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クリスマスは何をする日?あまり知られていない意味や起源を解説

更新日:2023.04.05

投稿日:2022.07.25

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クリスマス イエス・キリスト

12月25日と言えば「イエス・キリストの誕生日」。しかし、実は正しいキリストの誕生日は判明していません。聖書などにもキリストの誕生日については何も書かれていないのです。それにもかかわらず、なぜ12月25日はキリストの誕生日となり、クリスマスとしてお祝いされるようになったのでしょうか?この記事では、クリスマスの由来や歴史、国ごとの祝い方の違いについて詳しく解説します。

クリスマスはキリストの誕生をお祝いするお祭り

クリスマス イエス・キリスト

キリスト教の見解によると、クリスマスは「キリストの誕生を記念する祭り」ということで、単に誕生を祝う日を12月25日に定めたとされています。もともとクリスマスを12月25日と決めたのは、325年に行われた「ニケーアの公会議」でした。

ニケーア(ニカイア)の公会議とは、キリスト教の主教や司祭など数百名が集い、キリスト教に関する解釈や様々な問題を議論する会議です。「ニケーア」とは会議のあった町の名前で、現在はトルコの「イズニック(İznik)」に当たります。

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なぜ12月25日がクリスマスになったの?

325年のニケーアの公会議で、キリスト誕生の祝いの日がなぜ12月25日になったのかには諸説ありますが、キリスト教化以前のローマ土着の信仰「太陽神ミトラス」を祝う冬至の日などがあったためではないかと言われています。

これは、330年にコンスタンティヌス大帝がローマ帝国の首都をコンスタンティノープル(現在のイスタンブール)に移した際、もともと信仰していたパガニズムに代わり、キリスト教徒が増えたため、パガニズムとキリスト教徒の分断を恐れてとった行動でした。

コンスタンティヌス大帝は、12月25日にもともと行われていた「太陽崇拝の日」と「キリスト誕生の祝い」を関連付け、その日を両教徒で祝うことで、パガニズムとキリスト教徒の融和を図ったのです。

ちなみに、「クリスマス(Christmas)」とは「キリスト(Christ)」の「ミサ(Mass)=祭礼」が由来となっており、クリスマスはキリストの誕生日ではないことが伺えます。

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クリスマスにおける「アドベント」とは?

クリスマス アドベントカレンダー

「アドベント(Advent)」と呼ばれる期間をご存知ですか?これは、キリスト教西方教会(ローマ=カトリック教会)において、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間で、12月25日の約4週間前の日曜日からクリスマス・イブまでの期間を指します。日本語では「待降節(たいこうせつ)」とも言います。ちなみに、アドベントはラテン語で「到来」を意味する「アドベントゥス(Adventus)」からきている言葉です。

アドベントはクリスマスの準備期間とされ、アドベントに入ると多くの教会でリースが飾られます。さらに、アドベントクランツと呼ばれる4本のろうそくが立てられ、日曜日が来るたびにろうそくを灯し、4本のろうそくが灯されるとクリスマスが近づいていることの知らせとなります。

また、クリスマスを待ち望む毎日の楽しみとして外せないのが「アドベントカレンダー」です!アドベントカレンダーは19世紀初頭のドイツで誕生しました。1~24または1~25の日付を示す数字が並んだボックスを、毎日ひとつずつめくっていくと、ボックスの中には絵やお菓子、おもちゃなどが入っています。

日本でも近年、ディズニー、コスメ系ブランド、お菓子やおもちゃメーカーからアドベントカレンダーが販売されているので、子供から大人まで楽しむことができますよ!

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日本のクリスマスのはじまり

サンタクロース さんたくろう

日本にクリスマスがもたらされたのは、フランシスコ・ザビエルが来日し、キリスト教を伝来したことが始まりです。1549年に来日したザビエルは周防国(現山口県)で許可を得て布教を開始し、ザビエルの後を継いで宣教師コスメ・デ・トーレスが布教活動を行いました。彼らが日本人の信者を招いて行った降誕祭のミサが、日本最初のクリスマスと言われています。当初はキリスト教徒のみがクリスマスを行っていました。

やがてキリスト教が禁じられると、日本でクリスマスのイベントが表に出ることはありませんでしたが、明治時代の到来で禁教令も解除されると、徐々に一般市民にもクリスマスが広まっていきました。日本で最初にサンタクロースの姿が描かれたのも明治時代です。

明治時代は、日本が国を挙げて欧米列強に追いつこうとしていた頃でもあり、そうしたことから外国の行事が一気に日本にも浸透していったと考えられます。今では、クリスマスは家族でごちそうを囲んだり、恋人達はデートしたりと、クリスマスを楽しむようになりました。

クリスマスツリーの由来・歴史・意味合い

クリスマスツリー

クリスマスにクリスマスツリーを飾ることもイベントの1つとなっていますが、ツリーの意味は何かご存知ですか?

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クリスマスツリーの由来は北欧神話?

クリスマスツリーの由来は諸説ありますが、1つは「北欧神話」から来ています。昔、キリスト教化される前のゲルマン民族がいた国では、オーディン信仰があり、時にオーディンは森の中にある1番大きな樫の木に象徴されることがありました。

大きな樫の木には多くの動物や人間までが供物として吊り下げられており、それを見たキリスト教の司教はこの木を切り倒してしまいます。キリスト教の司教は、オーディンの怒りを恐れたゲルマンの人々にキリストの教えを説き、樫の木のすぐそばから生えたモミの木を「奇跡の木」として広めていったそうです。

モミの木を使うようになった理由

モミの木 クリスマス

他にも、中世でクリスマスのお祝いをする際、その催しとして行われていた「アダムとイブ」の舞台で、冬には枯れてしまうリンゴの木の代わりに、モミの木を代用したことから、クリスマスに木を飾る習慣ができたとも言われています。

ツリーとして用いられる木は、主に常緑の針葉樹が多く、これは冬でも青々とした葉を茂らせているため、強い生命力の象徴とされました。

ツリーを飾り付けするようになった由来

クリスマスツリーが現在のように飾り付けられたのは、ルネサンス期にあたる15世紀ドイツからという説が広く知られています。現在のドイツ南部で、孤児院に飾られたモミの木に、パン職人などの町の人がフルーツやナッツ、焼き菓子やパンを飾ったことがクリスマスツリーに飾り付けをするようになった由来です。

その後16世紀に入り、プロテスタントのマルティン・ルターが、ある星の夜に常緑樹の枝の間から見える星空の美しさに感動し、その風景に見立てて装飾したツリーを教会に設置しました。ルターは、星の輝きを模してロウソクを置いたそうで、これが現代のイルミネーションの起源といわれています。

ツリーをデコレーションする習慣は欧米に普及し、やがて世界中のクリスマスの定番となりました。

オーナメントの意味

クリスマスツリーには多種多様なオーナメントが飾られていますが、そのオーナメント1つ1つにはちゃんと意味があるのをご存知でしたか?以下でオーナメントそれぞれの意味について紹介します。

シンボル・カラー

クリスマス

クリスマスのシンボル・カラーといえば、「赤」「白」「緑」の3色ですよね!「赤」は十字架にはりつけられたキリストが流した血や神の愛を、「白」は雪や純潔を、「緑」は繁栄や生命力を表していると言われています。

トップ・スター

クリスマス トップ・スター

トップ・スターはツリーの頂点に飾る星のことです。これは、キリストが生まれた時に大きく輝き、東方の三賢人にキリストの誕生を知らせた「ベツレヘムの星」を表しています。

ボール

クリスマス ボール

キラキラのボールは1番よく見るオーナメントかと思いますが、これは聖書に出てくる「アダムとイブ」が最初に口にした「知恵のリンゴ」を表しています。

杖(ステッキ)

クリスマス ステッキ

キャンディ・ケインと呼ばれるステッキは、「羊飼いの杖」を表しています。

ヒイラギや松ぼっくり

クリスマス ひいらぎ

ヒイラギの葉はギザギザとした形を持っていますが、これには魔除けの効果があるとされています。トゲのような葉は「キリストの受難」を、赤い実は「キリストの血」を、緑の葉は「永遠の命」を表しているそうです。また、松ぼっくりは豊穣の願いが込められており、北欧のユールの風習に由来するとされています。

天使

天使は聖母マリアに受胎告知をした大天使ガブリエルを表しています。

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靴下

靴下は聖ニコラウスの逸話から来ています。

クリスマスツリーとクリスマスリースの違い

クリスマスリース

クリスマスリースもクリスマスの街を彩るアイコンの一つですが、実はリースはもともとキリスト教とは関係ありません。リースの起源は、古代ローマ時代にまで遡るとされています。

後にクリスマスリースとなる、植物で作られた装飾用の輪は、もともと古代ローマにおいてお祭りやお祝い事で冠として身につけられていました。古代オリンピックでも、勝者には月桂樹で作られたリースが贈られています。冠は太陽を象徴しており、ローマ人にとって特別なものだったのです。

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このリースが広く普及する過程で、常緑樹で作られたリースなども誕生していきました。その後、キリスト教ではヒイラギを使ったリースは、「キリストが十字架にかけられた際に被っていた、いばらの冠」と象徴され、クリスマスリースとして飾られるようになったと言われています。

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クリスマスリースが持つ意味

クリスマスリースには大きく分けて、「魔除け」「豊作祈願」「新年の幸福祈願」と3つの意味があります。また、輪の形をしていることから、「終わりがない」「永遠」などの意味も持ちます。キリスト教では、この永遠とアガペー(神様が人間を愛すること)が融合し、「永遠の神からの愛を願う」という意味も持つようになりました。

加えて、クリスマスリースを飾る場所に決まりはありませんが、もともとあった魔除けの意味合いから玄関のドアに飾られることが多くなったようです。クリスマスツリーとリースは由来こそ異なりますが、それぞれには色々な意味や願いが込められており、いずれもクリスマスには欠かせない飾りとなっています。

クリスマスツリーやリースはいつからいつまで飾る?

クリスマスツリーやリースを飾る日にちに決まりはありませんが、準備期間とされるアドベントに飾り始めるのがほとんどです。日本ではクリスマスが終わるとお正月を迎えるため、クリスマスの飾りとお正月の飾りを差し替えるようになりますが、お正月を祝う習慣のない海外では「キリストが洗礼を受けた日」とされている1月6日の「公現祭(エピファニー)」まで飾られています。

サンタクロースのモデル

サンタクロース

クリスマスに欠かせない存在といえば、サンタクロースです!実はサンタクロースにはモデルがいるのをご存知でしたか?サンタクロースのモデルとなったのは、4世紀に小アジア(現トルコ)に実在したキリスト教の神父「聖ニコラウス」という人物です。聖ニコラウスは貧しい人々を助け、大変親しまれていた存在でした。

聖ニコラウスには数々の逸話が残されていますが、その中のひとつに「貧困のために身売りをしようとしていた3姉妹の家の煙突から、金貨を投げ入れその一家を救った」という逸話があります。実はこの逸話が、サンタクロースがプレゼントを配る原型になったと言われています。

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日本でサンタクロースが描かれたのはいつ?

日本でクリスマスが一般市民へと広がりを見せたのは、明治時代。キリスト教の禁教令が撤廃されると、日本でも本や教材にサンタクロースの姿が描かれるようになりました。日本に初めてサンタクロースが登場したのは明治33年、「さんたくろう」という子供向け教材の扉絵でした。

教材の中で、サンタクロースは「北國の老爺 三太九郎」と名乗っており、見た目も現代のサンタクロースとは異なっていたそうです。物語の最後には少年にたくさんのプレゼントを渡しており、サンタクロース・ストーリーは変わらず現代に受け継がれてきたといえます。

クリスマスに七面鳥(ターキー)やチキンを食べるのはなぜ?

クリスマス チキン

クリスマスの定番料理といえばチキン。今ではケンタッキーフライドチキンを始め、スーパーやコンビニなど様々なお店でクリスマスが近づくとフライドチキンやローストチキンが販売されていますが、そもそもどうしてクリスマスにチキンを食べる習慣ができたのかご存知ですか?ここでは、クリスマスにチキンを食べるようになった起源や、日本でいつからチキンを食べるようになったのか解説します。

クリスマスに七面鳥(ターキー)を食べ始めたキッカケ

クリスマスにチキンを食べるようになった起源は、中世ヨーロッパにまで遡ります。ヨーロッパの人々は17世紀頃に、アメリカを開拓しようとアメリカ大陸に移り住みますが、そこで直面したのは食料の問題です。

中世ヨーロッパでは豚や牛、羊などが食べられていましたが、アメリカではヨーロッパ本土で行っていたように、牛や豚などの家畜を自由に飼うことができませんでした。そんな状況の中で、代わりに食べられていたのが七面鳥だったと言われています。

七面鳥は古くから北・中央アメリカに多く生息しており、アメリカ先住民の食料でもありました。ヨーロッパ人は飢えをしのぐために七面鳥を捕えたり、先住民に分けてもらったりして飢えをしのぎました。アメリカには七面鳥がたくさんいたため、豚などの家畜より身近であり、サイズも大きいことから一匹丸ごとローストすれば多くの人のお腹を満たすことが可能でした。

それ以降、七面鳥料理は「感謝」の表れであるとされ、アメリカではクリスマス以外にも感謝祭やお祝いのときに、七面鳥をローストしたものをご馳走として出すのが主流となりました。よって、クリスマスに七面鳥(ターキー)を食べるのが習慣となったのです。

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日本はどうしてチキンを食べるの?

フライドチキン クリスマス

日本でチキンを食べる習慣がついたのは、ケンタッキーフライドチキン(KFC)の影響が強いでしょう。日本では明治時代以降にクリスマスの文化が定着していきますが、七面鳥は手に入りづらかったため、クリスマスに七面鳥を食べる習慣は広まりませんでした。代わりに、肉屋がクリスマス時期にチキンレッグのローストを販促するなど、日本ならではのクリスマス料理を模索していきました。

そんな中、あるクリスマスの時期に外国人のお客さんが、「日本では七面鳥が手に入らないから」という理由で、ケンタッキーフライドチキンを買い求めます。そこで閃いた同社の担当者が、“クリスマスはケンタッキーフライドチキンを食べよう”と大々的に広告を打ち出したのです。

1970年代、欧米のライフスタイルに憧れていた日本人にとってこれは大当たりし、広く受け入れられた結果、現在ではクリスマスにチキンを食べるのが一般的となりました。

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世界のクリスマスケーキ

クリスマスにチキンを食べるのは定番ですが、合わせてケーキも食べますよね。日本ではショートケーキなどが食べられていますが、世界を見渡すと国によってクリスマスに食べるケーキに特徴があります。ここでは、世界を代表するクリスマスケーキをいくつか紹介します。

ショートケーキ/Short cake(日本)

ショートケーキ

日本で食べられるクリスマスケーキは、イチゴの「ショートケーキ」が一般的です。ショートケーキの生クリームは雪、イチゴはサンタクロースと表現することもできますよね。また、日本でおめでたいとされる「紅白」のカラーをしていることからも、ショートケーキは日本のクリスマスにマッチしたと言えます。

ちなみに、ショートケーキは海外にない日本特有のケーキだとご存知でしたか?「スポンジケーキ+ホイップクリーム+イチゴ」というショートケーキの定番スタイルは、大正時代に不二家が作り出しました。不二家創業者の藤井林右衛門が独自に考案したと言われています。

ブッシュ・ド・ノエル/Bûche de Noël(フランス)

ブッシュ・ド・ノエル

ブッシュ・ド・ノエル(ビュッシュ・ド・ノエル)は、切り株を模したケーキで、日本でもクリスマス時期になるとショートケーキと並んでよく売られています。フランス語では、「ノエル=クリスマス」「ブッシュ=木(丸太)」なので、ブッシュ・ド・ノエル=「クリスマスの木」を意味しています。

ブッシュ・ド・ノエルが木の形になった起源は諸説ありますが、「キリストの誕生を祝い、幼い救世主を暖めて護るために夜通し薪を燃やした」という逸話や、北欧で行われていた冬至祭「ユール」で「ユールログ」と呼ばれる、大きな木の幹を薪にして燃やす習慣から由来しているなどと言われています。

シュトレン/Stollen(ドイツ・オランダ)

シュトレン

シュトレンは、ドイツやオランダで古くから食べられているクリスマス定番の伝統的なお菓子です。最近は日本でもクリスマス時期になると、街中でシュトレンが売られているので、目にしたことがある人も多いと思います。シュトレンはドライフルーツやナッツ、たっぷりのバターを練り込んで焼いた生地に粉砂糖をまぶした、細長い形状のパンです。

シュトレンの最古の記録は1329年。現在のドイツ、ザクセン地方にあるナウムブルク(Naumburg)の司教に「クリスマスの贈り物」として贈呈したことから、クリスマスで食べられるようになりました。シュトレンの見た目が、白い包み布団に包まれた幼子のキリストに似ていたため、キリスト教ではとても重要な意味を持つお菓子となりました。

ちなみに、シュトレンはドイツ語で「坑道」を意味しており、シュトレンがトンネルのような形をしていることからこの名が付いたと言われています。シュトレンは日持ちするのも特徴で、ドイツではアドベントの期間に毎日少しずつスライスして食べる習慣があります。

クリスマスプディング/Christmas pudding (イギリス)

クリスマスプディング

イギリスのクリスマスでは、クリスマスプディングが欠かせません。クリスマスプディングは、クリスマスの約1ヶ月前から作られ、食べる当日まで熟成されるのが特徴です。主な材料は、パン粉、スエット(牛や羊の脂)、卵、レーズンなどのドライフルーツ、シナモンやナツメグなどのスパイス、ブランデーやラム酒です。これらの材料を混ぜ合わせて生地を作りますが、混ぜ方が重要になります。

材料をボールに入れたら、家族がひとりずつ願い事をしながら生地を混ぜます。この時、必ず東から西へ混ぜるのが決まりです。理由は、キリストが生まれた際に、その誕生を祝福した東方の三賢者が東から西へやって来たことが由来とされているからです。

さらに、生地を蒸す前に、生地の中に硬貨や指輪、ボタンなどを入れるのですが、プディングを切り分けた際に入っていたもので、翌年の運勢が決まるとされています。これがクリスマスプディングの伝統的な作り方です。

生地は何時間もかけて蒸しますが、出来上がってもすぐには食べず、クリスマスまで保管し熟成させます。当日食べる前に再度1時間ほど蒸し、お皿に乗せたらブランデーやラム酒をかけフランベするのが特徴です。日本でプディングと言ったら柔らかいプリンをイメージしますが、イギリスで食べられているクリスマスプディングは、ドライフルーツがぎっしり詰まったケーキのようなものになります。

パネットーネ/Panettone(イタリア)

パネットーネ

パネットーネはミラノ発祥のイタリア伝統菓子で、最近では日本でもお菓子屋やパン屋などで見かけるようになりました。生地はイタリアで生まれた特殊なパネトーネ種という天然酵母を用いて発酵させ、時間をかけて作られています。

見た目は大きなドーム型で、生地の中にはドライフルーツが練り込まれており、甘くふわふわとした食感が特徴です。パネットーネはパンとお菓子の中間のような食べ物ですが、保存期間が長いので、イタリアではアドベントの期間に少しずつ食べていく習慣もあります。

ちなみに、パネットーネという名前は、イタリア語で「小さなパン」を意味する「パネット」に由来するという説や、15世紀にミラノでパンを売っていたトニーが焼いたパンで「トニーのパン」としたという説など、諸説あるようです。

ジンジャーブレッドマン(ジンジャークッキー)/Gingerbread man (アメリカ・ヨーロッパ)

ジンジャーブレッドマン

ケーキではありませんが、人の形をしたジンジャーブレッドマン(ジンジャークッキー)もクリスマスの時期になるとよく見かけますよね!ジンジャーブレッドマンは、アメリカやヨーロッパで主に食べられていますが、ヨーロッパでは薄めに焼き、アメリカでは厚めに焼くなど、地域で作り方などが異なっています。

ジンジャーブレッドマンが人の形となったのは、16世紀のイギリスで大流行していたペストに、ショウガが効果的だと広めた国王をかたどり、人の形をしたショウガ入りクッキーが作られたことが由来だそうです。

また、ジンジャークッキーにはその名の通り「ショウガ」が入っていますが、それ以外にシナモンやクローブなどのスパイスも入っています。当時イギリスではスパイスの強い香りが魔除けになるとも考えられていたことから、家族の無病息災を願い、クリスマスには欠かせないお菓子となりました。

トルコのクリスマス

トルコのクリスマス

トルコはイスラム教徒が多いため、キリスト教のお祝い事であるクリスマスを盛大に行う習慣はありません。そのため、トルコでは日本やヨーロッパなどのように、クリスマスの晩に七面鳥やフライドチキンを食べるような習慣もないのが特徴です。

しかし、クリスマス時期になると、トルコの街中ではたくさんのイルミネーションが飾り付けられます。ただし、これはクリスマスというより「新年のお祝い」に向けて行うといった位置づけです。

そのため、ホテルや大きなショッピングセンターでは、12月に入ると大きなツリーが飾られますが、トルコではこのツリーをクリスマスツリーとは言わず「ユルバシュアーチ(Yılbaşı Ağacı)」(=新年のツリー)と言います。また、大晦日には新年の訪れをお祝いして、七面鳥のローストを食べるのも一般的です。

ただし、トルコに全くクリスマスという概念が存在しないわけではありません。クリスマスに欠かせないサンタクロースは、トルコ語で「ノエル・ババ(Noel Baba)」(=クリスマスのお父さん)と呼ばれ、親しまれています。一般的にサンタクロースは12月25日にプレゼントを配ってくれますが、トルコでは大晦日から新年にかけて、ノエル・ババがプレゼントを配るとされているのが特徴です。そのため、ツリーなどの飾りは新年になっても残されており、2月初旬まで飾られています。

トルコはイスラム教徒が多いとはいえ、政教分離の考えのもと、比較的緩やかな宗教解釈を持っています。それにより、近年ではクリスマスについても「楽しいことなら皆でお祝いしましょう」という考えを持つ人々も多いようです。

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クリスマスの過ごし方は国によってそれぞれ

イスタンブールトロリー

クリスマスの祝い方は国よってそれぞれ。トルコでは盛大に12月25日をお祝いしないものの、新年に向けてホテルやショッピングモールには巨大なクリスマスツリーが飾られ、装飾に力を入れているのが特徴です。あえてイスラム教のクリスマスをトルコで満喫してみるのも楽しいかもしれません!

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