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エディルネの歴史と観光の見どころ解説!世界遺産セリミエモスクは必見

更新日:2023.04.05

投稿日:2022.11.11

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セリミエモスク トルコ エディルネ

トルコ最西端の都市エディルネは、トラキア側(ヨーロッパ側)最大の町で、ギリシャとブルガリアとの国境に接しています。かつてはオスマン帝国の首都で18世紀にはヨーロッパの7大都市の一つに数えられていました。

エディルネにあるイスラム建築の最高峰といわれる「セリミエ・モスク」は、「セリミエ・モスクと複合施設群」として2011年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。

イスタンブールやカッパドキアに比べると少しマイナーな都市ですが、見どころや名物グルメが盛り沢山です。ここでは、エディルネの魅力や歴史をご紹介します。

エディルネのおすすめ観光スポット

エディルネには現在もオスマン帝国時代に建てられた美しいモスクや橋などが残っていて、当時の様子を垣間見ることができます。ここで、エディルネのおすすめ観光スポットをご紹介します。

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セリミエ・モスク

セリミエモスク トルコ エディルネ

2011年に世界遺産に登録された、町の中心の丘の上に建つセリミエ・モスク(セリミエ・ジャーミィ)は、エディルネ観光最大の見どころです。皇帝セリム2世の命で、建築家ミマール・スィナンが設計し、1568年から1574年にかけて建設されました。建築したスィナンも自らの最高作と自負していて、イスラム建築最高峰の1つとされています。

設計当時80歳だったスィナンは、建築家の夢である「イスタンブールのアヤソフィアを超えるドームをつくる」ことに専念し、直径31.5mのアヤソフィアをわずかに超えた巨大ドームを完成させました。

アヤソフィアとは?世界遺産イスタンブール歴史地域を代表するモスクの特徴と歴史

八角形の巨大ドームを8本の柱が支える独自の建築様式を取り入れ、その周りを5つの半ドームと8つの小塔が囲み、周囲に高さ70mのミナレット(尖塔)4本がそびえ立つ構造です。ミナレット内部の3つの螺旋階段は、それぞれ別のバルコニーに辿り着きます。

1913年にブルガリアがエディルネを包囲した際、セリミエ・モスクのドームにブルガリア軍の砲弾が当たりましたが、とても頑丈に出来ていたため、モスクはほとんど損傷を受けずに攻撃に耐え抜きました。

セリミエモスク トルコ 世界遺産

壮大な外観はもちろんですが、内部の美しさも必見です。モスクの中に入ると999個もの窓があります。ここから、太陽の光がよく入り明るくなるような設計になっています。天井は、美しいアラベスク模様やカリグラフィーで彩られ、その下にアーチが連なっています。また、内部は16世紀のイズニックタイルで飾られていて、101種類のチューリップが描かれています。

アーチに囲まれたミュエッズィン(イスラム教の礼拝時刻を肉声で告げる人)席の大理石の柱に「逆さのチューリップ」があります。これは、モスクの敷地内にはもともとチューリップ畑があり、敷地の買い取りになかなか応じなかった地主がモスクにチューリップを描くことで敷地の売却に応じたそうです。スィナンがチューリップを一つだけ逆さにしたのは、地主の偏屈さを表現しているともいわれています。

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セリミエ・アラスタ・バザール

セリミエ・アラスタ・バザールは、セリミエ・モスクに付属している市場です。セリミエ・モスクと同様にミマール・スィナンの設計により1575年に完成しました。モスクを訪れた際は敷地内のこのバザールで是非買い物も楽しんでみて下さい。

セリミエ・モスク|トルコ・エディルネにあるオスマン建築最高傑作の世界遺産

エスキ・モスク

エスキモスク エディルネ

エディルネの歴史地区の真ん中に位置する、エスキ・モスク(エスキ・ジャーミィ)は、1414年に完成したエディルネで最も古いオスマン様式のモスクです。1403年にバヤジッド1世の息子スレイマン・チェレビーの命によって建設がはじめられましたが、途中政変のために建設が途絶え、メフメット1世の治世の1414年にようやく完成しました。

その後、18世紀に地震による被害を受けましたが、マフムト1世によって再建されました。「エスキ」はトルコ語で「古い」という意味で、その名の通り町で最も古いモスクです。他のモスクと少し変わった構造で、内部には大ドームがありません。9個のドームによって屋根が構成され、4本の柱に支えられています。

モスク内の柱や壁に大きく描かれたカリグラフィー(イスラム書道)は、圧倒的な存在感を放っています。天井が低く窓の数も多くないため、内部はあまり明るくありませんが、その薄暗い空間がエスキ・ジャーミィの神聖な雰囲気を引き立てています。

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ユチュ・シェレフェリ・モスク

ユチェ・シェレフェリ・モスク エディルネ

ミマール・スィナンの師であるミュスリヒッディン・アーが設計した、初期オスマン朝建築の傑作で4本のミナレットを持つモスクです。1447年、ムラト2世の治世に完成しました。

ミナレットのうち1本がねじれた不思議な形で、南西のミナレットが3つのバルコニーを持つため、ユチュ・シェレフェリ・モスクという名前が付きました(ユチュ・シェレフェリは3つのバルコニーという意味)。また、その他のミナレットの装飾がそれぞれ異なっているのも特徴です。

ミナレットとはどんなもの?イスラムの権威を体現しモスクを象徴的に彩る塔

モスクの大ドームは約24mあり、コンスタンティノープル征服前のオスマン帝国で最も大きなドームでした。ドームを彩る美しい模様は決して派手な色合いではありませんが、細やかで圧倒的な存在感があり、オスマン時代における重要なモスクであったことが感じられます。

バヤズィト2世の複合施設

バヤズィト2世の複合施設 エディルネ

オスマン帝国第8代皇帝バヤズィト2世は、「聖者」といわれるほど敬虔なムスリムだったことで有名です。帝国の領土拡大より、イスラム学者を保護しイスラム法を帝国内で権威化することに注力していました。そして、イスタンブールだけでなく、エディルネにもモスクと神学校を含む複合施設を建設しました。直径22mもある大ドームの天井に施された青の装飾と朱色の絨毯のコントラストが美しいです。

メリチ橋

エディルネ

全長263mもの長さを誇り、12のアーチに支えられた美しい石造りの「メリチ橋」は、1843年スルタン・アブドゥルメジト1世の治世に完成しました。メリチ橋の架かるメリチ川は、トルコとギリシャの国境を流れブルガリアへと延び、トラキア平原を横断する国際河川です。

エディルネ考古学民俗学博物館

エディルネ考古学民俗学博物館は、セリミエ・モスクの裏手にあり徒歩3分程度の距離です。考古学部門と民俗学部門にわかれていますが、施設の入場料を払えばどちらも見学できます。

エディルネの町の都市計画図やトルコ建国の父アタテュルクが訪問した際の写真、19世紀のオスマントルコで使われていた装飾品など、多くの展示物がありじっくりと時間をかけて見学したい見どころ満載の博物館です。

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アリ・パシャ・バザール

アリ・パシャ・バザール エディルネ

1561年に宰相セミズ・アリ・パシャの命でミマール・スィナンの設計により完成したバザールです。南北に約300mの長細い市場で、天井には赤と白のストライプのアーチが続いています。規模は大きくありませんが、お土産店を中心に地元の物産を販売するお店などが軒を連ね、活気あるバザールです。

エディルネの場所・行き方

日本からエディルネまでは、ターキッシュエアラインズの直行便でイスタンブールまで行きます。イスタンブールからは、陸路で約2時間半~3時間なので日帰り旅行も可能です。1時間に1本以上バスが運行しているので便利です。

エディルネの歴史

ミマール・シナン

エディルネ地域一帯の人々の起源は、マケドニアがこの地を支配していた時代まで遡ります。紀元前2世紀にローマに征服され、ローマの五賢帝の一人ハドリアヌス帝がバルカン支配の拠点としてこの町に目をつけました。そして、四角い城壁に囲まれたローマ都市を整備して、自らの名をとってはハドリアノポリスと名付けました。ちなみに、この町の名前として広く知られるアドリアノープルは、ハドリアノポリスの英語形です。

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この地は、アバール人、ブルガール人の占領に続き、二度も十字軍の略奪を受けましたが、1361年にムラト1世が征服しオスマン帝国領に。さらに1365年に宮殿を築きオスマン帝国の首都として約90年間、ヨーロッパ進出の前線基地となり、行政、通商、文化の中心地として栄えました。オスマン帝国の首都となったコンスタンティノープル(現在のイスタンブール)の陥落後は、帝国第二の都市としてバルカン半島征服の拠点となりました。

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その後、ギリシャ、ブルガリア、ロシアと支配国が次々と代わりましたが、1922年最終的にトルコ領に復帰しました。

エディルネの名物グルメ

世界三大料理の一つに数えられるトルコ料理は代表的なメニューの他に、都市ごとのご当地グルメが多数存在します。ここでは、エディルネの名物料理やお菓子、飲み物をご紹介致します。

タヴァ・ジエル

タヴァ・ジエル エディルネ

Ankara, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons

エディルネでまず食べたい名物グルメは、「タヴァ・ジエル」というレバーの唐揚げです。トルコ語でタヴァは揚げ物、ジエルはレバーを意味し、エディルネの町中には何軒もタヴァ・ジエルのお店があります。

薄切りにした新鮮な牛のレバーをサクっと揚げてあり、衣が薄付きなので重すぎず、いくらでも食べられてしまいそうな料理です。レバーですが独特の臭みがなく、ホルモン系が苦手な方でも食べられる味かと思いますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。

キョフテ

トルコ料理 キョフテ

キョフテは牛肉や羊の挽き肉を使ったトルコ風のスパイシーなミニハンバーグで、エディルネの名物料理です。スパイスと玉ねぎが挽き肉にしっかり練り込まれていて、お肉本来の美味しさが引き立っている料理です。

「キョフテ」はスパイスが癖になるトルコ風ハンバーグ!レシピやおすすめのお店を紹介

白チーズ

トルコ チーズ

あまりイメージがないかも知れませんが、実はトルコには130種類以上のチーズがあるといわれるほどチーズ大国なのです。

中でも特に人気があるのが、フェタチーズに似た「ぺヤズ・ペイニール」という白チーズで、エディルネ産のものが特に美味しいとされています。木綿豆腐のような見た目で、ほろっとした食感が特徴です。塩っけがあるので、好みに合わせて塩抜きして食べます。そのまま食べてもサラダにのせても美味しいチーズです。

フェタチーズとは?簡単レシピや食べ方・日持ちなど徹底紹介

バーデム・エズメシィ

バーデム・エズメスィ

バーデム・エズメシィは、アーモンドと砂糖を練り合わせたペースト状のお菓子でエディルネのお土産として人気があります。ケーキの飾りつけに使われるマジパンに似ています。

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カヴァラ・クラビエスィ

三日月型でアーモンドがたっぷり入ったクッキーです。ホロホロとしたクッキーの食感とアーモンドのザクザクした食感がクセになるお菓子です。

甘くて美しいトルコスイーツの魅力!バクラヴァやハルヴァ、ロクムなど

ハイダーリイェ

ハイダーリイェは、葡萄ジュースにマスタードとマジパンをミックスしたジュースです。乳酸発酵飲料でエディルネの名物です。他では中々味わえないジュースですので、是非試してみて下さい。

エディルネのお土産

せっかくトルコ旅行に行ったら、都市ごとのお土産を買いたいですね。ここで、エディルネで人気のお土産をご紹介致します。

フルーツ石鹸

エディルネ フルーツ石けん

フルーツの形をした石鹸は、エディルネ土産として有名です。色鮮やかで華やかなフルーツ石鹸は、バスケットに数種類まとめて入っているものやバラ売りされているものがあります。フルーツ石鹸は、もともと花嫁道具を入れる箱の中の防虫剤や芳香剤として発達しましたが、現在はエディルネを代表するお土産物になっています。

トルコで人気のお土産を一挙紹介!雑貨・お菓子・アクセサリー

逆さチューリップのグッズ

セリミエ・モスクに一つだけある逆さチューリップをモチーフにしたグッズは、エディルネ土産として人気があります。カラフルなマグネット等は値段も手頃で、ばらまき用のお土産にもピッタリです。

エディルネで全国大会!トルコの国技・ヤールギュレシ

オイルレスリング トルコ

トルコの伝統的なスポーツに「ヤールギュレシ(オイルレスリング)」と呼ばれる格闘技があり、国技とされています。日本では「トルコ相撲」と呼ばれるこの格闘技は、選手が上半身は裸で、牛皮で作られた「クスベット」という黒い皮のズボンを身に着け、全身に大量のオリーブオイルを浴びて組み合う競技です。

ルールは、相手を仰向けにさせるか、持ち上げたまま3歩進む、または降参させれば勝ちです。オイルを塗る事により体がつかみにくくなり、腕力と技巧が必要な格闘技です。

ヤールギュレシのチャンピオンシップは、毎年7月にエディルネ郊外のクルクプナルで行われています。試合は、約20㎝の牧草がみっしり生えている専用スタジアムで行われ、各地の予選を勝ち進んだ選手が出場できます。この大会は、「クルクプナルオイルレスリングフェスティバル」として、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。約650年という長い歴史と伝統を持つ大会で、この時期にはレスリング好きがエディルネの町に集まります。

トルコ相撲(ヤールギュレシ)とは?無形文化遺産のオイルレスリング

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