チェリーランドさがえとは?トルコ館がある理由はさくらんぼのルーツにあった!
更新日:2023.04.05
投稿日:2022.09.15
Views: 1248
ドライブの休憩場所や地元産品を購入する場所として便利な道の駅。さくらんぼの名産地として知られる山形県寒河江市の「チェリーランドさがえ」は東北地方で最大規模の道の駅ですが、ここにトルコの文化や歴史を紹介する「トルコ館」が併設されていて、トルコのソウルフードを存分に楽しめることをご存じでしょうか。
「チェリーランドさがえ」とトルコはどのような縁で結ばれているのか、また「チェリーランドさがえ」ではどんなトルコ料理が食べられ、どんなトルコグッズが買えるのかなどについて、詳しく紹介します。
Contents
チェリーランドさがえとは
チェリーランドさがえは、山形県寒河江市にある道の駅です。東北地方には171ヵ所の道の駅がありますが、その中でも最大規模を誇り、複数の施設・公園で構成されています。
チェリーランドさがえの概要
チェリーランドさがえは、「さくらんぼ会館」「トルコ館」「臨川亭」「河川敷公園」「二の堰親水公園」などの施設を備えており、テーマパークのように自然や食事などを満喫できるスポットです。
山形県寒河江市は「日本一のさくらんぼの里」として知られており、「さくらんぼ会館」では栽培の歴史や貴重な資料を目にすることができます。
他にも、姉妹都市締結を記念して建てられた「トルコ館」、本格的な茶室を見学できる「臨川亭」、テニスコートやゲートボール場が利用できる「河川敷公園」、東に蔵王・西に月山の豊かな自然が美しい「二の堰親水公園」など、見どころが盛りだくさん。単なる休憩場所ではなく、目的地のひとつとして楽しみたい施設です。
チェリーランドさがえが設置された経緯
チェリーランドさがえは、1992年に「蔵王・月山地域リゾート構想」の一環としてグランドオープンしました。「買う・食べる・憩う」をコンセプトとした複合施設で、寒河江市のシンボルである「さくらんぼ」をメインテーマとして、観光振興と文化交流を目的に設置されました。
東北地方屈指の大規模な道の駅として人気を集め、県内外から多くの人が訪れる観光スポットとなっています。オープンから30年が経過した現在も、さらなる発展を目指して「寒河江市チェリーランド再整備計画」が策定され、再整備が進められています。
チェリーランドさがえへのアクセス方法
チェリーランドさがえにアクセスするためには、空路・新幹線・道路の3つの方法があります。
空路
寒河江市は山形県のほぼ中央に位置しており、空路でアクセスする場合は「山形空港」の利用が便利です。山形空港までの所要時間は、東京・羽田空港から55分、愛知・名古屋空港(小牧空港)から1時間、北海道・新千歳空港から1時間10分、大阪・伊丹空港から1時間20分程度となっています。山形空港からチェリーランドさがえまでは、車で約20分です。
新幹線
遠方から鉄道を利用して訪れる場合は、新幹線の停車駅である「山形駅」経由でアクセスします。たとえば、東京駅から山形駅までは山形新幹線、山形駅からはJR左沢線に乗り継いで向かいます。
チェリーランドさがえの最寄り駅は、寒河江市にある「羽前高松駅」です。羽前高松駅からチェリーランドさがえまでは歩いて25分程度の距離です。
道路
チェリーランドさがえは、国道112号線沿いにあります。首都圏・福島・仙台からは東北自動車道を通って、宮城県柴田郡村田町にある村田JCTまで向かいます。
村田JCTから山形自動車道に進み、1時間ほど先にある寒河江ICで降りると、すぐに国道112号線に合流できます。そのまま国道112号線を進むと、前方右側にチェリーランドさがえが見えてきます。
チェリーランドさがえで食べられる地元産品を使った料理
道の駅といえば、地元の新鮮な食材を使ったご当地グルメ・郷土料理は外せません。チェリーランドさがえでも、地元産品を使ったおいしい料理が堪能できます。
米(寒河江産はえぬき)
東北は米の生産が盛んな地域です。日本の約28%の米が東北で生産されており、「あきたこまち」「ひとめぼれ」「まっしぐら」など、さまざまなブランド米があります。
山形県はしっかりとした歯ごたえが特長の「はえぬき」の名産地として知られています。寒河江産「はえぬき」は、米の粒がしっかりしていて、味・香り・食感のバランスに優れたお米です。冷めても美味しく、市販のおにぎりやお弁当にもよく使われています。レストランではライス単品の注文もできるので、噛むほどにあふれ出す「はえぬき」特有の甘みをぜひ味わってみましょう。
山形さくらんぼ鶏
山形さくらんぼ鶏とは、さくらんぼの果汁と飼料用米で育てられたブランド鶏です。最上川中流域の新庄盆地にある衛生管理の徹底された鶏舎で平飼いによりのびのびと育てているため、ジューシーな肉質が特長。山形県でも一部の地域でしか食べられない特別なご当地グルメです。
チェリーランドさがえでは、山形さくらんぼ鶏を使った丼物や鶏そばが人気です。山形の旨味を詰め込んだ「さくらんぼ鶏チェリーラン丼」は、山形さくらんぼ鶏、名物のだし、食用菊、さくらんぼといった名産品が豪快に盛り付けられています。
山形さくらんぼ鶏:https://sakuranbotoriya.jp/
山形牛
山形牛は、山形県内において、最も長く育成・肥育され、かつ最終飼養地が山形県内である未経産及び去勢の黒毛和種などと定義されるブランド牛。寒暖差が大きい山形で育った牛は、きめ細やかな肉質で、赤身と霜降りのバランスが絶妙で、その深い味わいは高い評価を得ています。
レストランでは、牛肉の旨味をダイレクトに感じられるステーキ丼、ボリュームたっぷりのカレーライスなどが用意されています。どちらも最高級であるA5ランクの山形牛が贅沢に使われた至極の一品です。牛肉好きの方は、山形牛をぜひ食べてみてください。
山形肉牛協会:https://www.yamagata-gyu.org/yamagatagyu
五目あんかけ
五目あんかけもチェリーランドさがえのレストランの名物です。五目あんかけラーメン、五目あんかけ焼きそば、五目あんかけご飯が注文できます。新鮮な野菜がふんだんに使われていて食べ応えも抜群。寒い季節に訪れる場合は、冬期限定のエビあんかけシリーズもおすすめです。冬期限定メニューは、エビあんかけシリーズの他に、鍋焼きうどん、ニラもやしラーメンがあります。
チェリーランドさがえで買えるもの
地元の名産品が集まる道の駅は、おいしくて珍しい食材を購入する絶好のスポットです。チェリーランドさがえでは、さくらんぼはもちろん、ほかのフルーツもお土産として人気です。
さくらんぼ
チェリーランドさがえには、産直野菜・果物が売られている「JAさがえ西村山チェリーランド店」があります。さくらんぼの王様「佐藤錦(さとうにしき)」、糖度の高い「紅秀峰(べにしゅうほう)」をはじめ、農家さんが手塩にかけて育てた新鮮なさくらんぼを購入できます。
さくらんぼの収穫期は6~7月です。時期が外れる場合は、さくらんぼを使ったお菓子がおすすめ。チェリーランドさがえの人気ナンバーワンは、さくらんぼを透き通ったゼリーで包んだ「さくらんぼきらら」です。
サクランボの旬や食べ方、品種を徹底解説!発祥地トルコと山形の友好関係も
紅花メロン
「紅花メロン」は、透き通るような赤肉と、ほどよい甘さで人気の山形ご当地メロンです。メロンの日本三大産地として知られる庄内砂丘で育てられ、庄内特産アンデスメロンと並んで人気が高く、しっかりとした果肉の歯ごたえと、さっぱりとしたほどよい甘さが格別で、知る人ぞ知る名産品となっています。ただ、紅茶メロンの収穫期は7月中旬~下旬と短く、売り場に並んでいるのを見かけたら、購入のチャンスです。
だだちゃ豆
だだちゃ豆とは、山形県でしか栽培されていないブランド豆です。「究極の枝豆」との異名を持ち、深い味わいと爽やかな風味がクセになります。
「だだちゃ」とは山形・長野県松本市庄内地方の方言で、「お父さん」という意味。庄内藩の殿様があまりのおいしさに「あのだだちゃが作った豆が食べたい」と言ったことから、この名が付いたそうです。
だだちゃ豆の収穫期は7~9月。収穫時期により、極早生(ごくわせ)・早生(わせ)・本豆(ほんまめ)・晩生(ばんせい)と呼ばれ、食感や見た目が変わります。
子姫芋
子姫芋(こひめいも)は寒河江市で江戸時代より前から栽培されてきた伝統野菜で、近年までは市場に出回ること自体がまれで、地元でしか味わえなかった里芋です。収穫期は9~12月となっており、寒い季節のお味噌汁や煮物の具材としておすすめです。現在は長期保存と安定供給が本格化しています。
シャインマスカット
皮まで食べられるブドウとして近年、人気が高まっているシャインマスカットも、チェリーランドさがえで買える果物のひとつです。寒河江市産のシャインマスカットの収穫時期は10月頃。山形ならではの寒暖差が甘さをさらに凝縮していて、高貴な香りとジューシーな食感が楽しめます。
ラ・フランス
山形県はラ・フランスの生産量が日本一。洋梨の女王と呼ばれるラ・フランスは、高いシェアを誇る山形産がおすすめ。冷蔵庫で冷やして食べたり、砂糖で煮てコンポートにしたり、いろいろな食べ方を楽しめます。11~12月が収穫期です。
りんご
りんごは、ふじ・北斗・高徳など、さまざまな種類から選べます。中でも、幻の蜜入りんごと言われる寒河江産の北斗は、特に人気の品種です。収穫期は10~12月頃となっています。箱売りは3キロ、5キロ、10キロのサイズがあり、量が多く感じるかもしれませんが、爽やかな風味なので、あっという間に食べ切ってしまうでしょう。
菓子類
日持ちのするお土産を買いたい場合、野菜や果物を加工した菓子類がおすすめです。チェリーランドさがえの限定商品としては、黄身あんを果肉入りのさくらんぼチョコレートで包んだ「さくらんぼのたまご」がおすすめです。
冷たい肉そば
冷たい肉そばは、山形県民のソウルフードとして親しまれてきたご当地麺です。鶏骨だしのつゆ、のど越しのいいそば、歯ごたえのある鶏肉が特徴で、暑い夏にぴったり。ネギや海苔をトッピングして、自分好みの肉そばを作ってみてください。
かほく冷たい肉そば研究会:http://www.tsumetainikusoba.com/
果汁ドリンク・ジャム・ハチミツ
果汁ドリンクやジャムなどの加工品も山形県産のフルーツで作られているものが多数あります。天然はちみつを購入する場合は、さくらんぼ蜜・りんご蜜といった山形ならではのアイテムもチェックしてみましょう。
郷土食(いも煮)
山形県の郷土食として有名な「いも煮」。秋になると家族や近所の人どうしが河原などに集まり、大きななべで作ってみんなで食べる「いも煮会」が行われます。日本一の「いも煮会」では、3万人分もの「いも煮」を作るといい、具材や味付けは地域によって異なるそうです。
山形牛や国産野菜がたっぷり入った本格セット、温めるだけのレトルトタイプ、個性的ないも煮カレーまで、お土産のバリエーションも豊富です。
農林水産省 子供の食育 日本各地の郷土料理:https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/cuisine/cuisine1_4.html
ご当地グッズ(さくらんぼベア)
人気のご当地グッズとしては山形県限定のご当地ベア「さくらんぼベア」があります。ピンクのふわふわなぬいぐるみにさくらんぼがアクセントとしてデザインされたさくらんぼベアを購入できるのは、東北地方ではチェリーランドさがえだけ。とってもキュートなクマのぬいぐるみで、女の子へのプレゼントとしてぴったりです。
チェリーランドさがえで体験できること
チェリーランドさがえでは、体験型のイベント、コンテスト、フェアが随時開催されています。最新のイベント情報は公式サイトから確認できます。
チェリーランドさがえ イベント一覧:http://www.cherryland.co.jp/evevt.html
音楽イベント
チェリーランドさがえでは音楽イベントがよく催されます。2022年8月にはチェリーランドさがえ2階の大広間で「音楽と食のフェスティバル」と題して、寒河江市・山形市出身のYoutuberのパフォーマンスと料理を楽しめる音楽イベントが開かれました。
フォトコンテスト
チェリーランドさがえでは、東北「道の駅」フォトコンテスト、さがえ写友クラブ写真展などが開催されています。フォトコンテストは、東北エリアの道の駅が一体となって開催しているイベント。さがえ写友クラブをはじめとする各種写真展は、チェリーランドさがえが独自で開催しているイベントです。さくらんぼ会館では、美術・絵画・写真の展示会や体験会が開かれており、気軽に見学したり、参加したりできます。
食のフェア
チェリーランドさがえでは、定期的に食のフェアが実施されます。2022年5月には山形県鶴岡産のタケノコ「孟宗筍(もうそうちく)」が楽しめる孟宗フェアが開催されました。孟宗フェアの期間中は、1階催事場で孟宗筍の販売、レストランで孟宗汁定食の提供、JAさがえ西村山チェリーランド店でタケノコの農産物販売が企画され、大きな盛り上がりを見せました。
トルコ原産のさくらんぼと山形・寒河江の縁
チェリーランドさがえに、「トルコ館」が建設されているのを不思議に思う方もいるのではないでしょうか。ここからは、さくらんぼを介して築かれた山形・寒河江とトルコの縁を見ていきましょう。
日本のさくらんぼはトルコが原産
日本のさくらんぼ栽培は、1868年に北海道で試植されたのが始まりだとされています。明治時代に栽培がスタートしたさくらんぼ。そのルーツはトルコにあります。
日本のさくらんぼはトルコ・ギスレン原産
日本で栽培されているさくらんぼは、約25種あります。世界には1300以上の品種があるとされており、トルコは世界一の生産量を誇る国です。
意外?!トルコは果物王国!フレッシュはもちろんドライフルーツもおすすめ
現在、日本で栽培されているさくらんぼは、トルコ・ギレスン原産だと考えられています。トルコ北部にあるギレスンは、さくらんぼ発祥の地として知られており、町の古代名「Cerasusu」が英語の「Cherry」の語源となったことでも有名です。
山形の名産「佐藤錦」はトルコ・ギスレンがルーツ
山形県では1876年から栽培が本格的にスタートしました。山形のさくらんぼといえば「佐藤錦」が有名ですが、佐藤錦もトルコ・ギスレンにルーツを持つさくらんぼです。山形県以外にも苗木は配布されましたが、うまく栽培できた地域は少なく、現在では日本の約75%のさくらんぼが山形県で生産されています。
山形・寒河江との縁
さくらんぼ発祥の地であるトルコ・ギレスンと、山形・寒河江はさくらんぼを通じ深いつながりを持ちました。どのようにその縁がつくられたのか振り返ります。
さくらんぼのルーツを知った寒河江市がギスレンと姉妹都市に
寒河江市は1988年にトルコのギレスン市と姉妹都市提携を結びました。さくらんぼのルーツを知った寒河江市側から働きかけて実現したもので、今日に至るまで両国の交流は続いています。寒河江市とギレスンは約1万1000キロメートルも離れていますが、驚くことに、ふたつの地域はほぼ同じ緯度に位置しています。
エルトゥールル号遭難事件から始まったトルコと日本の深い関係とは?
チェリーランドにトルコ館を併設
その後、さくらんぼの原産地であるギレスンと姉妹都市を結んだ縁で、チェリーランドさがえにトルコ館が併設されました。
トルコ館はトルコ在住の建築家が設計。本格的なオスマントルコ時代風の建物に仕上がっており、大理石やタイル、金具などはすべて本場トルコのものを使用しています。異国情緒あふれるトルコ館は、チェリーランドさがえを訪れたら、ぜひ立ち寄りたい一押しスポットです。
チェリーランドで食べられるトルコ料理
チェリーランドさがえでは、世界三大料理のひとつであるトルコ料理が食べられます。ここからは、トルコレストラン「ボンジュック」とトルコ喫茶「ギレスンカフェ」のおすすめ料理を紹介します。
トルコ料理「ボンジュック」
ボンジュックでは、ファストフード・ソウルフード・スイーツなど、幅広いトルコ料理が注文できます。
ドネルケバブ
ドネルケバブは日本のキッチンカーでもよく目にする人気のトルコ料理です。ドネルは「回転」、ケバブは「焼いたもの」を意味します。回転する縦型グリルでこんがりと焼かれたお肉は、香ばしい匂いがして食欲をそそります。こちらでは、ナイフで豪快に削られたお肉をトマトやレタスなどの野菜とともにパンにはさんだドネルケバブサンドがいただけます。
トルコの肉料理ドネルケバブとは?本場と日本の違いやおすすめレシピ
シシケバブ
シシケバブは一口大の肉(羊肉がメイン、牛肉や鶏肉も)と野菜を刺して焼いた串料理です。シシは「串」を、ケバブは「焼いたもの」を意味します。量もそれほど多くないので「ちょっとトルコ料理をつまんでみたい」といった方にぴったりのソウルフードです。ボンジュックのシシケバブは、焼いた後に串から外してバンズを使ってサンドイッチのように提供されています。
シシカバブはトルコの串焼き料理!豊富なアレンジメニューをご紹介
ドネルドゥルム
ドネルドゥルムはドネルケバブと同じ具材を、ラップサンドイッチのように薄いパン生地で包んだ料理です。ドゥルムは「巻く」を意味します。ラップには、ケバブの肉汁やソースがしっとりと染み込んでいて、おいしく味わえます。
キョフテ
キョフテはひき肉、野菜、スパイスをこねて作るハンバーグや肉団子のようなトルコの家庭料理です。ボンジュックのキョフテは、テイクアウトでも食べやすいようバンズに挟まれたハンバーガータイプです。
「キョフテ」はスパイスが癖になるトルコ風ハンバーグ!レシピやおすすめのお店を紹介
ボレキ
ボレキはお肉・野菜・チーズなどの具材をユフカと呼ばれる春巻きの皮のような生地を何層にも重ねてオーブンで焼いてサクサクに仕上げたトルコ料理で、朝ごはんやおやつの定番です。本場トルコでは、どの町にもボレキ専門店があるといわれるほど人気のB級グルメです。
サバサンド
サバサンドはバンズに焼きたてのサバとレタス、生のタマネギをはさんだシンプルな料理です。19世紀にイスタンブールの屋台グルメとして誕生したといわれており、今ではトルコを代表するファストフードのひとつとして知られています。
イスタンブール名物「サバサンド」とは?レシピや本場の食べ方を紹介!
ドンドルマ
ドンドルマはトルコアイスという名前で日本でもかつて大流行した「伸びるアイスクリーム」です。味はもちろん、陽気な店員さんのパフォーマンスも見どころです。専用のヘラを使ってアイスを伸ばし、お客さんに渡すふりをして、やっぱり渡さないというパフォーマンスが何度も何度も繰り返されるのはテレビで見かけたことがあるかもしれません。トルコ独特のパフォーマンスをぜひ体験してみてください。
知れば知るほど食べたくなる!トルコアイス「ドンドゥルマ」を大解剖
トルコ喫茶『ギレスンカフェ』
ギレスンカフェでは、トルコの雰囲気に包まれながら、コーヒーや水タバコが楽しめます。
トルココーヒー
伝統的なトルココーヒーは、細かく挽いた粉を砂糖と一緒に小鍋で煮立てて作ります。煮立ったら小さなカップに粉ごと注いで、上澄みだけを味わいます。日本のコーヒーのように最後まで飲み干さないよう注意しましょう。ギレスンカフェでは、トルコ式のコーヒーカップやチャイグラスでドリンクを楽しむことができます。
歴史やおいしい淹れ方から占いまで! トルココーヒーの奥深い世界
水タバコ
水タバコは、水パイプを使った喫煙具の一種で、主にイスラム圏で愛用されています。日本国内で水タバコが楽しめる場所は限られていて、東北地方ではギレスンカフェは貴重なお店のひとつです。
異国情緒たっぷり!水タバコ(シーシャ)の吸い方や仕組み、歴史を解説
水タバコはフルーツのフレーバーを選べるので、喫煙習慣がない方も気軽に楽しむことができるでしょう。ただし、吸い終わるまでに時間がかかります。もともと、水タバコは落ち着いた空間でリラックスしながら味わう嗜好品なので、30分以上の余裕をもって体験するのがおすすめです。
チェリーランドのトルコ館ではトルコのグッズを買おう
チェリーランドのトルコ館では、珍しいトルコのグッズやお土産を探してみましょう。雑貨としては、魔除けのお守り「ナザールボンジュウ」、トルココーヒー専用のポット「ジェズヴェ」、伝統的なレース編み「オヤ」などがおすすめです。
お土産では、トルコ国内市場で圧倒的なシェアを誇る「エフェスビール」、フレッシュで飲みやすい「トルコワイン」、オリエンタルな香りが楽しめる「ガール石鹸」などが売られているようです。
トルコビールを徹底解説!世界で愛されるトルコビールの魅力と美味しい飲み方
トルコのグッズは、鮮やかな色合いが美しく、見ているだけでも異国情緒が感じられます。国内ではなかなか入手しにくいグッズをぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
山形とトルコをつなげたさくらんぼ。山形でトルコ文化を楽しもう
山形・寒河江とトルコ・ギレスンは、さくらんぼをきっかけに姉妹都市として関係を深めてきました。友好親善の証のひとつが、チェリーランドさがえに併設されたトルコ館です。トルコ館では伝統工芸品を購入できるだけでなく、水タバコやトルココーヒーといった文化も体験できます。山形県を訪れた際は、トルコを身近に感じられるチェリーランドのトルコ館にぜひ足を運んでみてください。
道の駅チェリーランドさがえ:http://www.cherryland.co.jp/index.php
関連記事
更新日:2023.04.05
Views: 3664
更新日:2023.04.05
Views: 1516
更新日:2023.04.05
Views: 1347
更新日:2023.02.28
Views: 1212
更新日:2023.02.28
Views: 5353
更新日:2023.04.05
Views: 3213