鳩の谷とは?絶景を堪能できるカッパドキアの人気観光スポット
更新日:2023.10.25
投稿日:2023.10.25
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鳩の谷(英語:Pigeon Valley、トルコ語:Güvercinlik Vadisi)は、ウチヒサールからギョレメまでの約4キロメートルにわたる渓谷です。その名の通り、岩をくり抜いて造った無数のハト小屋が見られるユニークな場所で、カッパドキアの屈指の美しい景色を楽しめる観光スポットとして知られています。
カッパドキアの鳩の谷とは?
カッパドキアでは、古くからブドウ栽培が広く行われていました。現地の人々は、9世紀ごろから岩山を削って造ったハト小屋で鳩の飼育を始め、そのフンをブドウ畑の肥料として利用していたのです。また、その卵は、カッパドキアに多く残されている教会内部を彩るフレスコ画を描くための漆喰の材料としても使われたそうです。
カッパドキアは今でもブドウの名産地として知られており、そのブドウで造られた良質のワインも有名。カッパドキアで最も有名なワイナリーの一つであるコジャバー(Kocabağ)は鳩の谷の近くにあり、試飲もできますので、ぜひ立ち寄ってみてください。日本ではあまり見かけないカッパドキア産ワインは、観光のお土産にもおすすめです。
鳩の谷の場所・アクセス
鳩の谷は、カッパドキア観光の拠点となるギョレメかウチヒサールから入れます。ウチヒサール側の鳩の谷の入り口までは、ギョレメからウチヒサールを通って車で10分ほどでアクセスできます。ウチヒサールの町から歩いていくことも可能です。
鳩の谷には特に入り口ゲートなどはなく、入場は無料ですので、気軽に散策できます。
鳩の谷の観光ポイント
鳩の谷を観光するなら、ウチヒサール側から入るのが一般的です。ウチヒサール側の入り口のバス停車場となっている広場の端には、トルコの伝統的なお守りである「ナザール・ボンジュウ」が吊るされた木があり、人気のフォトスポットになっています。
ナザール・ボンジュウは、青い目玉を模したビーズの魔除けで、災いからその人の身を守ってくれるといわれています。ユニークな見た目で気軽に購入できるため、お土産としても人気です。
渓谷の入り口から景色を眺めるだけでもいいですが、周辺の奇岩群やブドウ畑を見下ろしながら、ウチヒサールからギョレメまで1時間ほどのハイキングを楽しむのもいいでしょう。鳩の谷は、早朝に空いっぱい広がる熱気球や、夕日の絶景を楽しめる名所としても知られています。
鳩の谷を観光するならツアーがおすすめ
カッパドキアは広大なエリアに多数の観光名所が点在していますが、公共交通機関があまり整備されていないため、観光ツアーを利用するのが一般的です。
現地ツアーの場合、ウフララ渓谷やデリンクユ地下都市などの南部エリアを巡る、通称グリーンツアーに鳩の谷も含まれていることが多いですが、実際のプラン内容はツアー会社によって異なるため、事前に確認しましょう。
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