トゥズ湖とは?「トルコのウユニ塩湖」と呼ばれる絶景スポット
更新日:2023.10.12
投稿日:2023.10.12
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トゥズ湖(Tuz Gölü)は、トルコにある大塩湖。地殻の変動によって生じた構造湖で、表面積は1,600平方キロメートル以上と、ヴァン湖に次いでトルコで2番目に大きい湖です。塩分濃度は32.4%で、トルコ最大の塩湖であるだけでなく、世界最大級の塩湖でもあります。
トゥズ湖で採掘され、蒸発法によって加工・精製される上質な塩は、地元の重要な産業の一つ。さらに、自然豊かなこのエリアは観光名所としても人気で、夏季には「天空の鏡」と呼ばれる絶景が見られることでも知られています。
トゥズ湖の場所・アクセス
トゥズ湖は、トルコのアナトリア中央の乾燥地帯、標高905メートルの高原に広がっています。アクサライの北西約57キロ、コンヤの北東約105キロ、アンカラの南東約150kmの位置にあり、車でアクセスすることになります。アクサライからは車で約1時間、アンカラからは車で約2時間です。
トゥズ湖で「天空の鏡」の絶景が見られるのはいつ?
トゥズ湖は水の流出口がなく、完全に閉ざされています。平均水位は約40センチメートルと浅い湖で、周辺地域の降水量が非常に少なく、最も雨が降る春でも水深は約1.5メートル。
乾燥する夏季の7~9月にはこのわずかな水が蒸発し、表面に最大30センチメートルの塩の層が形成され、一面真っ白な塩湖が広がります。この時期は観光のベストシーズンで、湖に美しい青い空が映し出される「天空の鏡」の絶景が見られることもあります。
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トゥズ湖は自然豊かな動植物の宝庫
トゥズ湖流域には、85種の鳥類、129種の昆虫類(うち4種は固有種)、15種の哺乳類、38種の固有植物が生息しています。この貴重な生物多様性を有する湿地帯を保護するため、トゥズ湖は特別環境保護地域に指定されています。一方、塩分濃度が高いため、湖には水生植物は生息していません。
トゥズ湖は、鳥類の生息数がトルコで最も豊富な湖の一つです。特に、フラミンゴの一大孵卵地として知られています。ほかにも、ツル、カモ、ハシビロコウ、カモメ、ソリハシシギ、コハクチョウなど幅広い鳥類が見られます。冬には、水鳥の重要な越冬地となります。
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