徴を解説
更新日:2023.09.05
投稿日:2022.09.20
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カタール航空は日本からトルコのイスタンブール空港へ向かうフライトで利用する航空会社のひとつです。中東・アラビア半島の国、カタールの首都ドーハを拠点とするカタール航空は、過去に何度も「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、世界一といわれる顧客満足度の高さで有名な航空会社です。
世界140以上の都市への路線を就航させており、コロナ下でも好調な業績を出していることは人気の証明といえるでしょう。日本からトルコへの旅行に便利なカタール航空のサービスや設備、評判、搭乗手続き、マイル制度などを詳しく解説します。
Contents
カタール航空とは?
カタール航空とはどのような航空会社なのでしょうか。カタール航空の概要や就航している都市、SNSの口コミでみる人気のポイントなど、基本的な情報を紹介します。
カタール航空はカタールの首都ドーハを拠点に、最新鋭の航空機を運航する航空会社です。その高いサービスが世界的に高い評価を受けています。
現在は世界6大陸、140以上の都市を結び、2005年からは日本にも就航していて、日本から直行便のない南米やアフリカへのフライトに便利です。カタールは産油国のため、燃油サーチャージが低価格で、原油高のときでも安く航空券が手に入るのも魅力です。
2021/22年の決算では、旅客数1850万人を達成し、これまでの年間最高利益を200%上回り15.4億ドルと過去最高益を記録。コロナ下でも世界的な好業績をキープし、さらなる発展を続けています。
設立 | 1993年11月22日 |
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本拠地 | カタール国ドーハ |
就航先 | 世界73カ国 140都市以上 |
保有機数 | 200機以上 |
利用客数(2021/22年年度) | 1850万人 |
カタール航空の歴史
カタールの国営航空会社であるカタール航空は1993年11月22日に誕生しました。元々は王族の所有でしたが、1997年から現在の経営体制に変更。2014年からは従来のドーハ空港からハマド空港へ拠点を移し、路線網を拡大して急成長を遂げています。
日本には、2005年に関西国際空港、2010年に成田空港、2014年に羽田空港にそれぞれ就航しました。関西国際空港からはいったん撤退しましたが、近年中に再就航予定です。
カタール航空の使用機材
カタール航空は、業界でもトップクラスの最新鋭機材をそろえた航空会社で、多様な路線に対応できるよう、エアバス、ボーイングなどバリエーション豊富な機種を運用しています。
エアバスA350-1000
カタール航空がローンチカスタマー(※)となり、2018年に世界で初めて納入された機体です。
A350ファミリーのなかで最も長い胴体をもつワイドボディ機で、どのクラスにおいても最大の客室幅を誇り、快適な空の旅を提供します。
(※ローンチカスタマー:メーカーに新たな航空機の製造開発を決定させるだけの十分な規模の発注をし、その新型機製造計画を立ち上げる後ろ盾となる顧客のこと)
全長 | 3.7メートル |
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巡航速度 | マッハ0.85 |
座席数 | 最大440席 3クラス制:350~410席 |
エアバスA380
世界初となる総2階建ての機体をもつ、世界最大のジェット旅客機。プライベート空間のようなファーストクラスやビジネスクラスのフラットベッドシート、機内ラウンジなど、快適でラグジュアリーな設備を提供します。
全長 | 72.7メートル |
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巡航速度 | マッハ0.85 |
座席数 | モノクラス制:最大853席 3クラス制:525席 4クラス制:544席 |
ボーイング 787 ドリームライナー
最高峰の航空技術を結集させた最新鋭の機体。窓の光を調節できる電子カーテンや客室への加湿器標準装備など、洗練された快適な機内設備が特徴です。
全長 | 56.7メートル |
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巡航速度 | マッハ0.85 |
座席数 | 254席 |
エアバス A350
エクストラ・ワイドボディをもつ、A350ファミリー最初の機体。効率性と機内の快適さを追求した最先端のテクノロジーを搭載しています。
全長 | 66.8メートル |
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巡航速度 | マッハ0.76 |
座席数 | 最大440席 3クラス制:300~350席 |
ボーイング 777
「トリプルセブン」の愛称で知られる、世界最大のツインジェットエンジン旅客機です。高い天井と自然光をふんだんに取り入れる設計で、広々とした客室空間を実現し、快適な空の旅を提供します。
全長 | 73.9メートル |
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巡航速度 | マッハ0.85 |
座席数 | 最大550席 2クラス制:451席 3クラス制:365席~368席 |
エアバスA320
エアバス初のナローボディ機となるA320ceoファミリーで最初に製造された双発(ツイン)ジェット機です。旅客機としては初めて、デジタル・コンピュータ制御によるフライ・バイ・ワイヤ・システム操縦システムと操縦桿にサイドスティックを導入するなど、当時の最新技術を盛り込んだ機体です。
全長 | 37.57メートル |
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巡航速度 | マッハ0.78 |
座席数 | 180~150席 |
カタール航空のレイティング・受賞歴
カタール航空は数々のレイティング(評定)上位や受賞歴を持っています。2022年には航空会社の格付けを行うエアライン・レイティングスのベスト航空会社ランキングで1位を獲得しています。
さらに、2021年までにスカイトラックス社「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を過去6回獲得する快挙を達成。2021年には、ほかにも「ワールド・ベスト・ビジネスクラス」をはじめ、部門別の5つの賞を獲得しており、カタール航空の品質の高いサービスが世界的な評価を受けていることが分かります。
また、カタール航空はスカイトラックス社から国際航空会社で初めてコロナ安全対策5つ星の評価を受けていてます。
カタール航空のアライアンスはワンワールド
カタール航空は、航空アライアンスのひとつ「ワンワールド」に加盟しています。ワンワールドはJALやアメリカン航空、ブリティッシュエアウェイズなど大手航空14社が加盟し、世界170以上の国、1000以上の都市をつなぐアライアンスです。加盟航空会社同士ではマイルの獲得・交換が可能です。
さらに、会員ステイタスに応じて、優先チェックインや手荷物容量の優待など、フライトを快適にしてくれる、さまざまな特典が受けられるほか、世界650以上の空港ラウンジが利用可能になります。
JALなど他の加盟航空会社を使う際にも便利ですし、カタール航空を利用するなら、ワンワールドの会員になっておくといいでしょう。
ワンワールドの会員になるには、直接入会するのではなく、まずはカタール航空の会員サービス「プリビレッジクラブ」に入る必要があり、ここでの会員レベルがワンワールドの会員レベルに対応しています。
プリビレッジクラブ会員レベル | ワンワールド会員レベル |
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プラチナ | エメラルド |
ゴールド | サファイア |
シルバー | ルビー |
カタール航空の就航都市
現在、カタール航空は世界6大陸73カ国150超の都市に向けて路線を就航させています。アジアやアメリカ、ヨーロッパなど、地域ごとの主要な就航都市を紹介します。
アジア
カタール航空はアジア地域では、日本をはじめとする16カ国39都市に就航しています。
日本では成田空港、羽田空港に就航しており、ドーハはもちろん、ヨーロッパやアジア、アフリカなどへ向けた便が出ています。
日本以外の主な就航都市は以下のとおりです。
- 韓国:仁川
- 中国:杭州、広州、香港
- フィリピン:マニラ、クラーク、セブ
- ベトナム:ハノイ、ホーチミン
- タイ:プーケット、スワンナプール
- インドネシア:ジャカルタ、デンパサール
- シンガポール:シンガポール
- マレーシア:クアラルンプール
- インド:デリー、コルカタ、ムンバイ、ハイデラバードなど12都市
- パキスタン:イスラマバード、ペシャワールなど6都市
- バングラデシュ:ダッカ
- スリランカ:コロンボ
- ネパール:カトマンズ
- モルディブ:マレ
ヨーロッパ
日本からも人気の高いヨーロッパでは、29カ国46都市に就航しています。西ヨーロッパから東欧、北欧、地中海地域、アジアとヨーロッパを結ぶトルコまで幅広い目的地アクセス可能です。
主な就航都市は以下のとおりです。
- イギリス:ロンドン(ヒースロー、ガトウィック)、マンチェスター、エディンバラ、バーミンガム、カーディフ
- フランス:パリ
- ドイツ:フランクフルト、ミュンヘン、ブランデンブルク
- イタリア:ローマ、ヴェネツィア、ミラノ
- ベルギー:ブリュッセル
- オランダ:アムステルダム
- スペイン:バルセロナ、マドリード、マラガ
- ギリシャ:アテネ、ミコノス島
- キプロス:ラルナカ
- アイルランド:ダブリン
- スイス:ジュネーブ、チューリッヒ
- デンマーク:コペンハーゲン
- スウェーデン:ストックホルム
- フィンランド:ヘルシンキ
- ノルウェー:オスロ
- オーストリア:ウィーン
- チェコ:プラハ
- ハンガリー:プダペスト
- ポーランド:ワルシャワ
- ルーマニア:ブカレスト
- クロアチア:ザグレブ
- ブルガリア:ソフィア
- アルメニア:エレバン
- ウクライナ:キーウ
- セルビア:ベオグラード
- アゼルバイジャン:バクー
- ジョージア:トビリシ
- ロシア:サンクトペテルブルク
- トルコ:アンカラ、イスタンブール、イズミル、ボドルム、アダナ、アンタルヤ
北・南アメリカ
北米では2カ国13都市、南米では1カ国1都市に就航しています。アメリカはカタール航空の就航都市が最も多い国で、ニューヨークやロサンゼルス、サンフランシスコなど主要都市のほとんどに向けて路線を運航しています。
主な就航都市は以下のとおりです。
- アメリカ:ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ヒューストン、ボストン、アトランタ、シカゴ、ダラス、マイアミ、シアトル、フィラデルフィア、ダレス
- カナダ:モントリオール
- ブラジル:サンパウロ
アフリカ
アフリカでは、16カ国21都市への路線を就航しています。エジプトのカイロから南アフリカのケープタウンまで南北にわたり、大陸全域へのアクセスが可能になっています。
主な就航都市は以下のとおりです。
- エジプト:カイロ
- 南アフリカ:ヨハネスブルグ、ケープタウン、ダーバン
- チュニジア:チュニス
- アルジェリア:アルジェ
- モロッコ:カサブランカ
- エチオピア:アディスアベバ
- スーダン:ハルツーム
- ソマリア:モガディシュ
- ジブチ:ジブチ
- モザンビーク:マプート
- ナイジェリア:ラゴス、アブジャ
- ケニア:ナイロビ
- ウガンダ:カンパラ
- タンザニア:ダルエスサラーム、キリマンジャロ、ザンジバル
- アンゴラ:ルアンダ
- セイシェル:ヴィクトリア
中東
中東地域では、カタール航空が拠点にしているハマド空港の位置するカタールの首都ドーハをはじめ、8カ国16都市に就航しています。
主な就航都市は以下のとおりです。
- カタール:ドーハ(ハマド)
- レバノン:ベイルート
- ヨルダン:アンマン
- サウジアラビア:リヤド
- オマーン:マスカット、サラーラ
- クウェート:クウェート
- イラン:テヘラン、シーラーズ、マシュハド、イスファハン
- イラク:バグダッド、バスラ、アルビル、ナジャフ、スライマーニーヤ
オセアニア
オセアニア地域では、2カ国7都市に就航していて、そのうち6つがオーストラリアの都市に向けた路線です。
主な就航都市は以下のとおりです。
- オーストラリア:キャンベラ、アデレード、シドニー、パース、ブリズベン、タラマリン
- ニュージーランド:オークランド
カタール航空の評判や口コミ
カタール航空の実際の評判はどうなのか、SNSの声を集めました。カタール航空を初めて利用する方はぜひ参考にしてみてください。
ビジネスクラスがすごい
カタール航空ビジネスクラス
評判どおり素晴らしすぎる😊
QR813 HND-DOH
これでJGCプレミア達成! pic.twitter.com/dmmZsh5EoB— TenDon 天丼 (@GON1130787) September 29, 2018
カタール航空ビジネスクラス①
一番好きなエアライン
Qsuiteはドア閉めて個室にもなるし、ファーストクラス並に広い
アメニティも高級感たっぷり pic.twitter.com/nNsKyTO9YW— TRAVEL LOVER (@TRAVELLOVER_888) June 5, 2020
カタール航空ビジネスクラス②
機内食も他のエアラインよりも遥かに美味しい
好きなタイミングで好きなものを好きなだけ頼めて、一皿ずつコース仕立てでサーブしてくれる
日本路線は和食もあって、レベルはかなり高い pic.twitter.com/lbddnRcYzC— TRAVEL LOVER (@TRAVELLOVER_888) June 5, 2020
カタール航空のビジネスクラスは世界一といわれるほど、サービスの質が高いことで有名です。設備や機内食がどれも豪華で、まるでファーストクラスに乗っているような気分になれるでしょう。
対応が丁寧
カタール航空
ドーハ🇶🇦→羽田🇯🇵A350-1000でQsuite✨
モニターが大きくて映画がより一層👍
サービスもとっても丁寧で、飲み物やお食事を飲んだり食べ終わると「いかがでしたか?」と気遣って頂きとっても快適で素敵なフライトでした✈️#Qsuite #カタール航空 pic.twitter.com/4dSHxYklcZ
— ふーた (@cathaydelightvg) September 3, 2019
過去の旅の想い出を振り返り🥰
カタール航空
エコノミーでも座り心地のいいシート、素晴らしい😉豪華なドーハ・ハマド国際空港
ネイティブではない私にとっては英語が聞き取りやすかった(笑)
接客が丁寧だったので安心🤗#旅行好きな人と繋がりたい#海外旅行の日#写真が好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/nGdHmEpej9— ままき (@1212maruu) October 19, 2021
カタール航空はスタッフのサービスも丁寧と評判です。細やかな気遣いと心配りがフライトをさらに快適にしてくれます。
機内食がおいしい
カタール航空の機内食やっぱり美味しい😍 pic.twitter.com/jDqsiGVCX4
— たかぼう (@takabow0316) July 14, 2021
やっぱりカタール航空の機内食はトップクラスの安定の美味さだった。
ずっとこれが食べたかったんだ。 pic.twitter.com/KmUt4fg60a— 自由な旅人🌏 (@UnrestrainedT) June 16, 2021
お楽しみの機内食🍴カタール航空ドーハ経由ロンドン便では、ドーハまでの間に2回機内食が出ます。食事の好みはアプリ内から事前に登録もできます。@qatarairways pic.twitter.com/Jf6cJ773Ad
— VisitBritain Japan (@VisitBritain_JP) June 10, 2022
カタール航空は機内食がおいしいことでも評判です。やはり、食事がよいと空の旅もさらに楽しくなりますね。
カタール航空でトルコへ行くには
カタール航空は、トルコへ行く際に利用できる航空会社のひとつです。トルコ旅行にはどの便を利用して、所要時間はどれくらいになるか、乗り継ぎは必要かなどを解説します。
国内発は成田か羽田、カタール・ドーハ空港経由で約20時間
2022年8月現在、カタール航空は関西国際空港への就航を中止しているため、国内発の便は成田空港または羽田空港に限られます。カタール航空を利用してトルコに行く際も、どちらかの空港を利用することになります。
成田空港発
成田空港の場合は、ドーハ経由でイスタンブールに向かうカタール航空の便が1日1本就航しているため、乗り継ぎは1回のみで済みます。
トルコのイスタンブール空港、乗り継ぎからホテル、お土産まで全解説
■往路
- 成田空港22:30→ドーハ4:25(カタール航空 ボーイング777) 約11時間55分
- ドーハでの乗り継ぎ時間 約3時間5分
- ドーハ7:30→イスタンブール11:45(カタール航空 ボーイング787) 約4時間15分
- 総所要時間 約19時間15分
■料金
- ビジネスクラス:92万円~
- エコノミークラス:15万円~
※ファーストクラスなし。エコノミー、ビジネスクラスのみ運行。
羽田空港発
羽田空港から出発してトルコへ行く場合、2回乗り継ぎが必要です。まずは経由地であるカタールのドーハ空港へ向かいます。羽田からはドーハへの直行便がないため、他の航空会社の便を利用して、一度乗り換える必要があります。羽田からドーハ経由でイスタンブールへ向かう便は1日7本運行していて、利用する航空会社によって航路や経由地、運航時間も異なります。
■往路(時間は一例。利用する便により異なります)
- 羽田空港00:25→クアラルンプール(マレーシア航空 エアバス A330-300)6:15 約6時間50分
- クアラルンプールでの乗り継ぎ時間 約4時間40分
- クアラルンプール10:55→ドーハ13:35(カタール航空 ボーイング777)約7時間40分
- ドーハでの乗り継ぎ時間 約55分
- ドーハ14:40→イスタンブール18:45(カタール航空 ボーイング777)約4時間15分
- 総所要時間 約24時間20分
※出発時間はほかに9:55、11:30、11:45などの便があり、00:25発が所要時間は最短、料金も最安になります。
※最初のトランジットにはクアラルンプールのほか、シンガポール、ジャカルタ、バンコクなど航空会社や便により異なります。
■料金
- ビジネスクラス:36万円~
- エコノミークラス:17万円~
※ファーストクラスなし。エコノミー、ビジネスクラスのみ運行。
カタール航空の座席と機内サービス
カタール航空では、クラスごとに各種の機内サービスが充実しています。ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラス、それぞれの座席やアメニティ、機内食を紹介します。
ファーストクラス
カタール航空のファーストクラスは、広々とした個室のようなプライベート空間になっています。客室内には、スタイリッシュでエレガントな内装が施され、洗練された上質なおもてなしを体験できます。
座席
カタール空港のファーストクラスには、ソファのような広々としたシートが備わっています。座席は完全な個室にはなっておらず、パーテーションも他の航空会社と比べて低めですが、そのぶん、開放的な造りになっています。オープンスペースも広めにとられているので、窮屈な印象もなく、フライト中もリラックスして過ごせるでしょう。座席はフルフラットのベッドにもなるので、夜には足を伸ばせて休めます。
座席にはミニバーやマガジンホルダーがついているほか、タッチパネル式のモニターがあり、映画やテレビ番組、ゲームなどがそろった機内エンターテインメントを楽しめます。PC用電源やUSBプラグ、機内Wi-Fiも完備しているので、ワークスペースとしても使用可能です。
また、ファーストクラスで接客に当たるのは、CAの中でも過去に接客受賞歴のある乗務員に限られ、細やかで行き届いたサービスを受けられるでしょう。
アメニティ
ファーストクラスで提供されているのが、世界的なラグジュアリートラベルブランドであるイタリア「BRIC’S」の限定アメニティキットです。BRIC’Sのスーツケース「ベラージオ」「シンテシス」のミニチュア版という可愛いらしい見た目で、色は赤、黄色、濃紺、小麦色の4種類。ベルトなどの装飾にはトスカナレザーが使われています。
中には、イタリアの高級コスメ「Castello Monte Vibiano Vecchio」のリップバームやフェイシャルミスト、モイスチャライザー、ナイトクリームに加え、ソックスやアイマスク、耳栓など入っています。ほかに、パジャマやスリッパももらえます。中間距離のファーストクラスでは、ビジネスクラスと同じアメニティキットが用意されます。
機内食
ファーストクラスの機内食では、有名シェフの手による新鮮な素材を利用した豪華な料理やヴィンテージワイン、最高級のバターとオリーブオイルを使用した焼き立てパンなどを提供。オンデマンドのアラカルトメニューで、いつでも好きなタイミングで食事を楽しめます。
ドリンクには、CAによるオーダーメイドのノンアルコール・カクテルも用意、食後には温かくて甘い各種のスイーツも。さらに、ファーストクラスでは食事のときにキャビアが提供されるサービスもあります。イタリア製のクリスタルの器に盛られたオシェトラキャビアをバスケットに詰め、温かいバターミルクブリーニとカリカリのメルバトーストを添えていただけます。
世界三大珍味・キャビアの気になる味と選び方、おすすめアレンジをご紹介!
新ビジネスクラスQsuite
「Qsuite」は新しいスタイルのビジネスクラスで、4人掛け可能なプライベートな空間と、ファーストクラスに匹敵するサービスを備えています。
座席
Qsuiteの座席は、カタール航空のシグネチャーカラーであるバーガンディとグレーをあしらったエレガントなデザインで、まるでファーストクラスにいるようにリラックスできます。2人掛けのシートは、ドアを閉めるとほとんど個室に近い空間に早変わりし、間にある可動式パネルをスライドさせれば対面式の4人用スイートシートに変更できるようになっています。家族や友人との旅行の際は、プライベートスペースでのリラックスしたフライトを楽しめるでしょう。
各シートには、カウンターやスライドテーブル、収納スペース、ムード照明、USB・HDMI・NFC付きメディアパネルなどが備え付けられています。座席正面のHDディスプレイでは、4000チャンネルの映画やテレビ番組、ゲームが楽しめる機内エンターテインメントを利用可能。座席はフルフラットベッドにもできるので、夜も快適に眠れます。
アメニティ
Qsuiteでは、ファーストクラスと同様にイタリアの2つの高級ブランド「BRIC’S」「Castello Monte Vibiano Vecchio」と提携したアメニティが提供されています。ファーストクラスとはパッケージが違い、こちらは白と黒のポーチです。
セット内容は、Castello Monte Vibianoのリップクリームやフェイシャルミスト、保湿クリームほか、靴下、耳栓、アイマスクなど。ほかに、就寝時には枕やスリッパ、スリープウェアが提供されるほか、キルトマットレスに柔らかい羽根布団、ベッドメイキングサービスもついています。
機内食
Qsuiteの機内食は、アラカルトメニューの中から、すべて自分好みのものを選ぶ仕様になっていて、提供の時間まで自由に決められます。前菜からスープ、メイン、デザートまですべてそろったフルコースにしたり、好きな料理だけをチョイスしたり、気分に合わせて変えられます。
美味しさと持続可能性を兼ね備えたビーガングルメのほか、日本発着便では日本食も提供されるなど、メニューのラインナップも豊富。食事とともに、ワイン、シャンパンなどのアルコールから、フルーツジュース、コーヒー、紅茶などのドリンクも楽しめます。
また、ファーストクラスとビジネスクラス利用者は、オリジナルカクテルやカナッペを楽しめる機内ラウンジも利用可能です。
ビジネスクラス
カタール航空のビジネスクラスは、「エアライン・オブ・ザ・イヤー」で「ベスト・ビジネスクラス」を獲得し、世界一のビジネスクラスとの評価を受けており、高い人気を誇ります。
座席
広々としたシートは2-2-2または1-2-1の配列になっていて、通路への直接アクセスも可能です。包み込むようにゆったりとした座席はプライベート感も高く、リクライニング機能により、背もたれや足元の位置を自由に調整できます。就寝時にはフルフラットのベッドにもなり、夜もぐっすり眠れるでしょう。
シート周りには収納スペースも多く、時差の変化にも対応する先端のLED照明も備わっています。前方にあるモニターでは、映画やゲーム、音楽などの機内エンターテインメントが楽しめます。搭乗機によってはデュアルスクリーン採用のものもあり、モニターで映画を楽しみながら、手元のデバイスでゲームをプレイすることも可能です。
アメニティ
ビジネスクラスのアメニティもファーストクラスと同様、「Castello Monte Vibiano Vecchio」のスキンケア製品が「BRIC’S」 のアメニティバッグに入って提供されます。ポーチの中には、リップバーム、フェイシャルミスト、アンチエイジング保湿クリームのほか、アイマスク、耳栓、靴下などがそろっています。
就寝時には、The White Company製のラウンジウェアとスリッパも提供されるので、空の上でも心地よく眠れるでしょう。
機内食
他クラスと同様、機内食はアラカルトメニューをオンデマンドで提供してもらえるスタイルで、好きなタイミングで食べたいだけの料理を注文できるようになっています。
前菜からスープ、焼き立てのパンにワイン、シャンパンなどのアルコールまで、フルコースのメニューが用意されていて、地元の中東料理はもちろん、日本発着便では日本食もあり、和食懐石もいただけます。
食後にはさまざまなスイーツを楽しめるほか、チーズにフルーツやチャツネなどを合わせたチーズプレート、高級紅茶をサンドイッチやスコーンと一緒に味わえるアフタヌーンティーのサービスもあります。
ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)のビジネスクラスで快適すぎる空の旅を!
エコノミークラス
カタール航空の質の高いサービスはエコノミークラスでも変わりません。リラックスできる空間や美味しい食事で、これまでにないエコノミークラスのフライトを体験できるでしょう。
座席
カタール航空では、エコノミークラスの座席としては世界最大級の広さを誇るシートを備えており、手足を伸ばしてゆったりとくつろげます。これは他社のエコノミークラスではなかなか体験できないことです。
座席は好みに応じてリクライニング可能で、柔らかなブランケットの提供もあります。機内Wi-Fiも完備し、雲の上でも地上にいるときのようなネット接続が可能です。
アメニティ
エコノミークラスのアメニティは、リップバームや歯ブラシ、靴下、耳栓、アイマスクなどが入ったポーチで、ほかに、各座席にブランケット、枕、ヘッドホンが搭乗時から配布されます。さらに、子供向けには機内で楽しめるゲームや玩具、ノートなどが入ったアクティビティパックもあります。
機内食
機内食が美味しいと評判のカタール航空では、エコノミークラスでも上級クラスと同様に、季節や発着地に合わせた豊富なメニューを取り揃えています。エコノミーでは、カタール航空アプリを利用して、搭乗前からスマホで機内食のデジタルメニューを閲覧できます。また、アレルギーなど、食事制限のある方向けに特別メニューの提供もあります。
カタール航空のラウンジ
カタール航空には、本拠地のハマド空港にカタール航空の乗客が使えるラウンジがあり、搭乗までの待ち時間に利用できます。カタール航空の各ラウンジの利用条件や設備、サービスなどを紹介します。
ハマド空港のラウンジ
カタール航空の本拠地・ハマド空港には、ファーストクラス、ビジネスクラス、それぞれのクラスごとのラウンジのほか、オリックス・ラウンジ、アル・ハマラウンジの全部で4つのラウンジがあります。
アル・サファ ファーストクラスラウンジ
カタール航空のファーストクラス利用者を主な対象としたラウンジです。
アル・サファ ファーストクラスラウンジは、出国後に訪れるデューティーフリープラザ・サウスと呼ばれるエリアで、中央にあるハマド空港のシンボル「ランプベア」に向かって右手のエスカレーターを上ったところにあります。
■利用条件
- カタール航空のファーストクラスの乗客
- プリビレッジクラブプラチナ会員
- 同伴者は2名まで
自然光をふんだんに取り入れる設計のラウンジ内は、ドーハのイスラム美術博物館からインスピレーションを得た、砂岩の壁と大理石の装飾が施された広々とした空間。噴水のモニュメントのほか、美術博物館から貸し出された美術品、工芸品も展示されています。
250席のレストランでは、フルコースからアラカルト料理まで、アラビアをはじめとする世界各地の料理と飲み物を楽しめます。
豪華なスパとトリートメントルーム「The Qspa」、ビジネスセンター、音響ルーム、専用のファミリールームなどを備え、フライトまでくつろいだ時間を過ごせます。
アル・ムルジャンビジネスクラスラウンジ
カタール航空のビジネスクラス利用者のほか、料金を払えばエコノミークラスの乗客でも利用できるラウンジです。アル・ムルジャンビジネスクラスラウンジは「ランプベア」に向かって左側のエスカレーターを上ったところにあります。
■利用条件
- カタール航空およびワンワールド加盟航空会社のファーストクラス、ビジネスクラス(Elite、Comfort、Classic運賃)の乗客
- カタール航空のビジネスクラス(Lite運賃)またはエコノミークラスの乗客は料金(123ドル)を払えば利用可能(支払いはオンライン、チェックインカウンター、旅行代理店、カタール航空の営業所で可能。大人に同伴する2歳未満の幼児は無料で利用可能)
1万平方メートルの広さを誇るラウンジ内には、大理石の内装や豪華な装飾にデザイナーズブランドの家具が置かれ、5つ星ホテルに滞在しているような優雅な時間を過ごせます。
中2階には、コンチネンタル、オリエンタルのメニューが選べるカジュアルレストランや軽食のグローバル・デリカテッセン、スイーツを提供するパティスリーのほか、バーもあります。
さらに、上質なバス用品とタオルが用意されたシャワー室、飲み物を楽しめるガーデン・リゾートエリア、仮眠をとるためのクワイエットルーム、ご家族でリラックスできるファミリールームなどが利用できます。
オリックス・ラウンジ
ハマド空港でのトランジットの時間に利用できるラウンジです。場所は、「ランプベア」後方のエレベーターで2階に上がったところにあります。
■利用条件
- カタール航空のファーストクラス、ビジネスクラスの乗客
- ワンワールドのサファイア会員以上
- 料金:55ドル
ラウンジ内には、贅沢な装飾や調度品、ソファなどが置かれ、出発までくつろいだ時間を過ごせます。また、さまざまなメニューを楽しめるビュッフェやオープンドリンクカウンター、シャワールーム、荷物を預けるロッカー、Wi-Fiやプリンター、充電用コンセントを備えたビジネスセンター、ゲームやテレビを楽しめるファミリーエリアなどが利用可能です。
アル・マハ・ラウンジ
ハマド空港で、到着・出発・乗り継ぎ時に利用できるラウンジです。場所は、オリックス・ラウンジと同じエレベーターで2階に上がった先の左側にあります。
■利用条件
- プリビレッジクラブのプラチナおよびゴールドメンバー
- 同伴者はプラチナ2名、ゴールド1名まで無料
- 最大利用時間:6時間
ラウンジ内にはソファが置かれ、フライト情報を示す電子ボードや無料の高速Wi-Fiも完備されていて、出発までの時間を過ごすのに最適です。豊富なメニューを提供するビュッフェやシャワールーム、休憩室、ファミリーエリア、テレビルーム、ビジネスセンターなどを利用できます。
パリ・シャルル・ド・ゴール空港のラウンジ
カタール航空には、ハマド空港以外の世界の空港でも、出発前やトランジットの時間を過ごせるラウンジがあります。シャルル・ド・ゴール空港の空港中心部の第一ターミナル11階に位置するプレミアムラウンジもそのひとつです。
■利用条件
・カタール航空およびワンワールド加盟航空会社のファーストクラス、ビジネスクラス(Elite、ComfortならびにClassic運賃)の乗客
アラビア・スタイルの内装とポストモダン様式の調度品があつらえられ、自然光が豊富に差し込む設計で、落ち着いた雰囲気になっています。ブラッセリーやデリカテッセンのあるバー&ダイニングエリア、無料Wi-Fiサービス、充電用コンセント、ビジネスセンター、シャワールーム、礼拝堂、パリの街とエッフェル塔のパノラマが一望できる屋上テラスなどが利用可能です。
ロンドン・ヒースロー空港のラウンジ
ロンドン・ヒースロー空港のプレミアムラウンジは、アラビア式カリグラフィーや噴水のあるエレガントな内装になっていて、ダイニングやシャワー室、ビジネスセンター、無料Wi-Fiなどのサービスが利用できます。
搭乗前の手続き
カタール航空を利用する際、搭乗前に必要な、チェックインや座席指定の手続きや手荷物の規定について解説します。
チェックイン
航空機に搭乗する際には、搭乗口や離陸時刻、座席番号などを記した航空券を発行するチェックイン(搭乗手続き)が必要です。カタール航空のチェックイン方法には、オンライン、セルフ、カウンターの3種類があります。
オンライン
カタール空港の公式サイトqatarairways.comにアクセスして、自宅にいながら座席指定や搭乗券の印刷が行えます。オンラインチェックインは出発48時間前から90分前まで可能です。スマホを利用すれば、画面がそのままチケットになるデジタル搭乗券も利用できます。
セルフ
空港に設置されたカタール航空の自動チェックイン(キオスクチェックイン)機を利用してチェックインする方法です。必要事項を入力すれば搭乗券を印刷でき、荷物を預ければ、飛行機に搭乗できるようになります。
カウンター
空港にあるカタール航空のチェックインデスクで手続きを行ってもらう方法です。スタッフが航空券の印刷や手荷物のチェックイン手続きなどをやってくれるため、フライトにあまり慣れていない人はこちらを利用するほうが安心でしょう。空港のチェックインは出発3時間前から60分前まで受け付けています。海外の空港を利用する場合は3時間前に、成田・羽田空港を使う場合は2時間前までにカウンターに到着することをおすすめします。
座席指定
航空機に搭乗する際は、チェックイン手続きの際に座席指定も行う必要があり、オンラインなら48時間前から座席指定が可能になります。窓口を利用すると3時間前からしか座席指定ができないので、早めに席を確保したいなら、オンラインやスマホでのチェックインが望ましいでしょう。チェックインの最終がフライト60分前のため、遅くともそれまでには座席指定を済ませておく必要があります。
出発までに座席指定の手続きが行われていない場合は、空いている席が自動的に割り振られます。
搭乗クラスや座席の種類によっては座席指定の際に追加料金が必要になる場合があります。それぞれのクラスでの座席指定料金を紹介します。
ファーストクラス
ファーストクラスでは、予約後、いつでも無料で座席指定ができます。
ビジネスクラス
ビジネスクラスの場合、Elite、Comfortなら、予約後、いつでも無料で座席指定ができます。Classic、Liteの場合は、最初に決めた座席を変更するには追加料金がかかります。
エコノミークラス
エコノミークラスは、運賃体系や選択する座席の種類により、無料で指定できる場合と有料になる場合があります。Convenienceは、標準席なら無料で指定できますが、プリファードシートやエクストラレッグルームシートなど特別な席を選択する場合は追加料金が必要になります。Classic 、Offerなら、ビジネスと同様に座席指定に料金がかかります。
また、チェックイン方法やプリビレッジ会員かどうかで無料になったり、割引が受けられたりと料金が変わってくる場合もあるので注意してください。
料金体系 | Comfort | Convenience | Classic | Offer |
---|---|---|---|---|
プリファードシート(優先席) | 無料 | 有料 | 有料 | 有料 |
エクストラレッグルームシート | 無料 | 有料 | 有料 | 有料 |
標準席 | 無料 | 無料 | 有料(オンラインチェックイン時は無料) | 有料(オンラインチェックイン時は無料) |
プリビレッジメンバー プラチナ&ゴールド | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
プリビレッジメンバー シルバー | 無料 | 無料 | 有料(最大20%割引適用可) | 有料(最大20%割引適用可) |
プリビレッジメンバー バーガンディー | 無料 | 無料 | 有料(最大10%割引適用可) | 有料(最大10%割引適用可) |
手荷物の規定などで運賃体系が9パターン
カタール航空の運賃体系はファーストクラス1種類、ビジネスクラス4種類、エコノミークラス4種類の全部で9パターンがあり、それぞれ手荷物の規定などが異なっています。カタール航空では、料金が細かく決められているため、同じクラスでも、旅行の目的や予算に合わせて柔軟に運賃を選択可能です。
各運賃体系を詳しくみていきましょう。
ファーストクラス
ファーストクラスの運賃体系はEliteのみです。
■荷物持込規定
- 重量制:50キロ
- 個数制:2個(1個32キロ以下)
- 機内持込手荷物:2個(2個の総重量が15キロ以下)
■その他の特典
- マイル:300%
- 座席指定:無料
- ラウンジ利用:無料
- 払い戻し:無料
- 日付変更:無料
ビジネスクラス
ビジネスクラスには、Lite、Comfort、Classic、Eliteの4種類の運賃体系が存在します。
荷物規定はビジネスクラスならすべて同じですが、マイルの加算率や座席指定、ラウンジ利用、予約変更などの料金が変わってくるため、自分に合ったプランを選択しましょう。
■荷物持込規定
Lite | Classic | Comfort | Elite | |
---|---|---|---|---|
重量制 | 40キロ | 40キロ | 40キロ | 40キロ |
個数制 | 2個(1個32キロ以下) | 2個(1個32キロ以下) | 2個(1個32キロ以下) | 2個(1個32キロ以下) |
機内持込手荷物 | 2個 (2個の総重量が15キロ以下) |
2個 (2個の総重量が15キロ以下) |
2個 (2個の総重量が15キロ以下) |
2個 (2個の総重量が15キロ以下) |
■その他の特典
Lite | Classic | Comfort | Elite | |
---|---|---|---|---|
マイル | 75% | 125% | 175% | 200% |
座席指定 | チェックイン時に限り無料 | チェックイン時に限り無料 | 無料 | 無料 |
ラウンジ利用 | 不可(事前購入が必要) | 無料 | 無料 | 無料 |
払い戻し | 有料 | 有料 | 有料 | 無料 |
日付・経路変更 | 有料 | 1回無料 | 2回無料 | 無料 |
エコノミークラス
エコノミークラスには、Lite、Classic、Convenience、Comfortの4種類の運賃体系があります。
それぞれ、持ち込める荷物やマイルの加算率、座席指定や予約変更の料金が異なるため、選択する際には注意してください。
■荷物持込規定
Lite | Classic | Comfort | Elite | |
---|---|---|---|---|
重量制 | 20キロ | 25キロ | 30キロ | 35キロ |
個数制 | 1個(1個23キロ以下) | 2個(1個32キロ以下) | 2個(1個32キロ以下) | 2個(1個32キロ以下) |
機内持込手荷物 | 1個(7キロ以下) | 1個(7キロ以下) | 1個(7キロ以下) | 1個(7キロ以下) |
■その他の特典
Lite | Classic | Comfort | Elite | |
---|---|---|---|---|
マイル | 25% | 50% | 75% | 100% |
座席指定(通常席) | チェックイン時に限り無料 | チェックイン時に限り無料 | 無料 | 無料 |
座席指定(優先席) | 有料 | 有料 | 有料 | 有料 |
ラウンジ利用 | 不可(事前購入が必要) | 無料 | 無料 | 無料 |
払い戻し | 不可 | 有料 | 有料 | 無料 |
日付・経路変更 | 有料 | 1回無料 | 2回無料 | 無料 |
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カタール航空のマイルと特典
ほかの多くの航空会社と同じく、カタール航空にもマイル制度があり、集めるとさまざまな特典を受けられます。カタール航空のマイル制度やマイルの増やし方、利用方法を紹介します。
カタール航空のマイル制度「プリビレッジクラブ」
カタール空港のマイレージクラブ制度は「プリビレッジクラブ」といいます。カタール航空でマイル貯めるにはまず、公式サイトからプリビレッジクラブに入会しましょう。
プリビレッジクラブの会員レベルは4つ
プリビレッジクラブの会員には、バーガンディ、シルバー、ゴールド、プラチナの4つのレベルがあり、それぞれ、特典や維持するための必要なマイル数が異なります。
ランク | ワンワールドのレベル | 主な特典 | 維持・ランクアップの必要マイル |
---|---|---|---|
バーガンディ |
|
任意の12か月間の期間内に150マイル獲得 | |
シルバー | ルビー |
|
|
ゴールド | サファイア |
|
|
プラチナ | エメラルド |
|
|
Avios(マイル)の増やし方
カタール航空のマイル「Avios」はカタール航空でのフライトはもちろん、アライアンス各社でのフライトや提携会社での買い物、サービス利用など、さまざまな方法で獲得できます。
フライトを利用して貯める | カタール航空およびワンワールド加盟航空会社(JAL、アメリカン航空、ブリティッシュエアウェイズなど)のフライトを利用する。 |
---|---|
提携会社を利用して貯める | ワンワールド以外の航空会社やホテル、レンタカー、旅行代理店、ホテル予約サイト、ショッピング、銀行、クレジットカードなど100社を超える世界中のパートナー企業を利用する。 |
ボーナスAviosを獲得 | カタール航空からの特定の便のオファーやオンライン予約を利用するとボーナスが付与される。 限定オファー:500 Avios オンライン予約:初回2000 Avios、2回目以降500 Avios |
キャンペーンでAviosを獲得 | 提携している会社が行っているキャンペーンでボーナスが付与される。(ex.クレジットカードの新規発行で3万~8万 Aviosのボーナス) |
日本の航空会社では原則マイルの購入は認められていませんが、カタール航空では公式ホームページからマイルの購入ができます。家族や友人へのギフトにしたり、譲渡したりすることも可能です。
価格は1000 Avios :35ドルからで、年間60000 Aviosまで購入可能です。お得にマイルを購入できるキャンペーンも開催されているのでチェックしてみてください。
ただ、購入には3000 Avios以上の保有が条件のため、会員になってすぐは購入できません。
Aviosの利用方法
獲得したAviosは、カタール航空でのフライトのほか、アライアンス各社でのフライト、提携会社での買い物やサービスの利用、搭乗クラスのアップグレードなどさまざまな特典と交換できます。
マイルの使用方法をまとめました。
カタール航空のフライト | 特典航空券への交換に加え、Aviosと現金併用での支払いも可能。 |
---|---|
パートナー航空会社のフライト | 特典航空券への交換。 |
ホテル宿泊 | アコーホテルズグループのホテル利用で使えるLe Club AccorHotelsポイントへの交換。 4500 Avios→1000 Le Club AccorHotelsポイント |
空港の免税店でのショッピング | ハマド空港の免税店やカタール航空第2タワーにあるプリビレッジクラブ会員向け特設ブティック「Oryx Galleria」での買い物。 |
超過手荷物 | Aviosを使えば超過手荷物の料金が無料に。 |
Aviosには3年間の有効期限があり、期間の延長や復元には手数料がかかるため、獲得したAviosはなるべく期間内に使い切るようにしましょう。
ハマド空港と乗り継ぎ
トルコへ旅行する際の乗り継ぎなど、カタール航空のフライトでよく利用するのがハマド空港です。ハマド空港とはどのようなところなのか、乗り継ぎのポイント、食事や免税店、おすすめのお土産などを紹介します。
ハマド空港の概要
ハマド空港は、カタールの首都ドーハにあり、カタール航空が拠点としている空港です。カタール航空ではハブ空港として使われているため、カタール航空を利用しているとトランジットなどで立ち寄る機会も多くなります。
ハマド空港の成り立ち
通称「新ドーハ国際空港」と呼ばれるハマド空港は、2014年にオープンしたばかりの比較的新しい空港です。ドーハ国際空港に隣接するアラビア海を埋め立てて建設され、2本の平行滑走路を有しています。敷地面積は22平方キロにもおよび、ドーハの市域全体の3分の1に匹敵する広さを誇ります。
2020年時点で利用者は年間3800万人以上を記録しており、空港内は連日、ドーハを経由して世界各地へ旅する観光客やビジネスマンなどでにぎわっています。最近では、ドーハ自体も砂漠や海を楽しめるリゾート地として開発が進んでいるため、ドーハを目的に訪れる観光客も増えています。
ハマド空港公式サイト:https://www.qatarairways.com/ja-jp/hia-hamad-international-airport.html
充実したレストラン
ハマド空港には、出発までの時間に食事を楽しめるレストランやカフェが充実しています。ゲート付近にCOSTA COFFEEやスターバックスなどのカフェが、免税店などが立ち並ぶエリアに行くとフードコートがあります。
イタリアンや中華、日本食、ハンバーガー、中東の料理やスムージー、お菓子のお店まで、多種多様な飲食店がそろっているので、自分好みのメニューを選んでみてください。また、ラウンジを利用する方は、ラウンジ内でも食事ができます。
近未来のデザインとモニュメント
ハマド空港は、従来の空港とは思えないようなモダンで洗練された近未来のデザインが施されているのが特徴です。高い天井と広大なコンコースが壮大さを感じさせ、内装も上品で高級感のある造りになっています。中心部に鎮座する巨大なクマのぬいぐるみ「ランプベア」はニューヨーク生まれのアーティスト、ウルス・フィッシャー氏のデザインで、空港を象徴する存在として写真撮影スポットにもなっています。
効率性・利便性も追求した設計になっていて、広々とした通路や多くのサービスカウンター、豊富な荷物カートなど、随所に利用客のことを考えて造られています。
ハマド空港の乗り継ぎのポイント
日本からカタール航空を利用してハマド空港で国際線へと乗り継ぐ場合のポイントをみていきましょう。
乗り継ぎ用の保安検査場は出発コンコースの中央付近にあるので、Transfersの表示に従い、進んでいきましょう。ハマド空港ではトランジット利用者が多数を占めるため、スタッフも慣れており、スピーディな対応が期待できます。
カタール航空を利用する場合、手荷物をハマド空港で引き取る必要はなく、最終目的地で受け取れます。
乗り継ぎエリアにはトランジットホテルがあり、待ち時間が長い場合に利用すれば、リフレッシュして出発できます。
また、乗り継ぎまでに時間のある方は、トランジットでドーハ市内を観光できるツアーも開催されているので、利用してみてください。
免税店ショッピング
ハマド空港には4万平方メートルを超える世界最大級の免税店エリアがあります。ランプベアのあるデューティーフリープラザ・サウスを中心にさまざまな店が集結しているので、一度は訪れてみる価値があるでしょう。グッチやディオール、ブルガリなどの高級ブランドから、時計や宝石、貴金属、香水・スキンケアなどのコスメ、ファッション、ワインやたばこ、スポーツ用品、玩具からお土産まで、多岐にわたるジャンルのショッピングを楽しめます。
ハマド空港で買いたい中東土産5選
ハブ空港としてさまざまな場所からの乗客が訪れるハマド空港は、お土産のショップが充実しているのも特徴です。ハマド空港に立ち寄ったら、ぜひ買っておきたいおすすめのお土産を5つ紹介します。
食器
中東風の装飾が施されたお皿やコップ、グラスなどはカタールのお土産として人気のアイテムです。鮮やかな色と繊細なデザインをもつアラビアンな柄の描かれた食器やアラビアングラス、カップなどは見ているだけでも楽しく、普段の食事に使うのはもちろん、インテリアとして部屋に飾ってみてもよいでしょう。割れ物ですので、持ち帰る際に壊れないよう、お店の人に梱包などに注意してもらってください。
アラビアコーヒー
中東には独特のコーヒー文化が根付いており、アラビアコーヒーもお土産の定番になっています。カルダモンのような香辛料を入れる場合もあり、日本人がふだん飲んでいるコーヒーとは違い、アロマのような香りが特徴です。
淹れ方は普通のインスタントコーヒーと変わりませんが、初めての方には少し不思議な味わいでしょう。好みが分かれるため、購入前に試飲したほうがいいかもしれません。
歴史やおいしい淹れ方から占いまで! トルココーヒーの奥深い世界
ラクダやランプの置物
中東諸国では砂漠を代表する動物であるラクダの置物が数多く売られています。デザインはさまざまで、特に手のひらサイズで、美しく細かな装飾が施されたタイプがお土産として人気です。小さいものなら価格も数百円程度とお手頃です。
同様に人気があるのがランプの置物です。細かな装飾が施されていて、インテリアとして部屋に飾ってもいいでしょう。いずれもそれほど大きくないので、持って帰るときも荷物にならないのがメリットといえます。
スイーツ(チョコ、デーツなど)
チョコやデーツといったアラブスイーツもカタールのお土産として人気があります。カタールではラクダのチョコレートが人気です。ほかに、UAEの高級チョコレートとして有名なパッチのチョコレートもアラブ地域では定番といえるお土産です。
さらに、中東のスイーツといえば、デーツもおすすめ。ナツメヤシの実であるデーツは、そのまま食べるとプルーンのような食感で、ピスタチオやナッツ類、フルーツをはさんだものやチョコレートでコーティングされたものも人気があります。
アラブ香水
エキゾチックな香りが漂うアラブ香水もお土産として人気があります。アラブ人にとって、香水は男女問わず日常的に使用するアイテムで、持ち歩きに便利なよう、小さな瓶に入れられているのが特徴です。イスラム教の経典・コーランではアルコールが禁止されているため、代わりに香油をベースにしているのが日本の香水と異なるところです。
カタール航空でトルコまでの極上の旅を楽しもう
カタール航空はエアライン・オブ・ザ・イヤーを何度も受賞した、世界トップクラスの質の高いサービスが魅力の航空会社です。ビジネスクラスの人気も高く、Qsuiteのように他の航空会社にはない座席も用意しているので、ぜひ利用してみてください。
日本からトルコへの旅行では、ハマド空港でのトランジットが必要で、ラウンジやレストラン、ショッピングなどが充実したハマド空港で、充実した待ち時間を過ごせるでしょう。
トルコへ旅行されるときは、ぜひカタール航空を利用して、極上の空の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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更新日:2024.10.30
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更新日:2023.11.29
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更新日:2023.11.29
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更新日:2023.09.11
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更新日:2023.12.05
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更新日:2023.08.23
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