トルコで人気のお土産を一挙紹介!雑貨・お菓子・アクセサリー
更新日:2023.04.05
投稿日:2022.06.28
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世界有数の観光大国トルコ。トルコのお土産は雑貨や化粧品、お菓子、食べ物、アクセサリーなど種類が豊富です。ヨーロッパとアジアの文化が交わるトルコならではのお土産も多くあり、何を買っていいのか迷ってしまうほど。この記事ではトルコで人気のお土産を紹介します。買い忘れのないよう、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
トルコのお土産の相場は?
トルコの通貨は「トルコリラ=TL」ですが、トルコリラはここ数年間下落が続いており、2010年頃は1TL=60円だったのに対して、2021年では1TL=10円を切りました。2020年6月現在は1TL=8円前後で推移しています。トルコリラの下落によって、トルコ国内での物価は上場傾向にありますが、それでもトルコの物価は日本と比べて全体的に低いのでお得な買い物が楽しめます。
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ここでは、トルコのお土産の値段相場を紹介します。
チョコレート | 20円~ |
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ナザール・ボンジュウ | 60円~ |
トルコビール | 120円~ |
石鹸 | 250円~ |
トルコ伝統菓子 | 275円~ |
紅茶(ティーパック) | 1箱 300円~ |
陶器の小皿 | 360円~ |
ワイン(ボトル) | 700円~ |
トルコランプ | 2,000円~ |
トルコでおすすめのお土産【雑貨編】
トルコのお土産として定番なのが、トルコランプや陶器、タイルなどです。ここではトルコでおすすめな雑貨のお土産を紹介します。
トルコランプ
トルコのお土産で人気なのがトルコランプです。トルコランプはエキゾチックな雰囲気や、幻想的な光が特徴的で、オスマン帝国時代から庶民に親しまれてきました。本場のトルコランプは全て職人による手作りで、色の付いた細かなガラスの破片をランプシェードに貼り合わせて作られています。
天井から吊るすタイプや、スタンド型タイプなど様々なトルコランプがありますが、どれも2,000円〜と比較的リーズナブルな価格で購入可能です。購入する際は電球の有無や、ランプが実際に点灯するかを確認し、割れないようにしっかりと梱包してもらいましょう。
ただし、トルコと日本では電圧が異なるため、購入したトルコランプをそのまま使うことはできません。トルコの電球を日本でそのまま使用すると暗くなるため、同じ形状の100V用電球への交換が必要です。また、コンセントの形状も異なるので、変換プラグも用意しましょう。もし帰国後、すぐに使用したい場合はキャンドル用や乾電池タイプのランプがおすすめです。
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目玉のようなアクセサリー「ナザール・ボンジュウ」
トルコを訪れたら必ず目にする、青いガラスに目玉の模様を描いた「ナザール・ボンジュウ(Nazar boncuğu)」。ナザール・ボンジュウはトルコに古代から伝わるお守りで、邪視から災いを跳ね除けてくれると言い伝えられています。
トルコや中近東では、嫉妬深い人から出る悪霊や妬みの眼差し(邪視)が災いの元凶とされ、こういった邪視を跳ね返すことで、自分に災いが来ないようになると信じられているのだそうです。ナザール・ボンジュウはカフェやホテルのフロントなど、トルコのいたるところで頻繁に見かけます。それほど、トルコの人々にとっては親しまれているお守りなのです。
ナザール・ボンジュウはキーホルダーや壁掛け、アクセサリーになったものなど、様々なタイプがあります。バザールなど、どこのお土産物屋にも置いてあるので、ぜひ記念に買ってみてはいかがでしょう?
陶器・タイル
ブルーモスクやアヤソフィアなど、トルコを代表する建造物には美しいタイルの装飾が施されています。そうした美しい模様が描かれた陶磁器を日本に持ち帰ることもできます。トルコの陶磁器で代表的なのが「イズニック焼」と「キュタフヤ焼」です。以下でそれぞれの違いを簡単に説明します。
イズニック焼
イズニック焼は世界最古の手工芸品のひとつとして、世界中の人から愛されるトルコ伝承のタイル装飾です。宮殿やモスクの装飾のために作られたタイルや、インテリアとしても使える絵皿など、バリエーションにも富んでいます。イズニックとは、生産地のブルサ県にある「イズニック(Iznik)」が由来となっています。
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キュタフヤ焼
トルコ最大の陶器の産地である「キュタフヤ(Kütahya)」はイズニックの隣町です。装飾用タイルの生産が中心であるイズニックに対して、キュタフヤでは皿や壺などが作られるようになりました。キュタフヤ焼は繊細な花柄模様をひとつひとつ手描きしたカラフルな見た目で、絵皿をはじめ、さまざまな食器や置物などがあります。
イズニック焼やキュタフヤ焼は、バザールはもちろん、主要観光スポットにあるお土産物屋でも購入可能です。中でもボウルはとても可愛いらしく小物入れとしても使えるので、女性に大変人気です。また、鍋敷きやコースター、マグカップ、花瓶、吊り飾りや飾り皿、可愛らしい動物の置物などもあります。どれも職人による手作りなので、好みの模様をじっくり選んでお気に入りのひとつを見つけてみてください。
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トルコ石
世界中で知られている「トルコ石」。鮮やかな青や緑色をした宝石で、別名「ターコイズ(Turquoise)」とも呼ばれています。トルコ石の歴史はとても古く、紀元前4000年頃から貴重品として認められていました。現在でもパワーストーンとして人気で、12月の誕生石としても知られています。
トルコの名が付いたトルコ石ですが、実はトルコが産地ではないのです。「トルコ石」と呼ばれるようになったのには諸説ありますが、古代のトルコ民族が戦いの際に使った武具・武器に民族のシンボルの色として、ターコイズブルーを使用したのが始まりという説もあります。ちなみに、トルコ石はトルコ語で「フィルゼ(Firuze)」です。
トルコ石はトルコ原産ではありませんが、歴史的・文化的に深い関わりがあったことから、トルコ国内では質の良いトルコ石を取り扱うお店が多くあります。ペンダントや指輪、ブレスレットなどに加工されたアクセサリーは観光客にも人気です。トルコ石は昔から、魔除けやお守りとしても使われてきたので、お守りとして大切な人へ贈るのもいいでしょう。
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チャイグラス(チャイバルダック)
トルコの人々にとって欠かせないチャイ。そのチャイを注ぐグラスが独特な形をしているのはご存知ですか?よく見るティーカップのような形ではなく、手に収まるほどの大きさで、チューリップのような形をした「チャイグラス」と呼ばれるグラスです。チャイグラスに受け皿が敷かれているのが一般的なトルコのスタイル。
バザールなどでは、透明のものや模様が描かれたものなど、色とりどりのチャイグラスが並んでいます。バラ売りもされていますが、6客セットで3,000円前後から購入可能です。チャイグラスは異国情緒も感じられるお土産として、非常に人気を集めています。
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香水瓶
トルコのお土産として「香水瓶」もおすすめです。トルコの香水瓶は職人によって1つ1つ丁寧に作られているため、色やデザイン・サイズが全て異なります。一番小さいサイズだと小指程度で、安いものだと1瓶200円程度から購入可能です。
エキゾチックなデザインで、お部屋のインテリアや花瓶の代わりなどにも使えます。とても繊細なガラス製品なので、しっかりと梱包してもらうことをお忘れなく。
ベリーダンスの衣装・アクセサリー
トルコを訪れる旅行客にとってベリーダンスは大変人気があります。そんなベリーダンスの本場トルコには、ベリーダンスの衣装を取り扱うお店がたくさんあります。ベリーダンスの衣装店では、衣装の他にアクセサリーも販売されています。
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トルコでおすすめのお土産【お菓子編】
トルコのお土産の定番といえばお菓子。トルコを訪れたなら、トルコの伝統菓子も外せません。世界三大料理のひとつとしても数えられるトルコ料理を有するトルコには伝統菓子がいくつもあります。ここでは、数あるトルコ菓子の中でも外せない、代表的なトルコ伝統菓子を紹介します。
ロクム
トルコの伝統菓子として真っ先に出るのが「ロクム(Lokum)」です。別名「ターキッシュ・ディライト(Turkish delight)」とも呼びます。ロクムの歴史はオスマン帝国時代に遡り、数百年にも渡ってトルコの人々に親しまれてきました。ロクムはもっちりとした食感とほどよい甘さが特徴で、一口大で食べやすいのも魅力です。日本のお菓子に例えるなら、ゆべしに似ています。
ロクムはバザールや街中の菓子店などで購入可能です。種類も豊富で、果汁で染められたカラフルなものから、ドライフルーツやナッツなどが練り込まれたものなど、たくさんの種類があります。お店によっては試食もできるので、買う前に味見してみてください。ロクムは賞味期限が長いので、お土産に最適です。
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バクラヴァ
「バクラヴァ(Baklava)」もトルコでは欠かせない銘菓のひとつです。フィロと呼ばれる紙よりも薄いトルコ特有のパイ生地が特徴で、生地1枚あたりの薄さは0.2mm以下とも言われています。バクラヴァは生地に刻んだピスタチオなどのナッツ類を敷き詰め、約40層にも重ねて焼き上げ、仕上げに甘いシロップをかけて作られる繊細なお菓子です。表面はサクッと、噛むほどにシロップの甘味がじわっと染み出すバクラヴァはヤミツキになること間違いなし!
たっぷりのシロップがかかったバクラヴァは作り立てほど美味しいので、できるだけ早く食べるのがおすすめです。なお、お土産として日本に持ち帰るなら、「クル・バクラヴァ」がおすすめです。見た目も味も普通のバクラヴァと変わりませんが、普通のバクラヴァよりもシロップが濃く、少量なので日持ちします。
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ケスタネ・シェケリ
「ケスタネ・シェケリ(Kestane Şekeri)」とはトルコ語で「栗の甘いもの」を意味し、トルコ風マロングラッセのようなお菓子です。実は、トルコは世界でも有数の栗の生産量を誇っていて、トルコで採れる栗は大粒と言われています。特にブルサで採れる栗は、大粒で質が良いと有名です。
オスマン帝国時代にはヴァクフ(国民共有の財産)とされ、どの木からでも好きなだけ拾って市場で売っても許されたとされています。ケスタネ・シェケリはヨーロッパのマロングラッセと比べて甘過ぎず、栗そのものの風味が生かされているので、日本人にとっては馴染みやすい味です。
ピシマーニエ
「ピシマーニエ(Pismaniye)」は、糸のように細い繊維状の生地が何重にも巻かれたお菓子です。ピシマーニエはふわふわとした毛糸のようで、綿菓子を固めに丸めた様な可愛らしい見た目をしています。ピシュマーニエも歴史が古く、最も古い記述は1430年代にも遡るのだとか。
ちなみに、ピシマーニエとはトルコ語で「後悔を食べろ」という意味です。その意味通り、材料を混ぜてから生地を何重にも巻いて作るため、大変手間がかかり、作り手は皆途中で後悔したといいます。こうした制作工程から、ユニークな名が付けられました。
ピシマーニエは小麦粉、バター、砂糖、レモン、塩などで作られたシンプルなお菓子で、甘さも控えめです。ふわふわしゃりしゃりとした食感がヤミツキになりますよ!ピシマーニエは一見お菓子と気付かないかもしれないので、お土産で喜ばれるかもしれません。
チョコレート
バラマキのお土産ならチョコレートがおすすめです。トルコには美味しいチョコレートメーカーが多数あります。おすすめのメーカーは「ウルケル(Ülker)」と「エティ(Eti)」です。スーパーでも購入できてお手頃価格なので、まとめ買いするのをおすすめします。特に、ピスタチオ入りのチョコレートがおすすめです。
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トルコでおすすめのお土産【食品】
トルコにはお土産として日本に持って帰りたい魅力的な食品も多くあります。ここでは、トルコに来たら絶対に買うべき食品を紹介します。
ナッツ類
トルコはヘーゼルナッツやピスタチオの名産地だと知っていましたか?ヘーゼルナッツの生産量に関しては、世界でダントツの1位を誇り、世界総生産量の75%を占めています。日本に輸入されているヘーゼルナッツの95%は、実はトルコ産なんです。
そんなトルコではナッツ類を気軽に購入できる場所が多くあります。ナッツはお菓子としてだけではなく、お酒のおつまみにもなるので、老若男女問わず喜ばれるお土産です。
空港やスーパーなどでは袋詰めされたナッツを買えますが、バザールではナッツの量り売りをしているので、欲しい分だけ買うことができます。種類も豊富で迷ってしまうかもしれませんが、お店によっては試食ができるので、実際に味を確かめて買うのもおすすめです。
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ドライフルーツ
トルコはヨーロッパの畑とも呼ばれるほど農作物が豊富で、果物天国でもあります。トルコ産のドライフルーツは味が濃いとヨーロッパでとても人気です。生の果物は持ち帰りが難しいですが、ドライフルーツなら日持ちもします。
中でも有名なのが、不老長寿の果物とも言われるイチジクのドライフルーツです。トルコは世界最大のイチジクの産地で、年間生産量は30万トンと世界一を誇っています。トルコ産のイチジクは実が大きく果肉が充実しているので、イチジク独特の粒粒食感を楽しめるのも魅力的です。
また、アンズもトルコが世界一の生産量を誇っているため、アンズのドライフルーツもお土産としておすすめです。アンズのドライフルーツにはオレンジ色をしたものと茶色のものと2種類あります。オレンジ色のイチジクは、酸化防止として二酸化硫黄が使われているもので、少し酸味があって甘酸っぱい味わいです。一方で、茶色のイチジクは、そのまま天日干ししており無添加なので、アンズそのものの甘味を楽しむことができます。
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スパイス(香辛料)・調味料
香辛料もトルコを訪れたら買いたいお土産のひとつです。イスタンブールのエジプシャンバザールは別名「スパイスバザール」とも呼ばれるほど、スパイスやハーブを扱うお店が多く集まっています。陳列されている色とりどりの香辛料には、サフランなどのお馴染みのスパイスから、サラダ用やチキン用に調合されたミックススパイスまで様々です。
1パック200円前後から購入できるため、手頃な価格で入手できるのも魅力。スパイスは量り売りもされているので、必要な分だけを買うことができます。小分けのセットも販売されており、お土産にも最適です。
中でもおすすなのは、トマトをペーストにして作られたトルコ定番の調味料「サルチャ(Salçasi)」です。サルチャは、食材そのものの味や香りが際立ててくれる調味料で、トマトの濃縮度は通常のトマトペーストに比べて6倍もあります。サルチャはバザールで量り売りされていますが、スーパーでも手軽に買うことができますよ!
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ハチミツ
実はハチミツもトルコの名産品として有名で、生産量は中国に次いで世界2位を誇っています。トルコのハチミツはとても濃厚でこってりしていて、種類も豊富です。トルコの人々はヨーグルトやパン、チーズにかけて日常的にハチミツを食べています。トルコの一般家庭では当然のようにハチミツが置かれており、ホテルの朝食ビュッフェでもハチミツは必ずあります。
なお、トルコではスーパーやバザール、お土産物屋など様々な場所でハチミツが販売されているので、お土産としても気軽に購入できるでしょう。専門店やバザールでは味見をさせてくれるお店もありますよ!
販売されているハチミツは瓶詰めや缶詰めが多いですが、まれに巣ハチミツもあります。移動中にカバンの中で漏れてしまう可能性もあるので、しっかりと梱包をしてくれるお店を選び、店員にリクエストしましょう。ハチミツ専門店であれば、頑丈に梱包してくれるお店も多くあります。
ローズジャム・茄子ジャム
日本でもジャムはもちろん買うことができますが、トルコのジャムの中には日本ではなかなか見かけない珍しいジャムがあります。そのひとつがバラのジャムです。トルコはバラの産地でもあり、バラを使った食品や化粧品などが多く作られています。バラの香りは食品に合うのか気になるところですが、匂いはしつこくなく、さっぱりとした甘さです。
日本ではなかなか見かけないジャムとして、もうひとつおすすめなのが野菜の茄子を使用した「ナスジャム」。トルコではナスが大人気の野菜で、多くの料理に用いられています。「茄子のジャムなんて本当に美味しいの?」と思うかもしれませんが、リンゴジャムに近い食感と舌ざわりで、フルーツのような味わいです。気になる方はぜひ試してみてくださいね。
トルコチーズ
トルコのチーズは非常に種類が豊富です。トルコではクセの少ない白チーズが一般的で、最もよく食べられているのが「ベヤズ・ペイニール(Beyaz Peynir)」という名の白チーズです。木綿豆腐のような見た目で、ギリシャのフェタチーズのようにしっかりとした塩気とほろほろとした食感が特徴となっています。
また、「ハルミチーズ(Hellm Peynir)」という白チーズも人気です。ハルミチーズは焼いて食べるのがポピュラーですが、このチーズは焼いても溶けません。トルコのチーズは塩気がしっかり効いて保存性の高いものが多いですが、持ち帰る際は冷蔵状態で持ち帰るのがベストです。空港でも買うことができるので、お酒好きの家族や友人へのお土産にいかがですか?
トルコならではのインスタントスープ
お土産にトルコならではのインスタントスープも喜ばれるかもしれません。家庭でトルコ料理を作るのは大変ですが、インスタントスープなら日本帰国後も気軽にトルコの味を楽しむことができます。種類も豊富で、1袋100円以下で購入できるので、お土産にもおすすめです。
ザクロソース
トルコ料理では、サラダにザクロソースをかけることがあります。程良い酸味と甘さが特徴的で、バルサミコ酢の代替や料理の調味料として、様々な用途で使える万能調味料です。トルコ滞在中の食事で口にする機会もあると思うので、気に入った方はお土産に探してみてくださいね。
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ナッツペースト(スプレッド)
トルコはヘーゼルナッツやピスタチオの名産地でもあることから、ナッツのペースト(スプレッド)もおすすめです。ヘーゼルナッツのクリームだと日本ではイタリアのヌテラ(Nutella)が有名ですが、トルコのメーカーは日本ではなかなか買うことができません。価格も200円以下とお手頃で、スーパーでも購入できるのでお土産に最適です。
トルコでおすすめのお土産【飲み物】
トルコには紅茶(チャイ)やトルココーヒーといった美味しい飲み物があり、あまり荷物にもならないのでお土産にも向いています。ここではトルコのお土産として人気の飲み物を紹介します。
チャイ(紅茶)
トルコといったらチャイ(紅茶)も外せません。トルコは紅茶の消費量が世界一と言われているほど、人々の生活にとって紅茶は切っても切れない関係です。トルコでは紅茶のことを「チャイ(Çay)」と言います。
トルコでチャイを買うなら、ティーバッグが気軽でおすすめです。スーパーでも売っているので簡単に購入できます。500gパックで200~300円ほどで買うことができますが、チャイの品質によって値段は変わってきます。
チャイのおすすめメーカーと産地
トルコでチャイを買うのにおすすめのメーカーは「ドウシュ(DOĞUŞ)」です。また、チャイの産地として最も知名度が高いのは、トルコ東部の黒海沿岸にある「リゼ(Rize)」産になります。パッケージには産地も書かれているので、ぜひチェックしてみてください。紅茶には数多くの種類があるので迷ったときはDOĞUŞのリゼ産を選べば間違いありません。
ハーブティー
トルコにはハーブティーも多数あります。ハーブティーのおすすめメーカーは、「ドアダン(Doğadan)」です。ドアダンのハーブティーは1箱あたり200円未満と、価格もお手頃なのが魅力。中でも日本にはあまり輸入されていない、リンデンにマルメロをブレンドした「マルマロ&リンデン」のミックスハーブティーは喜ばれるかもしれません。
また、乾燥させただけのリンゴをお湯で戻して飲むアップルティーもおすすめです。粉末をお湯に溶かして飲む甘いアップルティーも人気の高いお土産となっています。ちなみに、アップルティーはトルコ語で「エルマ(Elma=リンゴ)・チャイ」と言います。他にもザクロティー「ナル(Nar=ザクロ)・チャイ」など、色々なフルーツティーもあるので、気になるフルーツティーを探してみてくださいね!
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トルココーヒー
コーヒー豆の栽培が盛んなトルコでは、コーヒーも日常的に飲まれており、人気店では行列もできるほど!実は、トルココーヒーは2013年に世界無形文化遺産に登録されました。そんなトルココーヒーは淹れ方に特徴があり、細かく挽いたコーヒー豆を砂糖と一緒に小鍋で煮立てて作ります。沸騰したらカップに注ぎ、上澄みだけを飲みます。苦いコーヒーに砂糖をたっぷり入れて、苦みと甘みのブレンドを楽しむのがトルココーヒーの飲み方です。
トルココーヒーをお土産として購入する場合は、トルコで一番有名な老舗「クルカフヴェジ・メフメット・エフェンディ(Kurukahveci Mehmet Efendi)」の商品がおすすめです。100gあたり約300円程度で購入できます。スーパーでも売られているので手軽に買うことができますが、本店はイスタンブールのエジプシャンバザールの隣にあるので、本店でグラム買いするのもいいかもしれません。ただし、本店は行列していることが多いので、時間には余裕を持って行ってくださいね。
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サーレップ
日本ではあまり聞かない「サーレップ(Salep)」という飲み物。乳白色でこってりとした味わいで、トルコではよく飲まれているポピュラーな飲み物です。温かい飲み物なので、特に冬になると多く飲まれます。原材料はその名の通り、サーレップという植物なのですが、実はこのサーレップは伸びるアイスとして知られるトルコアイスの原料でもあるんです。
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自宅でも簡単に飲めるように、スーパーにはインスタントのサーレップが売られています。インスタントの粉末なら、お湯や温めた牛乳で溶かすだけ。サーレップは日本ではなかなか飲むことができないので、トルコ特有の飲み物としておすすめなお土産です
トルコでおすすめのお土産【お酒】
トルコはムスリム(イスラム教徒)が大半を占めている国なので、お酒が飲めないと思われる方も少なくないと思いますが、トルコでは自由にお酒を飲むことができます。実はトルコはワイン大国でもあるんです。ここでは、お土産としておすすめしたいトルコのお酒を紹介します。
トルコワイン
トルコはワイン発祥地のひとつで、トルコのワイン造りの歴史は5,000年以上にも遡ります。また、世界トップクラスのブドウの名産地でもあり、約1,200種のブドウが育てられています。トルコワインは日本ではあまり馴染みがありませんが、実はトルコは隠れたワイン大国なんです。とりわけワインが多く造られているのはトルコのヨーロッパ側、エーゲ海岸から地中海岸にかけての地域です。加えて、アナトリア中東部では、昔からキリスト教徒が住んでいたカッパドキアのワイナリーがよく知られています。
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トルコワインは日本ではなかなか買うことができないので、お土産として大変おすすめです。カッパドキアを訪れた際は、カッパドキアワインとして知られている2大ワインメーカー「トゥラサン(Turasan)」と「コジャパー(Kocabağ)」をチェックしてみてください。キノコ岩をかたどったボトル入りワインがお土産としても大変人気です。
トルコの地酒「ラク」
トルコで最もポピュラーなのが「ラク(RAKI)」というお酒です。ラク自体は無色透明なのですが、水で割ると白く濁る不思議なお酒で、食前酒として飲まれています。ラクはブドウからできており、アニスというセリ科のハーブの種から香り付けされた蒸留酒です。アニスはトルコを含む東地中海地域原産で、古くから薬草や香料として使われてきました。
ラクのアルコール度数は45度以上と強く、基本的には水割りで飲みます。クセのある独特なアニスの香りが口の中に広がり、ほんのりと甘みとコクも感じられます。一口目は独特の味わいに戸惑ってしまうかもしれませんが、慣れると癖になってしまうお酒です。
ラクはスーパーや町中にある「テケル(Teker)」というタバコ屋の様なお店で簡単に購入することができます。大きさは350ml、500ml、700ml、1000mlがあり、メーカーも様々です。昔から親しまれているポピュラーなメーカーは「Altınbaş Raki」「Kulüp Raki」「Yeni Raki」です。
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トルコビール
トルコのビールの歴史は古く、シュメール文明以来ビールはアナトリアで飲料として存在していたと言われています。トルコのビールはクセがなくさっぱりとしていて飲みやすいので、ビールが苦手な人でも飲みやすいでしょう。
トルコを代表するビールメーカーといえば、世界的に有名な「エフェス(Efes)」です。エフェス以外にも、トルコ最古のクラフトビール「ボモンティ(Bomonti)」や「ツボルグ(Tuborg)」もおすすめ!ツボルグは正確にはデンマークのメーカーですが、トルコで流通しているものはトルコで作られています。
エフェスは日本のトルコ料理レストランなどでも飲むことができますが、ボモンティビールに関しては日本ではほとんどお目にかかることができないので、ビール好きの方には喜ばれるはずです。
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トルコでおすすめのお土産【伝統工芸品】
トルコ絨毯やアクセサリーなど、トルコにはお土産にも最適な伝統工芸品がたくさんあります。ここでは、お土産におすすめなトルコの伝統工芸品を紹介します。
トルコ絨毯
トルコ絨毯は、長い歴史と世界でもトップクラスの品質を誇る伝統工芸品です。現在のような絨毯を作りだしたのはトルコ系民族だと言われています。トルコ絨毯はターキッシュノットとも呼ばれるダブルノット(二重結び)の方法で作られているため耐久性にとても優れており、100年以上保つとされています。
イスタンブールやカッパドキアなどの人気観光地には、多数のトルコ絨毯専門店があるため、日本で買うよりは圧倒的にリーズナブルに購入することが可能です。トルコ絨毯は織り方や素材、デザインなどで金額が変わっていきます。
なお、トルコのお店では値引き交渉をするのが一般的なので、気に入った品物があったら積極的に値段交渉をしてみましょう。お店選びをする際には、豊富な実績と信頼があり、品質保証やアフターケアがきちんと整っているお店を選んでくださいね。
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キリム
キリムはトルコの遊牧民が手作業で織ってきた伝統的な平織物で、絨毯とは違って毛足がないのが特徴です。キリムはトルコの他に、西アジアの遊牧民にも親しまれています。キリムのサイズは様々で、小さいものだと縦50cm・横40cmほど、大きいものだと縦200cm・横140cmほどとなります。壁に飾るならば、小さいサイズがおすすめです。
キリムは30年以上前に遊牧民女性が織ったとされるオールドキリムや、比較的新しい年代に織られたニューキリムなど、作られた時代などによって特徴や値段が大きく異なります。手軽に買えない値段の物も多いので、手頃なものを探している場合は、キリムのクッションカバーやテーブルクロスなどの小物がおすすめです。
なお、キリムの柄にはそれぞれ意味が込められています。例えば、鳥は「幸せ・喜び」、花は「子孫繁栄」、星は「幸せへの願い」などです。他にも柄と意味はもっとありますが、キリムを選ぶ際は柄もチェックしながら見てみてください。
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オヤを用いたアクセサリー
「オヤ(Oya)」はトルコの伝統手芸のひとつで、トルコの女性たちが着用するスカーフの縁飾りです。オヤにはいくつかの技法があり、縫い針を使って編む「イーネオヤ」、かぎ針を使って編む「トゥーオヤ」、手芸道具のシャトル(メキッキ)に糸を巻き、それに芯糸を巻き付けて模様を作る「ミキッキオヤ」などがあります。
オヤには花をモチーフにした鮮やかなデザインが多く、スカーフやネックレス、ピアスなど、普段使いのできるデザインが多く揃っているので、トルコのお土産として女性に人気です。ピアスは500円前後とお手頃な価格で購入できますよ。
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トルコでおすすめのお土産【化粧品・石鹸】
女性へのお土産には、トルコならではの化粧品や石鹸も喜ばれるでしょう。ここではトルコでお土産として人気の高い化粧品や石鹸を紹介します。
オリーブ石鹸
エーゲ海にも面しているトルコはオリーブの産地でもあります。そのため、オリーブは食品としてだけでなく、様々なものにも用いられています。中でも、オリーブ石鹸は昔からトルコの人々に親しまれてきた生活必需品です。
オリーブ石鹸は洗浄効果のみならず、ビタミンEを豊富に含んでいるので細胞の再生にも効果的と言われています。泡立ちはそれほど良くはありませんが、敏感肌の人でも使える肌に優しいところもポイントです。お店にもよりますが、1個あたり250円前後から購入できるので、お土産としても人気が集まっています。
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ローズ(バラ)コスメ
トルコはバラの産地のため、バラは観賞用としてだけではなく、食品やコスメなどにも用いられています。日本でも人気の高いローズウォーターは、実はトルコが発祥の地で、900年も前から愛用されていたと言われています。トルコの女性たちに愛用されているローズウォーター(バラ水)には、消炎や抗菌作用、肌がもともと持っている力を取り戻してくれるともされ、香りにはリラクゼーション効果も。300ml入りが500円前後で購入できるので、お土産としてももちろん、自分用にも買って帰りたい1品です。
他にもローズオイルや、ローズオイルが配合されたハンドクリーム、ローズエキスを使ったリップクリームなど、さまざまなローズコスメがあります。ローズコスメを展開している会社は多くありますが、トルコでも有名なのが「ROSENSE(ローゼンス)」というシリーズです。
トルコでお土産を買うならどこがおすすめ?
トルコのお土産は様々な場所で買うことができますが、特にバザールでの買い物がおすすめです。有名なバザールはイスタンブールにあります。バザールには多くのお土産が売られており、活気ある雰囲気だけでも楽しめるので、外せない観光スポットです。ここでは有名なバザールを含む、トルコでお土産を買う際のおすすめスポットを紹介します。
グランドバザール
グランドバザールはイスタンブール観光でも絶対に訪れたい、トルコの魅力が凝縮した超巨大市場です。迷路のような場内には4,000軒もの店がひしめきあい、貴金属や陶器、タイル、絹製品、絨毯など、様々なバリエーションのお土産がそろいます。グランドバザールはトルコ語で「カパル・チャルシュ(Kapalicarsi)」(屋根付きの市場)と言い、その名の通り市場全体は天蓋に覆われています。
グランド・バザール徹底解説!トルコ観光で絶対訪れたい巨大市場の魅力
エジプシャンバザール
エジプシャンバザールは「トルコの台所」とも言われる、トルコ名物の食べ物が集合したバザールです。グランドバザールと比べるとコンパクトですが、場内はL字型の直線的な道になっているので、迷うことなく安心してお買い物が楽しめます。別名「スパイスバザール」とも呼ばれているだけあって様々なスパイスがあります。また、生薬や食料品を扱うお店が多数あるので、食べ物のお土産を買うなら絶対的におすすめしたいバザールです。
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イスタンブール空港
観光中にお土産を買う時間が取れなかった方は、イスタンブール空港でお土産を購入してみてはいかがでしょう?空港と言ったら免税店はもちろんですが、イスタンブール空港にはトルコの特産品を揃えた「BAZAAR(バザール)」というショッピングエリアもあります。3,000㎡もの広さを持った市場のようなバザールには、お菓子やお酒、雑貨など、トルコらしいお土産が盛りだくさんです。お土産の最終チェックをしながら、搭乗までの待ち時間を過ごすのも楽しいでしょう。
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スーパー
お土産を買うならスーパーもおすすめです。スーパーならチョコレートやナッツペースト、調味料など、トルコならではの食品を手頃に購入することができます。トルコにはいくつものスーパーがありますが、トルコの大手スーパーマーケットと言えば「ミグロス(MiGROS)」です。スーパーではトルコの生活を垣間見ることができるので、見ているだけでもきっと楽しいですよ!
バザールでの買い物の心得
バザールには数多くの品物が並んでいますが、その品物のほとんどに値札がついていません。そのため、値段交渉が必須です。気に入った物があった場合、同種のお店の値段相場をチェックして交渉に挑みましょう。あまりにも安い場合には、問題点がないかを確認するのも重要です。
また、お菓子やナッツ類などの食品については、味見をしてから買うのがおすすめです。バザールでは食品は量り売りが基本。あらかじめパックされている商品が少ないため、持ち帰る場合はお店で真空パックにしてもらいましょう。なお、お菓子類はお土産用の化粧箱も用意されています。
グランドバザールやエジプシャンバザールといった外国人客の多いバザールでは、米ドルやユーロ、日本円で買い物が可能です。日本円を利用する場合は、お釣りが出ないように千円札を多めに用意しておくことをおすすめします。
なお、バザールではクレジットカードが使えるお店も多いです。クレジットカードを使用する際には、通貨は何か、0の数が間違っていないかなどのチェックもお忘れなく!バザールでの買い物はトルコ旅行の醍醐味ともいえます。ぜひ買い物を楽しんでください。
トルコのお金、トルコリラ。お得な両替方法やキャッシュレス事情は?
物価の安いトルコではお土産探しも旅の楽しみ!
旅行に訪れたらお土産探しは欠かせません。トルコは物価が安いうえに魅力的な商品が多いので何を買っていいかとても迷ってしまいます。帰国後に、「あれも買っておけばよかった…」と買い忘れがないためにも、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
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