ムスリムとはイスラム教徒!生活・食事・ファッションのルールを解説
更新日:2023.04.05
投稿日:2022.07.29
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「ムスリム」とはイスラム教徒のことを指します。宗教にあまり馴染みのない私たち日本人にとってイスラム教は謎多き宗教で、閉鎖的なイメージを持ちがちです。
ところが、今やムスリムは世界人口の1/4を占めており、旅行で日本を訪れるムスリムや、私たちが海外旅行でムスリムが多く生活している国を訪れる機会もあるかもしれません。この記事では日本人が知っておくべきムスリムの日常や基礎知識などについて解説します。
Contents
ムスリム=イスラム教徒
イスラム(イスラーム)教を信仰するイスラム教徒のことをアラビア語では「ムスリム(Muslim)」といいます。ムスリムとは「帰依する人」を意味する言葉です。非イスラム圏ではイスラム教徒のことは性別問わずにムスリムと呼びますが、イスラム圏では女性のイスラム教徒を「ムスリマ(Muslima)」とも呼びます。
ムスリムが信仰しているイスラム教は、今やキリスト教と仏教に並ぶ世界三大宗教のひとつとなっており、ムスリムの人口はキリスト教徒に次いで世界2位を誇っています。その数は約19億人となり、世界人口の約25%も占めているのです。
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イスラム教を簡単に解説
そもそも「イスラム教とはどんな宗教なのか」詳しく知らない人も多いかもしれません。イスラム教は7世紀初頭、預言者ムハンマドが神の啓示を受けたことによって誕生しました。イスラム教が誕生した場所はアラビア語を母語とするアラビア半島で、神がムハンマドに下した言葉もアラビア語でした。そのため、イスラム教で使われる用語はアラビア語を起原としています。
預言者ムハンマドはイスラム教の創始者!生涯や宗教の成り立ちを徹底解説
「イスラム(Islam)」という言葉は、アラビア語で「神の教えに帰依すること」や「神に身を委ねること」を意味します。イスラム教はその意味通り、唯一絶対神アッラーを信じる“一神教”です。
実はイスラム教は、ユダヤ教やキリスト教と同じルーツを持つ一神教なのですが、イスラム教では預言者ムハンマドこそが人類最後にして最大の預言者であるとし、ムスリムこそが正しい神の信者と考えられています。
世界のムスリムの割合
イスラム教はアラビア半島で誕生したことから、現在も中東地域の宗教はイスラム教が中心となっています。ところが、実はムスリム人口が最も多い国は東南アジアにある「インドネシア」です。
インドネシアでは国の人口の87%(2億2,900万人)がムスリムで、世界全体のムスリムの約13%を占めています。どうしてインドネシアに多いかというと、10世紀以後アラブ商人がスマトラ島北部とマレー半島での商業経営を通してイスラム文化を広めていったことが由縁と言われています。
ムスリムが多い国ベスト5
- インドネシア:2億2,900万人(87,2%)
- パキスタン:2億40万人(96,5%)
- インド:1億9,500万人(14,2%)
- バングラディッシュ:1億5,370万人(90,4%)
- ナイジェリア:9,900万人(49,6%)
※()は人口に対するムスリムの割合
※2022年現在
ムスリムの多い国は、ほとんどアジアが占めています。ところが、ムスリムの人数が多いからといってその国の人口のほとんどがムスリムとは限りません。実際、インドは世界で3番目にムスリムの人口の多い国ですが、インドの人口に対するムスリムの割合は15%にも満たず、人口の約80%がヒンドゥー教となっています。
ムスリム人口の割合が高い国ベスト5
- アフガニスタン:99.7%
- チュニジア:99.5%
- イラン/西サハラ:99.4%
- トルコ/アゼルバイジャン:99.2%
- イエメン/モーリタニア:99.1%
※2022年現在
上記を見ると、ムスリムの人口は東南アジアに集中していますが、国の人口に対するムスリムの割合が多いのは中東諸国や北アフリカということがわかります。
ムスリムの割合が1番高いアフガニスタンの正式な国名は「アフガニスタン・イスラム共和国」であり、他にもイラン、パキスタン、モーリタニアの正式な国名にも「イスラム共和国」が入っています。
ムスリムの生活
ムスリムは唯一の絶対神アッラーを信じて帰依し、神の教えを日々実践して生活を送っています。ここでは、そんなムスリムの生活がどのようなものか、ムスリムの生活において特に重要な部分について説明します。
イスラムの信仰対象は唯一絶対神
イスラム教の信仰対象は唯一神「アッラー」です。アラビア語では神のことを「アッラー」といい、英語の「神(God)」と同じ意味となります。
イスラム教の信仰対象であるアッラーは、この世の全てを支配する全知全能の神とされており、「創造者」「慈悲深きお方」「王者」「平和なる者」「心優しき者」など、アラビア語で99の美名を持つとされてきました。このアッラーの美名を唱えながら祈りを捧げるムスリムも多くいます。
ちなみに、日本では「○○の神様」といった多種多様な神々が存在していますが、イスラムの世界ではアッラーのみが神とされているため、多種多様な神が存在するのは絶対にありえないことです。
生活の指針は「コーラン」と「ハディース」
ムスリムが生活の指針としているのは「コーラン」と「ハディース」です。コーランとは、アッラーが大天使ガブリエルを通じて預言者ムハンマドに啓示したイスラム教における啓典で、神の言葉が記されています。正確には「クルアーン(Quran)」といい、アラビア語で「詠唱すべきもの」という意味になります。その意味通り、コーランを読む際は、声を出して読まなければいけません。
また、コーランはどの国のものであってもアラビア語で書かれており、アラビア語以外認められていません。そのため、読詠もアラビア語で行うこととなっています。
コーランには、ムスリムが日常生活において常に忘れてはならない事柄が記されており、その内容は信仰行為だけでなく、日常生活やイスラム国家に関わる事項までと多岐にわたっています。
一方、ハディースは預言者ムハンマドの言行録として、コーランに次ぐ第二の啓典となります。コーランには大まかな記述が多い一方で、ハディースにはムスリムが模範とすべき行動指針や、礼拝の作法などが具体的に記されているのが特徴です。
ムスリムには信仰上の様々な規制や規律がありますが、あくまでもコーランの教えに従って自発的に行われており、強制されているものではありません。
ムスリムの基本指針「六信五行」
イスラム教の基本指針として、「六信五行」というものがあります。「六信」は全てのムスリムが信じなければならない6つの存在であり、「五行」は日常生活において実践しなければならない信仰活動です。
六信は、「神(アッラー)」「啓典(キターブ)」「来世(アーヒラ)」「天使(マラーイカ)」「預言者(ナビー)」「定命(カダル)」であり、ムスリムが何よりもまず信じなければならない対象と言われています。
五行は、「信仰告白(シャハーダ)」「断食(サウム)」「巡礼(ハッジ)」「礼拝(サラート)」「喜捨(ザカート)」であり、ムスリムにとって毎日の暮らしの中で実践しなければならない行いです。
「モスク」はムスリムにとって大事な場所
モスクとはイスラム教の礼拝堂で、ムスリムが礼拝を行う場所です。ムスリムが日々行う礼拝は必ず聖地メッカの方角に向かって行いますが、モスクにはその方角を示す「ミフラーブ」と呼ばれる標があります。
イスラム教のモスクにおいて特徴的なのは、教会やお寺にあるような宗教を象徴する像・絵画などのたぐいが置かれていないことです。モスクに像や絵画が一切ないのは、イスラム教が偶像崇拝を禁じているから。そのため、モスクの装飾は幾何学文様や植物などのモチーフ、コーランの章句からとったカリグラフィなどが施されています。
ちなみに、「モスク(Mosque)」とは英語の呼び方となり、アラビア語では「マスジド」(=ひざまずく場所の意味)と言います。
イスラム教のモスクとは?一度は行ってみたい世界各国のモスク13選も紹介!
「ラマダン」の本当の意味
ラマダンと聞くと「断食」をイメージする人が多いかもしれませんが、本来「ラマダン(ラマダーン)」は断食を意味する言葉ではなく、断食を行う月のことを指しています。
イスラム教では「ヒジュラ暦」と呼ばれる暦法を使っており、私たちが普段使っている暦法と同様に第1月~12月まであります。その中の第9月の月名が「ラマダン(Ramadan)」なのです。日本にもある和風月名(9月は長月)のようなイメージです。このラマダン月に断食を行うことから、ラマダン=断食というイメージが強くなっていったと考えられます。
ラマダンとは?本当の意味や断食する理由、1日の過ごし方などを解説
第9月のラマダンは、預言者ムハンマドが初めて啓示を受けた時期でもあることから「聖なる月」とされており、これが断食が行われるようになった由縁となりました。ちなみに、断食は1ヶ月間行われますが、断食を行う時間帯は日の出から日没までの間に限り、夜間は通常通り飲食が可能となります。
ムスリムの服装は国によってさまざま
ムスリムの服装で特徴的なのが女性のファッションです。ムスリムの女性は髪や肌を隠すためにヴェール(またはスカーフ)を着用しています。これはコーランに「慎み深く目を下げて、陰部は大事に守っておき、外部に出ている部分は仕方ないがその他の美しいところは人に見せぬように」と記載があるからです。
ただし、コーランやハディースに服装についての明確な規定はないため、実際のルールは国や個人の考え方によって差があります。そのため、国によって日本人のように服装が比較的自由でカジュアルなムスリムもいれば、厳格に肌を隠すムスリムもいるのが実情です。
例えば、人口の99%をムスリムが占めているトルコは、政教分離の世俗主義国家のため、普段の服装は比較的自由となっており、ヴェール(スカーフ)を着用しない女性も多くいます。
ちなみに、ムスリム女性が着用するヴェールには以下のようなタイプがあります。
- ヘジャブ(ヒジャブ):髪の毛や首を隠すもの。顔は完全に出ている
- ニカブ:目元だけを出すための布
- ブルカ:頭から全体を完全に覆い、目もレースなどで隠すタイプの布(アフガニスタンでよく見られる)
これらヴェールの着用は自分の父親や夫、兄弟以外の男性がいる場所だけで、女性ばかりの場所や家の中では着用しなくてもいいとされています。
トルコ女性のスカーフ事情とは?巻き方や人気ブランドもあわせて紹介!
男性にも服装の規定がある?
男性の服装に関しては特に規定はありませんが、アラブ諸国などでは「ガラベイヤ」「カンドゥーラ」「ジャッラービーヤ」などと呼ばれる、白いワンピースのような衣服を上からすっぽりと被るように着用した男性をよく見かけます。
さらに頭部は「クーフィーヤ」や「シュマーグ」と呼ばれる布を被り、ずれないように「イカール」と呼ばれる黒いヒモを二重にしてはめ込んでいるのが特徴です。国によっては帽子や決められた衣服を着用しており、男性の装いも国によってさまざまなことがわかります。
ムスリムの食生活!よく聞くハラール食品とは?
ムスリムの食事事情といえば、「豚肉やお酒がだめ」というルールがよく知られています。そもそもイスラム教では、合法なものを「ハラール(ハラル)」、非合法なものを「ハラーム(ハラム)」と言い、ムスリムはハラームを避けて生活するべきとされています。
ハラールは、イスラムの教えに従って許されるもの・ことを指し、一方のハラームはイスラム教で禁じられているもの・ことを指しており、ハラールとハラームはアッラーしか決めることができません。
また、ハラールとハラームの対象は食品から物に行動など、生活全般に及びます。最近は日本でも「ハラール食品」という文字を目にする機会が増えてきましたが、これはムスリムが口にすることを許されている食品の意味なのです。
ハラールとは?ハラール食品リストとイスラム教で食べられないもの
ここではそんなムスリムの食生活に関して解説します。
豚肉がだめな理由
イスラム教が豚肉を食べることを禁じているのは、コーランで禁止されており、豚肉がハラームとなっているからです。イスラム教において、豚は不潔で乱暴・強欲な生き物と考えられており、不浄なものとされているため、ムスリムが最も摂取しないように気を付けている食べ物でもあります。中には豚のイラストさえ見るのを嫌がるムスリムもいるほどです。
実はコーランで禁じているのは豚肉だけなのですが、大半のイスラム学者(ウラマー)が「豚から得られる全てのものが禁止」と意見したことから、ムスリムは豚肉に限らず、豚由来の成分も口にしません。
豚由来成分というと、豚肉を使った加工食品(ソーセージやベーコン)はもちろん、豚のエキスや油脂(豚骨スープやラード)、調味料や添加物に含まれる豚由来成分(ゼラチン、コラーゲン、乳化剤、ショートニング)などが挙げられます。
イスラム教で豚が禁止されている理由とは?トルコではどんな肉料理を食べているの?
飲酒(アルコール)も禁止!その理由?
お酒が禁止されているのも豚肉と同様で、コーランで禁じられており、お酒がハラームとなっているからです。禁止されているのはビールやワインといったお酒に限らず、調味料に添加されているアルコールも対象となります。
しかし、実は最初から飲酒が禁止されていたわけではありませんでした。飲酒が禁止となった理由は、酔っぱらってしまうことの危険性や、その弊害によるものがあったからとされています。
飲酒が自由なイスラム教国がある!
イスラムにおいて飲酒は禁止されていますが、なんとムスリムが大半を占めているにもかかわらず、お酒を飲むことのできる国があります。それが「トルコ」です。
現在のトルコにおいて飲酒が自由となった背景には、トルコ共和国を建国した「ムスタファ・ケマル」による政教分離の断行があったからです。これによってトルコでは信仰の自由が認められ、イスラム教の戒律についてどこまで守るのかも個人の判断に委ねられることとなりました。
もちろん、お酒を飲む人もいれば飲まない敬虔なムスリムもいます。トルコの飲酒文化は盛んで、レストランや「メイハーネ」と呼ばれる大衆居酒屋でお酒が提供されています。スーパーなどでもお酒は普通に販売されているので、ムスリムはもちろん、トルコを訪れた観光客も気軽にトルコで飲酒が可能です。
気になるトルコのお酒事情!イスラムでも飲酒はOK?ラクってどんな味?
トルコはワインが美味しいことでもよく知られているほか、トルコの地ビールや、「ラク(rakı)」という地酒もあります。トルコを訪れた際は、ぜひお酒も試してみてはいかがでしょうか?
一般的なムスリムの1日
ムスリムは先述した「コーラン」「ハディース」「六信五行」に加え、「シャリーア」と呼ばれるイスラム法にのっとって日常生活を送っています。一般的なムスリムの1日は以下の通りです。
起床
1日のうちで最初に行う礼拝が夜明け前のため、ムスリムの朝は早いです。季節によっては4時台に起きることもあります。仕事の関係で二度寝する人もいますが、農家などはそのまま1日が始まります。
清める
ハディースには「清潔にすることで信仰の半分は達成したことになる」という言葉があります。そのため、礼拝前はシャワーを浴びて体を清潔にしなければならず、洗う順番や回数も細かく決まっています。
1回目の礼拝
朝の礼拝は、明け方から日の出までの時間帯に行う必要があります。「礼拝は眠りに勝る」という言葉と共に起床し、モスクに行くか、ベッドの横で礼拝を行います。
朝食
礼拝が終われば朝食です。
出勤・登校
朝の礼拝が早い時間帯に行われる影響で、イスラム圏の日常は早くからスタートすることが多いです。職種にもよりますが、朝7時台から勤務を開始し、学校も授業開始となるケースも珍しくありません。その分、終業時間も午後の早い時間になります。
2回目の礼拝
2回目の礼拝は、正午から昼過ぎまでの時間帯で行わなければいけません。昼過ぎには仕事が終わる人もいるので、中には終業後に礼拝を行う人もいます。ちなみに、日の出、日の入り、正午ちょうどの礼拝は禁止されています。
午後
午後になると早くも仕事が終わる人もいます。ただ、預言者ムハンマドの「人生はなるべく動け」という教えの影響で、ムスリムには仕事を掛け持ちしている人も少なくなく、終業後に別の仕事へ向かう人もいます。
3回目の礼拝
3回目の礼拝は、昼過ぎから日没までの時間帯に行わなければいけません。業務時間中に礼拝を行うのは大変そうに感じますが、ムスリムにとっては小休止のような感覚だそうです。
4回目の礼拝
4回目の礼拝は、日没直後の夕焼けが消えるまでの間に行わなければいけません。基本的に仕事や学校が終了している時間帯なので、集団で行っている風景をよく目にします。
交友
預言者ムハンマドの「人生はなるべく動け」という教えは、仕事が終わったプライベートの時間でも同様です。夕方以降は「様々な人たちと交わろう」ということで、友人知人の家を訪ねる人が多いです。
5回目の礼拝
1日の最後の礼拝は、就寝前に行います。ちなみに、旅行中などで決められた時間に礼拝を行うのが難しい場合には、2回目と3回目の礼拝は日没までに、4回目と5回目の礼拝は就寝前までに行うことが認められています。
就寝
朝が早いムスリムは寝る時間も基本的に早く、早寝早起きの人が多いです。食事については朝食しか触れていませんでしたが、もちろん私たちと同様に昼食と夕食もとっています。
日本に暮らすムスリム
正式な統計はありませんが、日本国内には現在、約10万人のムスリムが暮らしているとされています。その大半が、在留外国人です。日本における日本人ムスリムは、人口の0.1%と言われており、非常に少ない人数となっています。日本人がイスラム教にあまり馴染みがないのも当然かもしれません。
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これからもっと増える!ムスリムの訪日観光客や留学生
日本にも多くのムスリムが観光に訪れています。今後観光立国を進めていく上で、日本でもムスリムが過ごしやすい「ムスリムフレンドリー」な環境を整備することが重要だとされており、政府や自治体は様々な取り組みを推進しています。
また、近年では、日本へ留学に訪れる留学生の国籍も多様化してきており、ムスリムの学生も増えてきているようです。各大学でも学食でハラール認証を受けたメニューを提供するなど、ムスリムが安心して学生生活を送れるような配慮が広まってきています。
イスラム教とムスリムへの理解を深めよう
イスラム教は世界三大宗教のひとつとして、ムスリムの人口は世界2位となっています。海外旅行へ訪れた際にムスリムと過ごす機会ができる可能性だけでなく、日本におけるムスリムの人口が今後増えていく可能性もあるでしょう。
ムスリムやイスラム教への理解を深めることは、相手を尊重することにも繋がりますし、海外旅行においてはトラブルを防いで自分の身を守る術でもあります。日本ではあまり馴染みがないイスラム教ですが、これを機に、ぜひイスラム教への理解を深めてみてくださいね!
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