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アスペンドス遺跡とは?アナトリア最大の古代劇場は必見!

更新日:2023.04.05

投稿日:2022.11.11

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アスペンドス遺跡 円形劇場

アスペンドス(Aspendos)は、トルコ地中海地方のアンタルヤ(Antalya)から東へ約39㎞のセリク(Serik)という小さな町の近郊にある遺跡です。古代にはパンフィリアで最も重要な都市だったとされています。パンフィリアは、トルコの小アジア南部、リュキアとキリキアに挟まれ地中海からトロス山脈までの間の地方を示した古代の地名です。

特に、ほぼ当時の完ぺきな状態で保存されている古代劇場が有名で、現在でもオペラやバレエ公演の会場として利用されています。ここでは、古代都市アスペンドスの歴史や遺跡の見どころをご紹介します。

アスペンドス遺跡観光の見どころ

アスペンドス遺跡 トルコ

アスペンドスのアクロポリス

小アジアの古代都市の特徴であるアクロポリス(高いところ、高市を意味する古代ギリシャ都市のシンボルとなった小高い丘)がアスペンドスにもあり、その裾野には後のヘレニズム時代に建てられた街区がありました。

丘の高さは40m、遺跡の広さは800m×500mほどで、急斜面の要所は石壁で補強されています。アスペンドスのアクロポリスは、神殿やアゴラ(広場)、教会堂などがあった上市と、劇場や競技場、ローマ浴場などがあった下市の二部で成り立っていました。

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小アジア最大の古代劇場跡

アスペンドス 大劇場 アンタルヤ

アスペンドス遺跡には、世界で最大級のローマの古代劇場がほぼ完璧に近い状態で保存されています。この劇場は、2世紀にローマ皇帝マルクス・アウレリウスの命により、アスペンドス出身の建築家ゼノンが建造しました。

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観客席は中央通路を隔てて上と下にわかれ、最上段には柱廊がしつらえられています。舞台の壁はイオニア様式とコリント様式双方を取り入れた柱で飾られています。舞台や楽屋も綺麗な状態で残っています。

観客席は直径95mの半円形で、15,000~20,000人が収容可能でした。劇場の客席上部は並んだアーチ型の装飾が美しく、高い場所から舞台を見る光景は爽快です。また、音響効果が良いことも有名で、ステージを取り囲むような造りから素晴らしい音響効果を想像することができます。

13世紀のセルジューク朝時代にはキャラバンサライ(隊商の為の取引きや宿泊施設)として利用されていた時期もあります。

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この劇場は単なる遺跡としてだけでなく、現在も毎年夏にトルコやヨーロッパが物語の舞台となった神話や伝説を題材としたオペラやバレエが公演される現役の劇場でもあります。野外の開放的な雰囲気の古代劇場での生観劇は格別です。

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アスペンドス国際オペラフェスティバル

アスペンドス遺跡 円形劇場 アンタルヤ

アスペンドスの古代劇場では、1994年以来トルコ国立オペラバレエ局によって、アスペンドス国際オペラフェスティバルが毎年6月と7月に国際的に開催され、いくつかの国のオペラやバレエ団体が参加しています。2000年もの歴史を有する古代遺跡が醸し出す音響効果は、アート建築ともいえます。

また、2003年10月にはヨーロッパでも権威ある組織のひとつ欧州フェスティバル協会(EFA)に承認され、国際的に重要なフェスティバルであると認められました。

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アスペンドスの水道橋跡

アスペンドス遺跡 トルコ

アスペンドス水道橋は、遺跡都市から約1㎞の場所にあります。ローマ時代の水道施設を現在に伝える世界最大級の水道橋です。約30㎞先のトロス山脈の水源から水を運び、紀元前2世紀頃からアスペンドスに住む人々の生活のための水を確保していました。

現在残っているのは約1㎞に及ぶ水道橋のアーチ部分と柱が点々と建っているのみですが、過去に都市として栄えたアスペンドスを知るために古代劇場に次ぐ重要な遺跡です。この水道橋は、建築家ティベリウス・クラウディウス・イタリクスによって建てられ、町の為に提供されたことが、遺跡から発見された碑文に明確に書かれています。

アスペンドスの歴史

アスペンドス遺跡 劇場

アスペンドスは紀元前1000年にギリシャの植民都市として建設された、パンフィリアの主要都市でした。肥沃な土壌で農耕に適し、さらに交易港も持つ植民地として栄えました。アレキサンダー大王の遠征やペルガモン王国に治められた後、ローマ帝国の領土となり2~3世紀に黄金時代を迎え、公会堂や噴水などもつくられました。

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その後、ローマ帝国が分裂すると大規模な地震がアスペンドスで起こりました。また、下市にあった港も河川からの土砂により埋まり、7世紀頃には荒廃していきました。

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古代の貨幣鋳造の拠点としても知られていた

アスペンドスは、独自のコインを最も早く鋳造した都市の一つで、紀元前500年頃から硬貨を発行しはじめました。オリンピック競技であったレスリングの様子や投石をする人物が刻まれたステタル銀貨などが見つかっていて、ネットなどで高額で取引されています。

アスペンドスの場所・アクセス

アンタルヤ国際空港

日本からアスペンドスに行く際は、ターキッシュエアラインズの直行便でイスタンブールまで行き国内線に乗り換えて、アスペンドス観光の拠点となる町アンタルヤへ行きます。

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イスタンブールからアンタルヤまでは国内線で約1時間です。アンタルヤ空港からアスペンドスは車で約40分の距離にあります。

アスペンドスの気候

アスペンドス遺跡のあるアンタルヤ県は、トロス山脈が北からの風を遮るので冬でも温かい地中海性の気候です。

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夏は暑くなりますが、雨が少なく湿度が低いのでカラッとしていて過ごしやすいです。

アスペンドス近郊の観光スポット

アスペンドス遺跡のあるトルコの地中海地方アンタルヤ県には、歴史ある観光スポットが点在しています。ここでアスペンドスと合わせて観光を楽しみたいスポットをご紹介致します。

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ペルゲ

ペルゲ遺跡 アンタルヤ トルコ

アンタルヤ市内から東に20キロ程のアクス川の湖畔にある丘に、ローマ時代に栄えた植民地パンフィリアの都市国家ペルゲ(Perge)の遺跡があります。

町の起源は明確にわかっていませんが、紀元前10世紀頃にはこの場所に町ができたとされています。その後、紀元前4世紀にアレキサンダー大王の領土として歴史に登場して以来、ローマ時代を通して栄えました。初期キリスト教布教の重要拠点でもあり、聖パウロも訪れたといわれています。

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現在ペルゲ遺跡で見られるものの多くはローマ時代のものです。

ペルゲのアクロポリス

ペルゲ遺跡 トルコ

海抜50mほどにあるペルゲのアクロポリスの丘の遺跡には、城壁の他にアルテミス神殿と伝えられる建造物の跡があります。その隣には、ローマ時代のキリスト教会跡も見られます。

アクロポリスの丘の麓には、三方を丘陵で囲まれた街区の遺跡が広がっています。街区には、浴場やビザンツ教会、ガイウス・ユリウス・コルナトゥスの居城跡などがあります。

円形劇場跡

起源3世紀に丘の斜面を利用して造られたペルゲの大劇場は、13,000人を収容できたそうです。

ペルゲ遺跡 トルコ

競技場

紀元前2世紀に建てられたペルゲの競技場は、大きさ234m×34mで、収容人数12,000人と圧巻の規模を誇ります。

ペルゲ遺跡の歴史や観光の見どころは?トルコの古代都市遺跡

スィデ(シデ)

シデ スィデ トルコ

スィデは、アンタルヤから75㎞ほどの場所にある、紀元前7世紀頃にギリシャ人によって造られたイオニアの植民都市です。長く栄えた都市国家で、途中アレキサンダー大王に破壊されましたが、1~2世紀には最大の繁栄期を迎え、数々の建造物が築かれました。

スィデは、「ザクロ」という意味を持つ古代の港でトルコでも有名な古代遺跡の一つに数えられています。

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スィデ古代劇場

スィデ古代劇場は2世紀に建造され、パンフィリア地方最大の規模で収容人数15,000人を誇っていました。ビザンツ時代には教会として使われていたそうです。

アポロン&アテナ神殿

スィデ半島の先端にあり、地中海の青い海と神殿の白い柱とのコントラストがとても美しいです。ビザンツ時代は教会として使われていましたが、現在は何本かの柱が残るのみとなっています。

シデは古代都市遺跡とビーチの両方を満喫できるトルコの人気観光地

テルメッソス遺跡

テルメッソス遺跡 円形劇場

テルメッソスは、アンタルヤから30キロ程の場所にある古代都市遺跡です。標高1000mを超える山岳地帯にあり、紀元前3000年頃から人が住んでいたと考えられています。古代から人々が生活していたことを感じる遺跡で、当時の様子を偲ぶことができます。山の上にある劇場跡は、「天空の劇場」とも呼ばれ絶景を楽しめます。

アスペンドス観光の拠点・アンタルヤのご当地グルメ

アスペンドス観光の拠点となる町アンタルヤには、美味しいトルコ料理のご当地グルメがいくつかあります。観光と是非一緒に楽しみたいアンタルヤのご当地グルメをご紹介致します。

ピヤス(Piyaz)

アンタルヤ ピヤズ トルコ料理

ピヤスはトルコ料理のメゼと呼ばれる前菜の定番料理で、白インゲン豆や玉ねぎなどの野菜をオリーブオイルで和えたサラダで、トルコ全土で食べられています。

メゼとは?お酒のおつまみにピッタリ!種類豊富なトルコの前菜

アンタルヤのピヤスは少しレシピが異なり、一般的なピヤスにスライスした茹で卵をのせ、タヒニというゴマペーストとレモン汁、塩、水、リンゴ酢またはブドウ酢で作ったスープ主体の料理です。夏はかなりの暑さになるこの地域で、さっぱりした味でクリーミーなサラリと食べやすいスープ風のピヤスは人気料理です。

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ヤヌック・ドンドルマ(Yanık Dondurma)

のび~るアイスで有名なトルコアイスですが、アンタルヤには「ヤヌック・ドンドルマ」という牛乳を焦がしながら作るアイスクリームがあります。焦げた風味が不思議に美味しいアイスです。

ちなみにドンドルマ(ドンドゥルマ)は、トルコ語で「凍らせたもの」を意味する氷菓。トルコアイスがのびるのは、サーレップというラン科の植物の球根を潰して作った粉が入っているためです。

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セレプメボレイ(Serpme Böreği)

トルコの代表的な軽食「ボレキ(ボレイ)」には、「ユフカ」という小麦粉で作った薄い春巻きのような生地にチーズなどの具を挟んで層のように重ねて焼いたり、ユフカで具材を包んで揚げたりと、様々な種類があります。

アンタルヤ名物のセレプメボレキは、「広げるボレキ」という意味で、薄く大きく伸ばした生地に挽き肉やチーズを挟んで焼いた料理です。生地を回し投げながら大きく伸ばす作り方が特徴的です。

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