トルコおすすめ観光案内 パムッカレ

パムッカレ-ヒエラポリスはがっかり世界遺産じゃない!観光の見どころ解説

更新日:2023.02.28

投稿日:2021.11.16

Views: 2886

パムッカレ トルコ 世界遺産

「パムッカレとヒエラポリス遺跡群」は、世界遺産に登録されているトルコの人気観光スポットです。真っ白に輝く石灰棚とブルーの温泉が織りなす美しいコントラストはインスタ映え間違いなし!

また、石灰棚の丘の上にあるローマ時代の貴重な遺跡や、大理石の柱など古代の遺跡が沈んでいる珍しい温泉プール「アンティークプール(遺跡温泉)」など見どころが満載です。

ヒエラポリス―パムッカレの魅力や観光のポイントをトルコ旅行のプロが解説します。

パムッカレとヒエラポリス遺跡群とは?

パムッカレの石灰棚

トルコ西部エーゲ海地方の町デニズリに入ると、遠くに見える山肌が一部分だけ白く輝いて見えます。この約200mもの高さにわたる純白の石灰棚と美しいブルーの温泉が織りなす幻想的な景色が楽しめる世界遺産がパムッカレ。毎年沢山の人々が訪れるトルコを代表する観光スポットです。

さらに、パムッカレの石灰華段丘の一番上にはローマ時代の都市遺跡「ヒエラポリス」が広がっています。

ヒエラポリス―パムッカレは、世界的にも稀有な景観を有するパムッカレの石灰棚という自然遺産と、ヒエラポリス遺跡群という文化遺産が合わさった、世界でも珍しい複合遺産なのです。

ちなみに、奇岩群と気球ツアーで有名なトルコの世界遺産カッパドキアも貴重な複合遺産の一つです。

カッパドキアはトルコの人気世界遺産!観光名所と旅行ツアーの楽しみ方

パムッカレの石灰棚はどうやってできた?

パムッカレ 石灰棚 世界遺産

自然の造り上げた頑丈な縁のある蓮の葉状の白い水盤が続くこの地は、昔から綿の産地であった事と雪のように白い大きな石灰棚が広がっていることから、トルコ語で「綿の城」を意味するパムッカレ(Pamukkale)と呼ばれています。

パムッカレの石灰棚の生成の過程は、二酸化炭素を含んだ弱酸性の雨水が石化石にしみ込んでいき、地熱により温泉となります。温泉が石灰棚を落ちていく途中で温度が下がる際に結晶化して鍾乳石となり、それが多くの石灰棚で繰り返され現在のような外観となりました。

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パムッカレは足湯が楽しめる世界遺産

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パムッカレは世界遺産に登録されている貴重な場所ですが、一般観光客も美しい石灰棚の上を歩くことができ、足湯で古代の湯を体感できます。ただし、景観保護のため入浴はできず、一部立ち入り禁止のエリアもあります。

遠目から眺めることしか出来ない世界遺産も多い中、実際に内部に入って直接触れられる世界遺産はとても貴重です。晴れた日は水面が空の青に染まり、夕焼けの時は茜色に染まる、時間によって異なる美しさも魅力です。

パムッカレの気候|観光のベストシーズンは?

1年を通して観光を楽しめるパムッカレですが、ベストシーズンとしては、雨が少なく観光しやすい5~6月または9月がおすすめ。真夏は気温も高く乾燥するので日焼け対策が必須です。

パムッカレの温泉の湯量は以前と比べて少なくなってはいますが枯渇しているわけではなく、現在でもその美しい景観を十分に楽しめます。

トルコの気候を解説!季節別の服装や観光地のベストシーズンも紹介!

パムッカレの気球ツアーも人気!

パムッカレの気球ツアー

トルコで気球体験といえばカッパドキアが有名ですが、パムッカレでも気球ツアーを楽しむ事ができます。白く輝く絶景の石灰棚とヒエラポリス遺跡、雄大な台地の全景を気球に乗って空の上から眺めるのもまた格別です。

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冬から春にかけての季節はデニズリの街の方に雪を被ったババ山とオナス山を見ることができます。

ヒエラポリス遺跡観光の見どころ

ヒエラポリス遺跡

パムッカレの石灰棚の上に残るヒエラポリスは、紀元前190年にペルガモン王国のエウメネス2世により建設された都市で、2世紀にローマ帝国の支配下に置かれました。以降は、パムッカレから湧き出る温泉を利用し、保養地として繁栄しました。

動乱の歴史を歩んだローマ帝国の成り立ちから滅亡までをわかりやすく解説!

度重なる地震により被害を受けましたが、ローマ帝国の庇護のもと復興しました。しかし、東ローマ帝国の支配下へ変わり、セルジューク朝が攻め込んでくるとヒエラポリスは滅びへと向かい、1354年の大地震で都市は崩壊し廃墟となってしまいました。

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ここでヒエラポリス遺跡の見どころをご紹介致します。

巨大な円形劇場跡

ヒエラポリス遺跡

ヒエラポリス遺跡の中で特に有名で最も保存状態が良いとされているのが、ローマ時代の巨大な野外円形劇場です。約15,000人を収容できたといわれる大きさと規模には圧倒されます。

客席上部からは劇場の全体を眺めることができ、建物の正面にはギリシャ神話の神々の彫刻を見ることができます。

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ネクロポリス

広大な敷地を持つヒエラポリスの最北端、北入口の近くに位置するのがネクロポリスです。ネクロポリスは「死者の町」を意味するギリシャ語で、その名の通り死者を埋葬した場所です。

ヒエラポリス北側の谷間に2㎞ほどずらりと棺が並ぶ光景は圧巻です。多くの棺は石に精巧な装飾を施した1世紀後半・ローマ帝国時代以降のものですが、中にはペルガモン王国~ヘレニズム時代(紀元前1世紀頃)の墓も数基残っています。

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大浴場跡

温泉保養地として栄えたヒエラポリスには「北大浴場」と「南大浴場」の2つの大浴場があります。当時、大浴場は人々の社交場でもありました。その為、2つの大浴場はとても大きな建物でした。

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アポロン神殿跡

ヒエラポリスは、政庁や神殿、集会場や裁判が行われていたアゴラなどが立ち並ぶ大都市でした。アポロンを祀ったとされるアポロン神殿もあり、神殿近くの洞窟プルトニウムで神託が行われていました。その為、「神聖な都市」としても知られていました。現在もアポロン神殿の姿を見ることが出来ます。

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クレオパトラも泳いだ?!アンティークプール(遺跡温泉)

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石灰棚のすぐ横には、本物の遺跡と一緒に浸かれるアンティークプール(遺跡温泉)があります。西暦692年の地震により崩壊した神殿の柱とそこに自然に沸いて溜まってできた古代ローマの温泉です。

微炭酸の美人湯としてクレオパトラも立ち寄ったといわれていて、透明度が高く源泉からは炭酸の泡が湧き出る様子がしっかりと確認でき、皮膚や関節炎、腰痛や冷え性に高い効果があります。また、飲泉水としても糖尿・貧血に効果があると言われています。

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アンティークプールに入浴するには入場料が必要になりますが、見学だけなら入場料は不要なので木々に囲まれた石材や柱などの遺跡が残る温泉露天風呂を自由に見学することができます。

パムッカレ・ヒエラポリス遺跡群への行き方・アクセス

パムッカレへ行くには、まずデニズリという町へ行きます。デニズリまではイスタンブールから飛行機か列車、長距離バスで行くことが出来ます。飛行機は約1時間で行けるので空路が便利です。

名称 Hierapolis-Pamukkale(ヒエラポリス―パムッカレ)
住所 Pamukkale/Denizli, トルコ
営業時間 6:30~19:00(定休日なし)
入場料 110TL(トルコリラ)
※ヒエラポリスのアンティークプールで泳ぐ場合は別途50TL
公式サイト https://muze.gov.tr/muze-detay?SectionId=PMK01&DistId=PMK

温泉地としても有名なパムッカレ

パムッカレ カラハユット温泉

日本は温泉大国として知られていますが、実はトルコも世界屈指の温泉大国といわれていて、1,500以上の源泉地があります。その中でもパムッカレは、ヘレニズム時代・ローマ時代・ビザンツ帝国時代を通して古くから温泉保養地として繁栄を極めてきました。

パムッカレの石灰棚を作りあげた温泉水には重炭酸塩、硫酸塩、カルシウム、二酸化炭素などのミネラルが含まれています。また、様々な効能があり、心臓病、循環器疾患、高血圧、神経性の障害、リウマチなどに効くといわれています。

パムッカレ旅行ならスパホテルがおすすめ!

パムッカレ周辺には温泉水を使用したスパホテルが多くあり、観光客や保養客で賑わっています。ホテルに温泉プールやフィットネス、トルコ風お風呂のハマムが揃っていますので、パムッカレを訪れた際には旅の疲れを癒せるスパホテルの宿泊がおすすめです。

ここで、おすすめのスパホテルをご紹介致します。

ドーアサーマルヘルス&スパ

特にお勧めのスパホテルの一つにパムッカレを代表する5つ星ホテル・ドーアサーマルヘルス&スパがあります。石灰棚まで約3kmの距離にあり観光にとても便利な立地です。

広々とした庭園に屋内・野外の温泉プール、理学療法クリニックを有し、全室から山とプールの景色を楽しむ事が出来ます。また、トルコ料理ブッフェの朝食・夕食は美味しいと評判です。

ヒエラパーク サーマル&スパホテル

パムッカレの市内中心部に位置し、ヒエラポリス遺跡まで約5㎞と観光にも買い物にも便利な5つ星ホテルです。落ち着いた内装の客室には冷暖房、冷蔵庫、液晶テレビ、バスアメニティ、ヘアドライヤーが備わっています。

2つの野外プールと4つの屋内プール、子供用プールもありファミリーにもお勧めです。

レッドパムッカレと呼ばれるカラハユット温泉

カラハユット温泉

パムッカレから約8㎞のところにあるカラハユット(Karahayıt)は、パムッカレとは別の温泉が湧いています。鉄分豊富な泉質と50度程の湯温はまるで日本の温泉のようです。

パムッカレが白い温泉で白い石灰棚であるのに対し、カラハユットは赤茶色の赤い石灰棚の為、「レッドパムッカレ」とも呼ばれています。

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パムッカレのメディカルツアー

スルタニエ温泉 トルコ

最近トルコはヨーロッパやアラブ諸国からメディカル・ヘルスツアーの拠点として注目を浴びています。美容外科、歯科治療、毛髪移植、温泉治療など様々な分野で注目され、治療目的で訪れる外国人の数が毎年増えています。医療技術や料金の面でトルコのメディカル・ヘルスツアーは急成長を見せています。

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温泉で有名なパムッカレやカラハユットにはサーマル(温泉)ホテルがいくつもあり、温泉水を使ったリハビリ施設が併設されているホテルもあります。旅行客はもちろん、療養の為に国内外から数か月単位で長期滞在する方も多くいます。

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パムッカレ旅行でおさえておきたい名物グルメ

蜂蜜ヨーグルト

はちみつ ヨーグルト

ヨーグルト=ブルガリアというイメージを持ちがちですが、実はトルコはヨーグルトの発祥の地なのです。パムッカレからコンヤへ向かう途中にあるディナールという町のドライブインで売られている蜂蜜ヨーグルトはとても美味しく人気があります。

チーズのように濃厚なヨーグルトにトロリとした甘い蜂蜜をのせ、その上にゴマのようにプチプチとした食感のケシの実がトッピングされています。

ちなみに、トルコは蜂蜜の生産量が世界2位で、松の木の蜂蜜は全世界生産量約95%を占めています。トルコ産の蜂蜜は色が濃く、濃厚で味も香りも日本のものとは別物です。

トルコヨーグルトは料理や美容健康におすすめ!歴史からレシピまで魅力を徹底紹介

デニズリ名物・デニズリケバブ

日本では回転する大きなお肉をそぎ落として食べるドネルケバブが有名ですが、トルコには数多くのケバブ料理が存在します。デニズリの名物は町の名前が冠されたデニズリケバブです。

豪快な作り方が特徴で、羊丸ごと一頭を50㎝四方ほどの大きさに骨ごとブツ切りにして塩をかけ、そのまま窯で焼きます。提供時には骨から肉だけを削いで出してくれるのが一般的で、テーブルに用意された多種多様なスパイスで辛くして食べるのもデニズリ流です。

お肉はとても柔らかく、焼きたての香ばしい風味が食欲をそそります。

ケバブはトルコを代表する料理!種類やおすすめレシピも紹介

トルコワイン

トルコ ワイン

トルコはブドウの名産地であり、さまざまな土着品種を含む上質なブドウから作られるワインも定評があります。特に、パムッカレのあるデニズリを含むエーゲ海地方はワインの産地として有名です。

世界トップクラスの味わい!トルコワインの歴史とおすすめ銘柄

中でもパムッカレワイナリーのワインは数々の国際コンクールで受賞した実績があり、輸出先のヨーロッパでも高い評価を得ています。

パムッカレ旅行のついでに寄りたい!周辺のおすすめ観光スポット

パムッカレ観光の玄関口デニズリ

パムッカレ観光の玄関口の町デニズリは、石灰棚・ヒエラポリスから約19㎞の場所に位置しています。広い道に公園やホテルが整っており、町の中心にあるアタチュルク民族博物館には民芸品や工芸品が展示されています。

温泉のテーマパーク「ホアズ・ゴーズ国立公園」があり、真っ白な鍾乳石で出来た石灰棚に浸かれる事で人気の観光スポットになっています。ショッピングモールやレストランも沢山あり、買い物とグルメも楽しめます。

「第2のパムッカレ」カクルック洞窟

カクルック洞窟(Kaklik Magarasi)は、デニズリの東約30㎞にある村で2000年に発見された鍾乳洞です。1999年にトルコを襲った2度の地震の際に発見されたといわれています。

洞窟の中にはパムッカレと同じような石灰華の段丘が見られ、「第二のパムッカレ」、「地下のパムッカレ」とも呼ばれています。内部は多数の鍾乳石の石筍やオルガンの形をした壁、固有の花があり神秘的な美しさです。

パムッカレの近くにあるラオディキア遺跡

ラオディキア遺跡 デニズリ トルコ

ラオディキア遺跡は、パムッカレから15㎞程のところにあります。ラオディキアは「国民の義」という意味を持ち、フリギア地方の主要都市の一つでした。聖書にもその名前が出てくる由緒ある都市です。

ラオディキア古代都市は、紀元前3世紀の中頃にセレウコス王アンティオコス2世により、その妻ラオディケの名の下に造られました。町はフルギアに属する小アジア西方の重要な町で、リュコス川沿いにあり、エフェソスからシリアに通じる幹線道路やその他の道路が交わり交通の便が良い場所にありました。

キリスト教の最初の7つの教会があるラオディキアの町は、初期ビザンチン時代に大都市レベルで宗教的な中心地となりました。約5㎞の地に広がるラオディキアの今日まで残っている重要な建物の中に、アナトリア最大のスタジアム、2つの劇場、4つのハマム施設、5つのアゴラ、5つの憩いの場、2つのモニュメント的な門、会議所、神殿、柱列に囲まれた家、教会、そしてモニュメント的な道があります。また、町の四方にはネクロポリスがあります。

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