トルコおすすめ観光案内 アンカラ

アンカラとは?トルコの首都の歴史とおすすめ観光スポット・グルメ

更新日:2023.02.28

投稿日:2021.11.16

Views: 3381

アンカラ トルコ

トルコの都市の中で名高いのが「イスタンブール」。日本からの直行便も発着しているので、“トルコの首都はイスタンブール”と思われている方も少なくないはず。でも違います。トルコの首都は「アンカラ」なのです

しかし、トルコ旅行に行くならイスタンブールやカッパドキアなどの都市が最初に挙げられ、残念ながらアンカラはなかなか候補地として挙がってきません。

ですが、アンカラにも見どころはしっかりあります!そんなアンカラはどんなところなのか?など、アンカラについて詳しく解説していきます。

トルコの首都「アンカラ」とは?

アンカラ

トルコの首都「アンカラ(Ankara)」はアナトリア半島の中央部、トルコの真ん中あたりに位置しています。

アンカラは旧石器時代からの歴史を持つとても古い街ですが首都しての歴史は浅く、トルコ共和国が誕生した1923年に初代大統領の「ムスタファ・ケマル・アタテュルク(Mustafa Kemal Atatürk)」によって首都と定められました。この時のアンカラの人口はわずか6万人でした。

首都と定められてからアンカラは急速に近代都市へと発展していきます。現在も経済・文化・観光の中心はイスタンブールにありますが、トルコの政治の中枢はアンカラにあり、アンカラはイスタンブールに次ぐトルコ第2の都市となっています。

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【アンカラの基本情報】

地方 中央アナトリア地方
県/市 アンカラ県/アンカラ市
人口 566万4,000人(2021年)
面積 25,706㎢

アンカラの歴史

ターキッシュアンゴラ トルコ 猫 トルコ 猫

アンカラの歴史は旧石器時代にまで遡ります。古代ヒッタイト時代(紀元前1600年頃)から人が住んでいた形跡が残っており、フリギュア時代では、谷底の意味を持つ「アンキュラ(Ancyra)」と呼ばれていました。

紀元前189年にローマ帝国に占領されると、この地は「アンゴラ(Angora)」の名で知られるようになります。以降、1930年までアンカラは「アンゴラ」と呼ばれていました。

ローマ人はアンゴラの地をローマ都市として整備するため、さまざまな建造物を建てました。この時の建造物は現在もアンカラの街に遺跡として残っているので見ることができます

ちなみに、日本でも人気の高い長毛種猫“ターキッシュアンゴラ”は、アンカラ付近の山岳地帯原産とされることからその名が付きました。

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紀元前25年以降、アンゴラはローマ帝国のガラティア州の首都となりますが、その後はササン朝、アッバース朝、セルジューク朝、イルハン朝などの勢力下におかれたのち、1356年にオスマン朝の領土となります。

1402年にはティムール軍とオスマン朝軍との間で起こった「アンカラの戦い」で一時的にティムールに領土を奪われてしまいますが、翌1403年にオスマン朝に戻りました。

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トルコ共和国の首都「アンカラ」誕生

スタファ・ケマル・アタテュルク

第一次世界大戦終結後、戦勝国によってオスマン帝国の分割が進められます。ギリシャによってアナトリア西南部が占領され、アンカラにも英仏軍が進駐してきます。これに反対して決起したトルコ人たちの抵抗政権が1920年、アンカラに樹立されます。その指導者がトルコ共和国の父であり、後のトルコ初代大統領「ムスタファ・ケマル」です。

「瀕死の病人」といわれていたオスマン朝末期の国内の混乱の中、ムスタファ・ケマルは革命の火の手を上げ、列強による分割・植民地化の危機からトルコを救い、1923年にアンカラを首都とするトルコ共和国を樹立しました

首都となったアンカラは官僚の移住などにより急速に人口が増え、さらに経済発展に伴う人口の集中で、旧都イスタンブールに次ぐトルコ第2の都市に成長し現在に至ります。

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ちなみに、トルコ初代大統領となったムスタファ・ケマル・アタテュルクの「アタテュルク(Atatürk)」という呼称ですが、トルコ語で「アタ=父」、「テュルク=トルコ」を意味し、アタテュルクは“トルコの父”を意味しています。アタテュルクの本来の名は「ムスタファ」になります。

アンカラのおすすめ観光スポット

トルコの首都となってから急速に発展したアンカラはトルコの中でも最もヨーロッパ化された都市ともいえます。それによって近代化の印象も強いですが、歴史の古いアンカラの街には歴史的建造物などが数多く残されていて、観光スポットも多くあります。

東西文明が溶け合うアンカラで歴史と文化が学べる、アンカラ観光に欠かせない観光スポットを紹介します。

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アタテュルク廟

アタテュルク廟 アンカラ

アタテュルク廟はその名のとおり、トルコ共和国の父ムスタファ・ケマル・アタテュルクを葬るために、1944~1953年に造られた霊朝です。オルハン・アルダとエミン・アナトの2人の建築家によって完成されました。

入口は2カ所あり、一般的な入口はアナドル駅の少し南にある入口になります。参道の入口には内部の構造の説明やアタテュルクの葬送の様子を示した「独立の塔(İstiklâl Kuleleri)」と「自由の塔(Hürriyet Kuleleri)」があり、それぞれの前に3人ずつの男女の像があります。

男性はトルコを担う学業、農業、軍事に携わる青年像、女性像のひとりはアタテュルクの死を悼んで泣いている姿となっています。その先にはライオン像が並ぶ「ライオン・ロード」という参道が続きます。

参道を進むと広い霊朝の前に出ます。左側の大きな柱に支えられた建物にはアタテュルクのお墓が収められています。アタテュルクのお墓と広場を隔てて相対する位置にあるのが、トルコ共和国第2代大統領の「イスメット・イノニュ(İsmet İnönü)」のお墓となっています。

建物を取り囲むようにある回廊は博物館になっており、アタテュルクの蝋人形や肖像画、各国要人からの贈り物、愛用した品々などが展示されています。

アタテュルク廟が建つ丘はアンカラ市街全体が見渡せる位置にあり、アンカラ屈指の眺望スポットにもなっています。

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【アタテュルク廟|観光情報】

名称 アタテュルク廟(Anıtkabir)
住所 Yücetepe, Akdeniz Cd. No:31, 06570 Çankaya/Ankara, Turkey
開館時間 9:00~17:00(冬季は16:00まで)
定休日 なし
入場料 無料
公式サイト https://www.anitkabir.com.tr/

アナトリア文明博物館

アンカラ アナトリア文明博物館

アナトリア博物館は、おもに新石器時代から鉄器時代にかけてアナトリアの地で栄えた文明の遺物を展示している、アナトリアの歴史を伝える世界的にも有名な博物館です。

特にヒッタイト王国に関する収蔵物は世界有数の規模を誇っているので必見です。ヒッタイト王国とは、インド・ヨーロッパ語族ヒッタイト人が紀元前18世紀ごろに建国した古代王国です。人類史上、最初に鉄製の武器を使用した民族として知られています。

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アナトリア博物館にはヒッタイト王国に関するもの以外にも、人類最古の集落ともいわれる「チャタルホユック」に関するものや、青銅器時代に関するもの、アッシリア時代の土器、ヒッタイトを滅ぼした海洋民族とも言われるフリギュア王国時代に関するものなど、様々な出土品も展示されています。

アナトリア博物館は、文明発祥の地とも言われているアナトリア地方の歴史が学べるとても貴重な博物館です

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【アナトリア文明博物館|観光情報】

名称 アナトリア文明博物館(Anadolu Medeniyetleri Müzesi)
住所 Kale, Gözcü Sk. No:2, 06240 Ulus/Altındağ/Ankara, Turkey
開館時間 8:30~19:00(冬季は18:00まで)
定休日 祝日
入場料 45TL
公式サイト https://muze.gov.tr/muze-detay?SectionId=AMM01&DistId=AMM

アンカラ城

アンカラ城

アンカラ城は、アナトリア文明博物館の裏の坂道を登った丘の上にあります。基礎となったのはローマ時代のもので、内側の城壁は7世紀にアラブの侵攻に備えてビザンツ帝国が築いたものです。外側は9世紀のビザンツ皇帝ミハイル2世が強増しました。南端には立派な城門が残り、時計塔にもなっています。

ここから内城へ続くカレイチ通りは修復がされ、城下町らしい町並みが広がっているので歩いていても楽しいです。

また、城壁に囲まれた敷地内は古き良き町並みが残されており、この町並みも見どころです。オスマン帝国時代から何も変わっていないような村の風景が残り、まるでタイムスリップしたかのような気分になります。

そして、城塞に併設されている東塔からはアンカラ市内を一望でき、旧市街の古い町並みと発展したアンカラの高層ビルが立ち並ぶ街並みの両方が望める、他ではなかなか見ることのできない絶景を見ることができます。

【アンカラ城|観光情報】

名称 アンカラ城(Ankara Kalesi)
住所 Kale, 06240 Altındağ/Ankara, Turkey
開館時間 24時間(東棟のみ9:00~18:00)
定休日 なし
入場料 無料

ローマ時代の遺跡

アンカラはローマ時代、「アンゴラ」と呼ばれ繁栄していました。当時の建造物は現在も遺跡として残っておりアンカラの街中ではローマ時代の建造物をあちこちで見ることができます

アンカラに来たら見逃せない、アンカラの街に残るローマ時代の遺跡を紹介します。

ローマ浴場跡(Roma Hamamı)

ローマ浴場跡

アンカラ市内に残るこのローマ浴場は、3世紀にカラカラ帝が造ったローマ式大浴場で、1939年に偶然発見されました。広大な敷地には、更衣室、蒸気浴室、温水室、冷水室など部屋が広がっています。見学可能な時間は8:30~17:00(無休)、料金は6TLとなります。

ユリアヌスの柱(Jülian Sütunu)

ユリアヌスの柱は、362年にローマ皇帝ユリアヌスのアンカラ訪問を記念して建てられました。コリント様式の柱で高さは15mあります。元々はアタテュルク像があるウルス広場にありましたが、1934年に現在の県庁前に移されました。

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アウグストゥス神殿(Augustus Tapınağı)

アウグストゥス神殿はアンカラ市内に残る重要な遺跡のひとつです。建設には諸説あり、紀元前2世紀に女神キベーレに捧げるために建てられた説と、ローマ皇帝アウグストゥスの命により紀元前25年に建てられた説とがあります。

現在では2枚の巨大な壁が残るのみとなっていますが、壁にはギリシャ語とラテン語で初代ローマ皇帝アウグストゥスの生涯にわたる功績を記した『神君アウグストゥスの業績録』のコピーが刻まれており、「アンキューラ記念碑」としても有名です。

刻まれている業績録の原文は消滅してしまっているため、アンキューラ記念碑は現存している重要な史料でもあります。

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コジャテペ・モスク

コジャテペ・モスク

アンカラ市内には複数のモスクがありますが、その中でも代表的なのが「コジャテペ・モスク(Kocatepe Camii)」で、アンカラ最大のモスクでもあり、世界でも最も大きなモスクのひとつでもあります

モスクの最大収容人数は24,000人、4本のミナレット(尖塔)を持ち、ミナレットの高さは88mもあるので、アンカラ市内のどこからでもその姿を見ることができます。アンカラのランドマーク的存在でもあるコジャテペ・モスクですが、20年もの歳月をかけて1987年に完成した比較的新しいモスクです。

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内部もとても豪華で、壁を彩るのは鮮やかなトルコタイル、中央には大きなシャンデリアが吊り下げられ、天気の良い日にはステンドグラスからたくさんの光が差し込み、幻想的な雰囲気を楽しむことができます。

礼拝の時間以外であれば、観光客も自由に見学することが可能です。モスクには腕や足を露出する服装では入場することはできません。訪れる際には服装にも注意して、女性は髪をフカーフで隠し、男性は短いズボン控えましょう。

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【コジャテペ・モスク|観光情報】

名称 コジャテペ・モスク(Kocatepe Camii)
住所 Kültür, Dr. Mediha Eldem Sk. No:67, 06420 Çankaya/Ankara, Turkey
入場料 無料

アンカラの地図と歩き方

トルコの首都だけにアンカラの街はとても広いので、エリアごとに捉えると分かりやすいです。その中でも街歩きに役立つ代表的なエリアを紹介します。

ウルス(Ulus)|庶民的で親しみやすいエリア

ウルス

ウルスは庶民的なエリアで、バザールや安いロカンタ(大衆食堂)、カフェなどが多くあります。東にはアンカラ城がそびえ、アナトリア文明博物館もこのエリアにあります。

また、「ハマモニュ(Hamamönü)」と呼ばれる地区では旧市街が次々と復元されており、世界遺産の町「サフランボル」に似た懐かしい風景を楽しむことができます。

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クズライ(Kızılay)|アンカラ屈指の繁華街

アンカラ中心街の南側に位置するクズライ地区は、アンカライとメトロの乗換駅ともなっている場所で、大きなシッピングモールから、ショップ、レストランなどが数多くあります。夜になるとバーやナイトクラブは大盛況で、アンカラ随一の繁華街です。

アンカラ最大のモスク「コジャテペ・モスク」があるのはこのクズライ地区東側の丘の上です。

ガーズィ・オスマン・パシャ/G.O.P(Gazi Osman Paşa)

ガーズィ・オスマン・パシャは、日本で言う広尾や麻布十番のようなエリアで、センスの良いレストランやバーが軒を連ねています。おしゃれなショップも多く、ショッピングを楽しむこともできます。

また、このエリアには大使館も多く、日本大使館もこのエリアにあります。ガーズィ・オスマン・パシャを略して「G.O.P(ゲーオーペー)」と呼ばれることが多いです。

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アンカラの交通ガイド

アンカラ 交通 トルコ

アンカラ市内は交通網も発展しており、

  • アンカライ(Ankaray)と呼ばれるミニ地下鉄
  • メトロ(M1~M3線)
  • 市内バス

が運行しています。アンカラの市内交通網は、中心街から近郊までの広い範囲をカバーしています。

旅行者にとって使いやすいのは、旧市街ウルスと中心街クズライを結ぶメトロのM1線と、アタテュルク廟の最寄り駅アナドル(Anadolu)が通るアンカライでしょう。

これら乗り物の利用の際は、1回券または「アンカラカード(Ankara Kart)」というチャージ式IC乗車券を利用します。ただし、民営バスではアンカラカードの利用不可となっています。

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アンカラの場所・アクセス

トルコのほぼ中央部に位置しているアンカラですが、残念ながら日本からの直行便は運航していません。日本からアンカラへ行く際は、おもにイスタンブールを経由していくこととなります

一番早い手段は飛行機で、イスタンブールから飛行機を利用した場合の所要時間は1時間20分ほどです。

また、イスタンブールから列車やバスで行くこともでき、列車の場合は高速鉄道「ユクセック・フズル・トレン(YHT=Yüksek Hizli Tren)」で約4時間、バスの場合は5~7時間ほどの所要時間です。

時間に余裕のある方は、車窓観光を楽しみながら陸路で移動するのもいいかもしれません。

空の玄関口「エセンボーア国際空港」

飛行機を利用してアンカラを訪れる場合に利用するのが「エセンボーア国際空港(Ankara Esenboğa Havalimanı)」です。国際線はターキッシュエアラインズのヨーロッパ諸国行きやカタール航空など、現在11社の航空会社が就航しており、国内線ではターキッシュエアラインズとトルコのLCCペガサス航空が就航しています。

空港利用者の約70%は国内線利用者といわれ、イスタンブールをはじめ、イズミールやアンタルヤなどさまざまな都市、合計35路線を結んでいます。

空港内の施設やサービスは充実しているので、退屈せずに搭乗までの時間を過ごすことができます。

空港から市街地までのアクセス

アンカラ トルコ 首都

エセンボーア国際空港はアンカラの中心部から約28kmの場所にあります。2022年現在の市街地までのおもな移動は、エアポートバス、ローカルバス、タクシーとなります。

エアポートバス「ベルコ・エア(BelkoAir)」は、午前5時~午前0時の間は30分に1本、これ以外の時間帯は60分に1本運行しており、料金は8TLで所要時間は40~50分となります。

タクシー利用の場合は、市内まで平均85~100TLとなっています。

現在、エセンボーア空港からアンカラYHT駅を結ぶ路線が建設中です。完成すれば、ますます便利になること間違いなしです。

陸の玄関口「アンカラYHT駅」と「アンカラ駅」

アンカラには2つの駅があります。1つ目が、YHTでイスタンブールからアンカラを訪れる際に利用する、高速鉄道YHTが乗り入れている「アンカラYHT駅(Ankara YHT Garı)」です。

この駅は、YHT専用の駅舎として2016年に完成しました。アンカラYHT駅には食料品店などもあり、明るい駅舎でセキュリティもしっかりされているので安心して利用できます。

そしてもう1つの駅が「アンカラ駅(Ankara Garı)」です。おもにエキスプレス(Ekspresi)と呼ばれる特急列車で利用します。アンカラ駅はアンカラYHT駅の目の前、ウルス地区側に入口があります。

この2つの駅がある場所は、市内のほぼ中心部の便利な立地になっています。

アンカラのバスターミナル「アシュティ(A.Ş.T.İ)」

アンカラ バスターミナル トルコ

トルコ語ではバスターミナルのことを「オトガル(Otogar)」と言いますが、アンカラのオトガルは、アンカラ・インターシティ・バスターミナル(Ankara Şehirlerarası Terminal İşletmesi)の略、「アシュティ(A.Ş.T.İ)」と呼ばれています。

イスタンブールなどの都市から長距離バスを利用してアンカラを訪れる場合、バスはこのアシュティに到着します。アシュティには、荷物預け所やコインロッカー、売店にレストランなど、ひととおりの設備が整っているので、アンカラ観光の拠点にするにも便利です。アシュティは、アンカライの「アシュティ駅」が最寄り駅となります。

見逃せないご当地グルメ!「アンカラ・ドネル」

ドネルケバブ

トルコの首都になる前のアンカラは、オスマン帝国の小さな町にしかすぎませんでした。そのため、アンカラには特別な伝統料理というのはありません。しかし、「アンカラ・ドネル(Ankara Doner)」と呼ばれる“ご当地グルメ”が存在します。

世界三大料理のひとつであるトルコ料理で最も知られている料理が「ケバブ」ですが、そもそもトルコでケバブと言えば、お肉や魚、野菜などをローストして調理する料理の総称であり、トルコには「○○ケバブ」と言った多くの種類のケバブ料理があります。

ケバブはトルコを代表する料理!種類やおすすめレシピも紹介

その中でも日本でお馴染みなのは「ドネルケバブ(Doner Kebab)」で、最近では街中でもよく見かけます。ドネルケバブの「ドネル(Doner)」とはトルコ語で回転を意味し、ドネルケバブとはすなわち“回転して焼いたもの”といった意味になります。ドネルケバブはトルコ国内でもポピュラーな料理で、ファーストフードとしても人気です。

トルコの肉料理ドネルケバブとは?本場と日本の違いやおすすめレシピ

アンカラ・ドネルの特徴

アンカラのご当地グルメ「アンカラ・ドネル」はドネルケバブの一種で、いわば“ご当地ケバブ”です

一般的なドネルケバブと違う点は、材料と焼き方にあります。

まず材料ですが、アンカラ県内のチュブック(Çubuk)、ベイパザル(Beypazarı)、ケレジック(Kalecik)、ポラットル(Polatlı)、ハイマナ(Haymana)で自生する植物を餌に育てられた40㎏以上の雄の子羊の最長筋からとれたお肉(ロース)のみを使用します。尾脂以外の脂身は一切使いません。

そして焼き方ですが、下味を付けた後、串に刺してナラの炭火でゆっくりじっくりと焼いていきます。焼きあがったお肉はバゲットに挟んだり、薄いピタパンで巻いて食べますが、アンカラではバゲットに挟んで食べるのがおすすめです。

トルコ料理は世界三大料理!ケバブなど定番有名メニューを徹底紹介

アンカラ・ドネルはトルコ特許商標庁に承認されている、れっきとしたご当地グルメです。アンカラに旅行で訪れた際は是非お試しください!

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アンカラ観光のポイント

アンカラ

アンカラの気候・気温

トルコの中心部よりやや北西に位置しているアンカラは、日本で言うならば、関東よりやや涼しいくらいの気候となっています日本同様に四季がありますが、年間を通して降雨量が少ない地域なのが特徴です。

平均気温はイスタンブールと似ており、夏の7月~8月は20℃台後半ほどの気温で、日本のような湿気もなく乾燥しているので過ごしやすいです。ただし、冬はイスタンブールよりも冷え込み、気温が氷点下まで下がる日も少なくありません。

トルコの気候を解説!季節別の服装や観光地のベストシーズンも紹介!

アンカラ観光のベストシーズンと服装は?

アンカラ トルコ 首都

春と秋の比較的温暖な時期がアンカラ観光のベストシーズンといえます。日本の関東と比べて気温差に大差はないので、基本的には日本での服装と同様で問題ありません。ただし、冬に訪れる場合には、雪が積もるほどの寒さなので防寒対策はしっかりとしましょう。

アンカラの治安情報

2022年現在の外務省による危険情報で、アンカラが位置するアナトリア半島中心部に危険情報は出されていません。ですが、トルコに限らず海外旅行においては、スリや窃盗、詐欺などの海外旅行で一般的に気を付けるべき軽犯罪への可能性には十分に注意をしてください。

首都のアンカラには日本大使館があります。個人で訪れた際に現地で盗難などの被害や病気になってしまったなど、万が一の事態でお困りのときは大使館へ相談しましょう。

トルコの治安とトルコ観光旅行中の注意点をご紹介

【在トルコ日本大使館情報】

名称 在トルコ日本国大使館(Japonya Büyükelçiliği)
住所 Çankaya, Reşit Galip Cd. No:81, 06692 Çankaya/Ankara, Turkey
現大使 鈴木量博(2022年4月現在)
電話番号 +90-(0)-312-446 05 00(代表)
開館時間 9:00~13:00、14:30~17:30
公式サイト https://www.tr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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